2007年06月
今日は土曜日!
週末なので、平日よりは診察が多かったかも知れません。
天気も梅雨時とは思えないです。とは言いながらほとんど室内で過ごしているので、周囲の気候の状況がよく分からないことがしばしばですけど・・・
頻繁に行われる勉強会の為か、年齢的な衰えの為か、お疲れモードがなかなかとれません。
今朝は完璧に寝坊してしまいました。笑
皆様済みません・・・・・
今日午後は急患が入りました。
同居のワンコに耳を咬まれたとのことで、診察が有りました。
鎮静下で状況を良く観察して見ると、咬傷により激しく耳介を損傷しています。
耳介軟骨も完全に断裂してしまい、かなりヤバい状況です。
すぐさま緊急的に手術することにしました。
まずは毛刈りを行い、患部の洗浄を行います。
痛みの為か、興奮の為か時折、激しく暴れてしまうので、注射麻酔を加えながら、手術前の患部の処置を行いました。
手術では耳介軟骨の縫合をまず行いました。合成吸収糸で、断裂した部分をデブライドメントしながらちまちま縫合していきます。
その後で耳介の皮膚を縫合していきます。縫合が終わったら耳の形は一応、元に戻った様にも見えます。
その後、耳血腫の治療に使うパットをあてがい、そのパットに耳をマットレス縫合により固定する様にして縫合していきます。
これにより、術後次回に漿液がたまることを防ぐのです。
エリザベスカラーをしておしまいです。
今回の耳介損傷の治療に関しては、
1. 咬傷なので感染病巣になる可能性が高い。
これに対しては漿液、滲出液がたまらない様に出来るだけラフに縫合しました。耳血腫パットで滲出液が有る程度吸収されるはずです。
2. 耳介の損傷が激しく、血行障害を起こす可能性がある。
これに関しては、結果を待つしか無いのですが、耳介の周辺の血行は確保されていたので、何とかならないかなあと期待してます。あとは毎日レーザー治療するしか有りません。
とにかくきれいに治ってほしいです。
疼痛管理がポイントにもなりそうです。
来週は週末から獣医がん研究会が大阪であるので、大変楽しみです。
病院をお休みしてしまうことには大変申し訳なく思いますが、診療に役立つ情報を持ち帰り、良い治療につなげたいと思っていますので、どうかご了承くださいませ。
週末なので、平日よりは診察が多かったかも知れません。
天気も梅雨時とは思えないです。とは言いながらほとんど室内で過ごしているので、周囲の気候の状況がよく分からないことがしばしばですけど・・・
頻繁に行われる勉強会の為か、年齢的な衰えの為か、お疲れモードがなかなかとれません。
今朝は完璧に寝坊してしまいました。笑
皆様済みません・・・・・
今日午後は急患が入りました。
同居のワンコに耳を咬まれたとのことで、診察が有りました。
鎮静下で状況を良く観察して見ると、咬傷により激しく耳介を損傷しています。
耳介軟骨も完全に断裂してしまい、かなりヤバい状況です。
すぐさま緊急的に手術することにしました。
まずは毛刈りを行い、患部の洗浄を行います。
痛みの為か、興奮の為か時折、激しく暴れてしまうので、注射麻酔を加えながら、手術前の患部の処置を行いました。
手術では耳介軟骨の縫合をまず行いました。合成吸収糸で、断裂した部分をデブライドメントしながらちまちま縫合していきます。
その後で耳介の皮膚を縫合していきます。縫合が終わったら耳の形は一応、元に戻った様にも見えます。
その後、耳血腫の治療に使うパットをあてがい、そのパットに耳をマットレス縫合により固定する様にして縫合していきます。
これにより、術後次回に漿液がたまることを防ぐのです。
エリザベスカラーをしておしまいです。
今回の耳介損傷の治療に関しては、
1. 咬傷なので感染病巣になる可能性が高い。
これに対しては漿液、滲出液がたまらない様に出来るだけラフに縫合しました。耳血腫パットで滲出液が有る程度吸収されるはずです。
2. 耳介の損傷が激しく、血行障害を起こす可能性がある。
これに関しては、結果を待つしか無いのですが、耳介の周辺の血行は確保されていたので、何とかならないかなあと期待してます。あとは毎日レーザー治療するしか有りません。
とにかくきれいに治ってほしいです。
疼痛管理がポイントにもなりそうです。
来週は週末から獣医がん研究会が大阪であるので、大変楽しみです。
病院をお休みしてしまうことには大変申し訳なく思いますが、診療に役立つ情報を持ち帰り、良い治療につなげたいと思っていますので、どうかご了承くださいませ。
眼科勉強会。 -
今日は週末とのことも有り、忙しかったです。
フィラリア予防は大片終わったと思っていたのですが、7月になる前になんとか予防を始めようと
これから眼科の研究会が予定されているのですが、突然電話が・・・
話を聞くと状態も悪そう・・・
少し時間・・・・
診察をして見ると、脱水はさほど無い様子、CRPも正常範囲内。
深刻な腹痛等も認められない。
しかし前回の診察と比較して、ソケイヘルニアのヘルニア内容物が大きくなっている。
触診では、消化管か膀胱か分からない。
明日の検査(単純レントゲン、腹部エコー検査)ではっきりさせるつもりです。
嘔吐を抑える為に制吐剤とH2ブロッカーを投与し様子を見る。
眼科勉強会
ここでは日頃の疑問に思った症例を、眼科の専門医に見て頂きます。
今日は頭部外傷を負ったワンちゃんのその後の経過の相談。
若齢性白内障を持ったワンちゃんの現状での評価方法、今後のケアーについての相談。
両眼に見られた前ぶどう膜炎のワンちゃんの評価方法。等をして頂きました。
これらは今後の診察での新たな方針として検討していきます。
勉強会が終わり、遅めの晩ご飯を食べて今帰宅。
先ほどのワンちゃんを観察すると、吐き気は無い様子。
ヘルニアの確認をすると、診察時とは変わらない。とりあえず注射で落ち着いている様子。
明日の朝再度確認し、今後の対応方法については検査の結果も含めて考えることになります。
いやあ〜
なんだかとても眠いっす。
明日に仕事に差し支えない様、睡眠をとらねば・・・
貼付ける写真は特にないので、はじめとダンスです。
はじめ 目つき わりー 笑
フィラリア予防は大片終わったと思っていたのですが、7月になる前になんとか予防を始めようと
これから眼科の研究会が予定されているのですが、突然電話が・・・
話を聞くと状態も悪そう・・・
少し時間・・・・
診察をして見ると、脱水はさほど無い様子、CRPも正常範囲内。
深刻な腹痛等も認められない。
しかし前回の診察と比較して、ソケイヘルニアのヘルニア内容物が大きくなっている。
触診では、消化管か膀胱か分からない。
明日の検査(単純レントゲン、腹部エコー検査)ではっきりさせるつもりです。
嘔吐を抑える為に制吐剤とH2ブロッカーを投与し様子を見る。
眼科勉強会
ここでは日頃の疑問に思った症例を、眼科の専門医に見て頂きます。
今日は頭部外傷を負ったワンちゃんのその後の経過の相談。
若齢性白内障を持ったワンちゃんの現状での評価方法、今後のケアーについての相談。
両眼に見られた前ぶどう膜炎のワンちゃんの評価方法。等をして頂きました。
これらは今後の診察での新たな方針として検討していきます。
勉強会が終わり、遅めの晩ご飯を食べて今帰宅。
先ほどのワンちゃんを観察すると、吐き気は無い様子。
ヘルニアの確認をすると、診察時とは変わらない。とりあえず注射で落ち着いている様子。
明日の朝再度確認し、今後の対応方法については検査の結果も含めて考えることになります。
いやあ〜
なんだかとても眠いっす。
明日に仕事に差し支えない様、睡眠をとらねば・・・
貼付ける写真は特にないので、はじめとダンスです。
はじめ 目つき わりー 笑
昨晩は臨床病理カンファレンスに出席しました。
現在診断治療に悩んでいる、症例の情報をまとめて、その分野の専門科の先生にご意見を伺う勉強会です。
昨晩は嚥下障害を呈しているワンちゃんのことについて議論させていた出しました。
専門の先生に現時点で考えれられる問題と、今後の検査についてある程度方向性が出せたかと思います。
今後の診察に行かすことが出来れば良いと考えています。
また昨日は肥満細胞腫の摘出手術が有りました。
ワンちゃんはゴールデンレトリバーです。見た目はイボのような外観なのですが、細胞診検査で悪性腫瘍が見られました。手術により広範囲に摘出を行うことにしました。腫瘍摘出は通常、正常組織の中に含めて摘出するのですが(マージン:いわゆる余白)肥満細胞腫の場合はそのマージンを2.5〜3cmとる必要が有ると言います。
よってこのワンちゃんの腫瘤もその方法に従い摘出しました。大きく摘出したので皮膚を縫い合わせるのが少々大変でした。麻酔の覚めの順調だったので本日無事に退院しました。摘出した腫瘤は病理検査を行い、2週間後に抜糸します。このあと抜糸まではあまり激しく動かない様にしてもらわねばなりません。
体表に見られる腫瘤(いわゆるおでき)は外観だけで良性か悪性化の区別が出来ません。よってきちんとした細胞診検査をおこない、必要であれば積極的な摘出手術を行う必要も有ります。
子猫 大分大きくなってきました。最近は体調も良く2匹で元気に遊び回っています。
写真はスタッフ自作のキャットタワーです。
本物件は立て付けがいささか悪く、耐震強度をきちんと計算していません。笑
なので猫は安心して乗ることが出来ない様です。笑
箱の中で寝るのが大好きです。個室の方が落ち着くんですねえ〜。
明日は猫の避妊手術が有ります。大きな手術が無いので、手術が終わったら学会の準備をしようと思います。それか超音波検査の練習かな?
それと明日は眼科の勉強会が有るのでその準備もしないといけません。
現在診断治療に悩んでいる、症例の情報をまとめて、その分野の専門科の先生にご意見を伺う勉強会です。
昨晩は嚥下障害を呈しているワンちゃんのことについて議論させていた出しました。
専門の先生に現時点で考えれられる問題と、今後の検査についてある程度方向性が出せたかと思います。
今後の診察に行かすことが出来れば良いと考えています。
また昨日は肥満細胞腫の摘出手術が有りました。
ワンちゃんはゴールデンレトリバーです。見た目はイボのような外観なのですが、細胞診検査で悪性腫瘍が見られました。手術により広範囲に摘出を行うことにしました。腫瘍摘出は通常、正常組織の中に含めて摘出するのですが(マージン:いわゆる余白)肥満細胞腫の場合はそのマージンを2.5〜3cmとる必要が有ると言います。
よってこのワンちゃんの腫瘤もその方法に従い摘出しました。大きく摘出したので皮膚を縫い合わせるのが少々大変でした。麻酔の覚めの順調だったので本日無事に退院しました。摘出した腫瘤は病理検査を行い、2週間後に抜糸します。このあと抜糸まではあまり激しく動かない様にしてもらわねばなりません。
体表に見られる腫瘤(いわゆるおでき)は外観だけで良性か悪性化の区別が出来ません。よってきちんとした細胞診検査をおこない、必要であれば積極的な摘出手術を行う必要も有ります。
子猫 大分大きくなってきました。最近は体調も良く2匹で元気に遊び回っています。
写真はスタッフ自作のキャットタワーです。
本物件は立て付けがいささか悪く、耐震強度をきちんと計算していません。笑
なので猫は安心して乗ることが出来ない様です。笑
箱の中で寝るのが大好きです。個室の方が落ち着くんですねえ〜。
明日は猫の避妊手術が有ります。大きな手術が無いので、手術が終わったら学会の準備をしようと思います。それか超音波検査の練習かな?
それと明日は眼科の勉強会が有るのでその準備もしないといけません。
今日はいくつかの処置が有りました。
1. 猫の去勢手術→無難に終了!
2. 白内障のワンちゃんの眼科診察→若齢性で両眼とも白内障を起こしていました。年齢的なものからも手術が適応となると考え、眼科専門医の診察が必要と判断しました。
3. 1年前から膀胱癌の治療中のワンちゃんですが、急に体調が悪いということで、一通り検査を行いました。レントゲン検査、血液検査、腹部エコー検査です。検査結果は考えていたよりも悪くなく、まだまだがんばれる状態。腎臓の状態を注意しながら、投薬を継続することになりました。
4. 患部の縫合処置:無難に終了!
診察も順調に行われました。
仕事が終了して・・・
今は明日の晩に行われる臨床病理カンファレンスの資料を急ピッチでまとめています。お尻に火がついた様な状態で、かなり焦ってまとめていますが、間に合うのでしょうか?(間に合わさねばなりませんが・・・笑)
さらに
秋の学会の抄録も作らなければならないのに、これもまた、焦ってまとめています。文献をいまは読みあさり、カルテを見直して、何とか形になる様にイメージを作っています。
うむ〜
時間がもっと欲しいです。
1. 猫の去勢手術→無難に終了!
2. 白内障のワンちゃんの眼科診察→若齢性で両眼とも白内障を起こしていました。年齢的なものからも手術が適応となると考え、眼科専門医の診察が必要と判断しました。
3. 1年前から膀胱癌の治療中のワンちゃんですが、急に体調が悪いということで、一通り検査を行いました。レントゲン検査、血液検査、腹部エコー検査です。検査結果は考えていたよりも悪くなく、まだまだがんばれる状態。腎臓の状態を注意しながら、投薬を継続することになりました。
4. 患部の縫合処置:無難に終了!
診察も順調に行われました。
仕事が終了して・・・
今は明日の晩に行われる臨床病理カンファレンスの資料を急ピッチでまとめています。お尻に火がついた様な状態で、かなり焦ってまとめていますが、間に合うのでしょうか?(間に合わさねばなりませんが・・・笑)
さらに
秋の学会の抄録も作らなければならないのに、これもまた、焦ってまとめています。文献をいまは読みあさり、カルテを見直して、何とか形になる様にイメージを作っています。
うむ〜
時間がもっと欲しいです。
梅雨空が続きますね。
昨日は日曜日で午前中の予約診療を終えて、午後は休みをとりました。
午後はまず金魚の水槽の掃除。(毎月一度やらないと、水が真っ黒になってしまうので・・・)
それから病院で使用する消耗品の買い出し。
そのあと私の実家に行きました。私の弟の家族が何故か静岡に遊びにきており、結果的に家族全員が集まる結果になりました。ジジババもさぞ喜んだことでしょう!
私は静岡市の呉服町に車で出かけて、戸田書店へ行き学会用発表に使用する文献を集める為に本探しに行きました。本屋さんではあまり良いものが見つからなかったのですが、気になる文献等を購入しました。(血液の本を2冊、お薬の本を1冊です。)
そして時計屋さんに時計を見に行きました。時計屋さんでは気になっている時計を拝見し、結局2店舗に出向き時計探しをしました。有る有名な時計メーカーのフェアーもやっておりうろうろと店内を見て回りました。最近の時計ってとってもかっこいいですね。
(欲しいなあ〜欲しいなあ〜と思いながら、かっこいい時計を見るだけで帰ってきました。笑)
いつかは買いたいと夢に見ています。
そのあとでパソコンショップへ行きました。
以前学会会場でに現在使用しているiBookを落としてしまい、その頃よりバッテリーの取り付けが悪くぐらぐらとしてしまっていました。そのことから何かと遅くなった様な気もします。大切なデーターが吹っ飛んでしまうと行けないのに、ずっと危ない状況が続いていました。そして昨日新しいMac Bookを購入しました!現在使用しているiBookに比べるとスピードが格段に向上しています。Windowsも快適には知る様なので、Windows環境も作っちゃおうかな!と思っています。
やり方を勉強しなければ行けませんけど。
あすは猫の去勢手術と外傷縫合処置、検査が何件か入っていました。検査を行うワンコちゃんは1年以上治療しており最近重症化している可能性があるので、かなり心配です。
昨日は日曜日で午前中の予約診療を終えて、午後は休みをとりました。
午後はまず金魚の水槽の掃除。(毎月一度やらないと、水が真っ黒になってしまうので・・・)
それから病院で使用する消耗品の買い出し。
そのあと私の実家に行きました。私の弟の家族が何故か静岡に遊びにきており、結果的に家族全員が集まる結果になりました。ジジババもさぞ喜んだことでしょう!
私は静岡市の呉服町に車で出かけて、戸田書店へ行き学会用発表に使用する文献を集める為に本探しに行きました。本屋さんではあまり良いものが見つからなかったのですが、気になる文献等を購入しました。(血液の本を2冊、お薬の本を1冊です。)
そして時計屋さんに時計を見に行きました。時計屋さんでは気になっている時計を拝見し、結局2店舗に出向き時計探しをしました。有る有名な時計メーカーのフェアーもやっておりうろうろと店内を見て回りました。最近の時計ってとってもかっこいいですね。
(欲しいなあ〜欲しいなあ〜と思いながら、かっこいい時計を見るだけで帰ってきました。笑)
いつかは買いたいと夢に見ています。
そのあとでパソコンショップへ行きました。
以前学会会場でに現在使用しているiBookを落としてしまい、その頃よりバッテリーの取り付けが悪くぐらぐらとしてしまっていました。そのことから何かと遅くなった様な気もします。大切なデーターが吹っ飛んでしまうと行けないのに、ずっと危ない状況が続いていました。そして昨日新しいMac Bookを購入しました!現在使用しているiBookに比べるとスピードが格段に向上しています。Windowsも快適には知る様なので、Windows環境も作っちゃおうかな!と思っています。
やり方を勉強しなければ行けませんけど。
あすは猫の去勢手術と外傷縫合処置、検査が何件か入っていました。検査を行うワンコちゃんは1年以上治療しており最近重症化している可能性があるので、かなり心配です。
今日は週末とのこともあって、退院ラッシュでした。
入院場所がいっぱいだったのに夕方以降になると、空き部屋が目立つ・・・笑
手術が終わって、退院できる様になったワンちゃん。
検査が終わって、退院できる様になったワンちゃん。
ペットホテルで、今日チェックアウト予定のワンちゃん。
いやあ〜
気持ちよいくらい、一気に減ってしまいました。
週末になって家族と過ごせる様になって、良かったね。です。
明日は日曜日、午前中は予約の診療を行いますが、午後は休診です。
限られた時間なのですが、家族サービスをしたいと思っています。
今日の小話
先日草むしりをやったのですが、木に毛虫が居たようで、ひどい皮膚炎に悩まされています。
赤いぽつぽつが両手に出来てしまい、痒くて痒くて・・・
四六時中かゆがっています。
血が出るくらいに強いかゆみを訴えているワンちゃん、猫ちゃん達の、気持ちが分かる様な気がします。
かゆみという感覚は、痛みの感覚よりも堪え難いと言います。
やはり原因を見つけて、適切な治療方法を提示するのが大事なんですよね。きっと。
入院場所がいっぱいだったのに夕方以降になると、空き部屋が目立つ・・・笑
手術が終わって、退院できる様になったワンちゃん。
検査が終わって、退院できる様になったワンちゃん。
ペットホテルで、今日チェックアウト予定のワンちゃん。
いやあ〜
気持ちよいくらい、一気に減ってしまいました。
週末になって家族と過ごせる様になって、良かったね。です。
明日は日曜日、午前中は予約の診療を行いますが、午後は休診です。
限られた時間なのですが、家族サービスをしたいと思っています。
今日の小話
先日草むしりをやったのですが、木に毛虫が居たようで、ひどい皮膚炎に悩まされています。
赤いぽつぽつが両手に出来てしまい、痒くて痒くて・・・
四六時中かゆがっています。
血が出るくらいに強いかゆみを訴えているワンちゃん、猫ちゃん達の、気持ちが分かる様な気がします。
かゆみという感覚は、痛みの感覚よりも堪え難いと言います。
やはり原因を見つけて、適切な治療方法を提示するのが大事なんですよね。きっと。
梅雨空が戻ってきました。今日は1日雨模様でした。別に良いことは有りませんが・・・洗濯物は乾かないし、入院中のワンコ等はお散歩が極端に減らされるので、ストレスがたまりがちだし。
でも梅雨時くらいは雨が必要ですね。(水不足にもなると行けないので。)
今日の小話は・・・笑
現在入院しているワンちゃんのご家族のお一人が遠方にお住まいで、入院している動物の容態が心配で私に宛てたメールでのやりとりの紹介です。(遠くにお住まいなので、簡単にお見舞いが出来ないのです。)
===== 以下本文です。 =====
お世話になっております。
◎◎と申します。
先日19日に膀胱結石の手術をしていただきました、○○○の女の子の○○です。(○が多くて済みません。個人情報も含まれますので・・・)
ときどきクリニックのHPを拝見させていただいておりますので、 もしかしたら・・・と少し期待して本日拝見させていただいところ、○○のこと (だと思いましたが・・・)が書かれていましたので、熟読させていただきました (笑)。
手術後に家族がクリニックのほうに伺わせていただきましたが、 わたくし自身は東京に住んでおりますので、手術は無事終わったとの旨は聞きました が、その後、○○の様子はどうかな〜と思い、ご連絡させていただきました。
その後、○○の体調はどうでしょうか??
とは、家族に聞けばいいことなのですが(笑)
===== このような問い合わせが有りました。 =====
なので私は分かっている範囲で出来るだけ多くの情報をお伝えしようと考え、返事を送りました。
===== 以下(私がご家族に宛てた)返事 =====
◎◎ 様
メール頂きました。
動物病院をやっております鳥居と申します。
○○ちゃんの手術なのですが、今回膀胱結石の再発による排尿障害をして結石を摘出する手術を行いました。
ただし
術前に確認した問題点が有ります。
膀胱結石は石っころというよりは砂粒状。(以前のものとは種類が異なる可能性もある)
右側の腎臓に低形成がみられる。(腎臓としての機能を果たしている様子が無い。)
左腎には結石がみられ、これがいつ悪さをするか分からない。
左腎の結石は摘出した方が良いかもしれないが、右腎が機能していないことを考えると手術するのは大変危険。
左腎の結石はまだ小さいので様子を見るしかない。
でした。
手術は避妊手術をおこない。(高齢なので、卵巣子宮の病気が出る可能性が高くなるため。)
膀胱切開の手術を行いました。
膀胱切開では、思っていた異常に少量の砂粒状の結石を認めるのみでした。
尿道洗浄を繰り返し行い、膀胱内の結石は完全に除去出来ました。
しかし
ここで問題が有りました。
膀胱は直腸と一部癒着している。
さらに子宮、膣部とも癒着を起こしている。
さらにさらに腸間膜が膀胱を取り巻き癒着を起こしている。
これらによる排尿障害が強く疑われました。
つまり結石を取り除いても、症状が消失しない可能性もあるのです。
癒着の原因は分かりません。オーナー様に以前に腹膜炎を起こす様な病気があったかどうか尋ねましたが、特になかった様です。
結石は分析に出しているので、種類がいずれ分かると思います。
現在のところ食欲も有り、元気も有ります。散歩は1日に4回くらい連れて行きます。(頻繁に排尿させ、排尿状態を確認するため。)
排尿はやはり切れが悪いです。終わったと思って立ち上がっても、おしっこが出ていることが多いです。
立ち上がっても動きが固まっているので、切れが悪いのが自分で認識出来ている様な気がします。
明日か明後日には退院にしようと思います。
排尿障害については、もう少しみていく必要が有るかも知れません。
===== 以上返信内容でした。 =====
遠方にお住まいなので、入院しているワンコの状態が大変気がかりなのです。実際にみて頂くのがベストで、その時に説明させて頂くのが最も状況が伝わりやすいと思いますが、来院できない事情も考えていかねばなりません。
微妙な気持ちやニュアンスはメールでは十分には伝わらないかも知れませんが、客観的情報は確実に伝えられると思います。
頻繁ではない事例ですが、こういった対応も重要なのだと思いました。
===== 今日のはじめ =====
でも梅雨時くらいは雨が必要ですね。(水不足にもなると行けないので。)
今日の小話は・・・笑
現在入院しているワンちゃんのご家族のお一人が遠方にお住まいで、入院している動物の容態が心配で私に宛てたメールでのやりとりの紹介です。(遠くにお住まいなので、簡単にお見舞いが出来ないのです。)
===== 以下本文です。 =====
お世話になっております。
◎◎と申します。
先日19日に膀胱結石の手術をしていただきました、○○○の女の子の○○です。(○が多くて済みません。個人情報も含まれますので・・・)
ときどきクリニックのHPを拝見させていただいておりますので、 もしかしたら・・・と少し期待して本日拝見させていただいところ、○○のこと (だと思いましたが・・・)が書かれていましたので、熟読させていただきました (笑)。
手術後に家族がクリニックのほうに伺わせていただきましたが、 わたくし自身は東京に住んでおりますので、手術は無事終わったとの旨は聞きました が、その後、○○の様子はどうかな〜と思い、ご連絡させていただきました。
その後、○○の体調はどうでしょうか??
とは、家族に聞けばいいことなのですが(笑)
===== このような問い合わせが有りました。 =====
なので私は分かっている範囲で出来るだけ多くの情報をお伝えしようと考え、返事を送りました。
===== 以下(私がご家族に宛てた)返事 =====
◎◎ 様
メール頂きました。
動物病院をやっております鳥居と申します。
○○ちゃんの手術なのですが、今回膀胱結石の再発による排尿障害をして結石を摘出する手術を行いました。
ただし
術前に確認した問題点が有ります。
膀胱結石は石っころというよりは砂粒状。(以前のものとは種類が異なる可能性もある)
右側の腎臓に低形成がみられる。(腎臓としての機能を果たしている様子が無い。)
左腎には結石がみられ、これがいつ悪さをするか分からない。
左腎の結石は摘出した方が良いかもしれないが、右腎が機能していないことを考えると手術するのは大変危険。
左腎の結石はまだ小さいので様子を見るしかない。
でした。
手術は避妊手術をおこない。(高齢なので、卵巣子宮の病気が出る可能性が高くなるため。)
膀胱切開の手術を行いました。
膀胱切開では、思っていた異常に少量の砂粒状の結石を認めるのみでした。
尿道洗浄を繰り返し行い、膀胱内の結石は完全に除去出来ました。
しかし
ここで問題が有りました。
膀胱は直腸と一部癒着している。
さらに子宮、膣部とも癒着を起こしている。
さらにさらに腸間膜が膀胱を取り巻き癒着を起こしている。
これらによる排尿障害が強く疑われました。
つまり結石を取り除いても、症状が消失しない可能性もあるのです。
癒着の原因は分かりません。オーナー様に以前に腹膜炎を起こす様な病気があったかどうか尋ねましたが、特になかった様です。
結石は分析に出しているので、種類がいずれ分かると思います。
現在のところ食欲も有り、元気も有ります。散歩は1日に4回くらい連れて行きます。(頻繁に排尿させ、排尿状態を確認するため。)
排尿はやはり切れが悪いです。終わったと思って立ち上がっても、おしっこが出ていることが多いです。
立ち上がっても動きが固まっているので、切れが悪いのが自分で認識出来ている様な気がします。
明日か明後日には退院にしようと思います。
排尿障害については、もう少しみていく必要が有るかも知れません。
===== 以上返信内容でした。 =====
遠方にお住まいなので、入院しているワンコの状態が大変気がかりなのです。実際にみて頂くのがベストで、その時に説明させて頂くのが最も状況が伝わりやすいと思いますが、来院できない事情も考えていかねばなりません。
微妙な気持ちやニュアンスはメールでは十分には伝わらないかも知れませんが、客観的情報は確実に伝えられると思います。
頻繁ではない事例ですが、こういった対応も重要なのだと思いました。
===== 今日のはじめ =====
今日は木曜日だったので、午前中で診療が終了しました。
木曜日の午後は手術時間として、毎週活用しています。
今日の手術は、ワンちゃんの去勢手術でした。
大掛かりな手術ではないので、無難に終了。
その後で、普段出来ない仕事を行いました。
草むしりです。笑
病院の駐車場の植木に雑草が生い茂ってしまい、とても見栄えの悪い状態に・・・
いつか草むしりをしよう、しようと思いながら、見る見るうちに雑草の背丈が高くなってしまいました。
このチャンスを逃す手は無いと、意を決して草むしりを行いました。
普段、建物の中での仕事が多いので、長い時間外に出て作業することなど、狂犬病の集合注射くらいしかしていません。
それほど暑い日ではなかったのですが、とにかく汗をかきました。
勤務のDr.Kにも手伝ってもらい草をむしりながら、伸びすぎた木の枝をのこぎりで”ギコギコ”切りました。
しばらくしないと、とんでもない雑草が生えています。植木の木にも負けないくらい太い幹の雑草?
結局、根をとることが出来ずに悔しい思いをしました。
今度は根っこにロープをくくりつけて自家用車で引っ張ってみようかと思います。笑笑
そんなで、今日は超音波の実習もしたかったのですが時間が不足して実習が出来ませんでした。
またの機会に実習をしよっと・・・。
今晩は画像診断研究会が行われます。
疑問に思っている症例を大学の先生に読影して頂きます。
今週は勉強会が多く、寝不足でお疲れです。ZZZZZ
木曜日の午後は手術時間として、毎週活用しています。
今日の手術は、ワンちゃんの去勢手術でした。
大掛かりな手術ではないので、無難に終了。
その後で、普段出来ない仕事を行いました。
草むしりです。笑
病院の駐車場の植木に雑草が生い茂ってしまい、とても見栄えの悪い状態に・・・
いつか草むしりをしよう、しようと思いながら、見る見るうちに雑草の背丈が高くなってしまいました。
このチャンスを逃す手は無いと、意を決して草むしりを行いました。
普段、建物の中での仕事が多いので、長い時間外に出て作業することなど、狂犬病の集合注射くらいしかしていません。
それほど暑い日ではなかったのですが、とにかく汗をかきました。
勤務のDr.Kにも手伝ってもらい草をむしりながら、伸びすぎた木の枝をのこぎりで”ギコギコ”切りました。
しばらくしないと、とんでもない雑草が生えています。植木の木にも負けないくらい太い幹の雑草?
結局、根をとることが出来ずに悔しい思いをしました。
今度は根っこにロープをくくりつけて自家用車で引っ張ってみようかと思います。笑笑
そんなで、今日は超音波の実習もしたかったのですが時間が不足して実習が出来ませんでした。
またの機会に実習をしよっと・・・。
今晩は画像診断研究会が行われます。
疑問に思っている症例を大学の先生に読影して頂きます。
今週は勉強会が多く、寝不足でお疲れです。ZZZZZ
今日は精巣腫瘤の摘出の手術が有りました。
高齢のワンちゃんなのですが、精巣が大きくなり、触診では右側の精巣が大きくなり、反対に左側の精巣が萎縮していました。これは精巣腫瘍を疑う所見で摘出をお勧めして、今回手術となった訳です。
手術は両側の精巣を摘出する必要があったのですが、精巣が入っている袋(いわゆる陰嚢)が伸びきってしまい、これでは精巣を摘出した後の陰嚢内に漿液(しょうえき)がたまってしまう恐れがあったので、陰嚢と精巣を一括して切除しました。
こうすることによって、手術部位がすっきりとし、術後に漿液がたまる危険性も少なくなります。
手術は無事に終了しました。
それに加えて体の横に大きな脂肪のかたまり(細胞診検査では脂肪腫と予測)があり、そちらも切除しました。脂肪腫は小さなものですと脂肪のかたまりと考えて、問題としないのですが、とても大型となることも・・・
このワンちゃんの場合はソフトバールくらいの大きさになってしまっていたので、同時に手術により切除しました。
いずれも病理検査に出す予定なので、どのような診断になるのかは検査後に飼い主様にお伝えをすることになっています。
精巣腫瘤は時折、悪性の場合も有るので、その結果が心配されます。
今晩はこの後島田でレクチャーシリーズという勉強会が行われます。呼吸器疾患に関するセミナーで大変楽しみにしています。
診療を少し早めに切り上げて、勉強会に向かいます。
高齢のワンちゃんなのですが、精巣が大きくなり、触診では右側の精巣が大きくなり、反対に左側の精巣が萎縮していました。これは精巣腫瘍を疑う所見で摘出をお勧めして、今回手術となった訳です。
手術は両側の精巣を摘出する必要があったのですが、精巣が入っている袋(いわゆる陰嚢)が伸びきってしまい、これでは精巣を摘出した後の陰嚢内に漿液(しょうえき)がたまってしまう恐れがあったので、陰嚢と精巣を一括して切除しました。
こうすることによって、手術部位がすっきりとし、術後に漿液がたまる危険性も少なくなります。
手術は無事に終了しました。
それに加えて体の横に大きな脂肪のかたまり(細胞診検査では脂肪腫と予測)があり、そちらも切除しました。脂肪腫は小さなものですと脂肪のかたまりと考えて、問題としないのですが、とても大型となることも・・・
このワンちゃんの場合はソフトバールくらいの大きさになってしまっていたので、同時に手術により切除しました。
いずれも病理検査に出す予定なので、どのような診断になるのかは検査後に飼い主様にお伝えをすることになっています。
精巣腫瘤は時折、悪性の場合も有るので、その結果が心配されます。
今晩はこの後島田でレクチャーシリーズという勉強会が行われます。呼吸器疾患に関するセミナーで大変楽しみにしています。
診療を少し早めに切り上げて、勉強会に向かいます。
梅雨入りしたのに雨がほとんど降りませんね。
今年は空梅雨で猛暑との予測が有りますが、水不足の不安も予測されます。
梅雨時くらいは雨が降った方が良いと思うのですが・・・
今日はワンちゃんの膀胱結石の摘出手術が有りました。
かなり以前に膀胱結石の摘出を受けた経歴が有る子で、その再発と考えていました。
手術を決める際に、腹部超音波検査を実施しました。
膀胱内の結石は、”石っころ”というよりは砂粒状のものであると判断されました。
膀胱粘膜は厚く肥厚しているので、慢性の膀胱炎が有ると考えられました。
左側の腎臓には、腎結石が有るのが分かりました。
右側の腎臓は極度に萎縮し、腎低形成を強く疑いました。
よって膀胱切開により結石を摘出し、同時に避妊手術(高齢なので将来的に病気にならない様に手術してしまう。)を行う様にしました。また左側の腎臓は、右側が低形成を起こしているので、外科的にアプローチすることはリスクにもなり、温存することとしました。
手術・・・
手術・・・
手術は予定通り終了しました。
卵巣/子宮の摘出を行い、後に膀胱切開を行い結石(というか砂粒)の摘出を行いました。
手術後数日は入院となりそうです。排尿の状態や、食欲、元気等を確認して退院の日を決める予定です。
まずは明日きちんと排尿するかどうかが、心配です。(きれいなおしっこが出ると安心です。)
今後は排尿障害がどの程度継続するのか?
結石の分析で適切な食事管理方法が見つかるかどうか?
そして腎臓の結石がどのようになるのか?
こんなことが心配になります。
明日は精巣腫瘤のとても元気なワンコちゃんの手術予定です。
(ちゃんと血管留置出来るかな・・・暴れそうっす・・・)
今年は空梅雨で猛暑との予測が有りますが、水不足の不安も予測されます。
梅雨時くらいは雨が降った方が良いと思うのですが・・・
今日はワンちゃんの膀胱結石の摘出手術が有りました。
かなり以前に膀胱結石の摘出を受けた経歴が有る子で、その再発と考えていました。
手術を決める際に、腹部超音波検査を実施しました。
膀胱内の結石は、”石っころ”というよりは砂粒状のものであると判断されました。
膀胱粘膜は厚く肥厚しているので、慢性の膀胱炎が有ると考えられました。
左側の腎臓には、腎結石が有るのが分かりました。
右側の腎臓は極度に萎縮し、腎低形成を強く疑いました。
よって膀胱切開により結石を摘出し、同時に避妊手術(高齢なので将来的に病気にならない様に手術してしまう。)を行う様にしました。また左側の腎臓は、右側が低形成を起こしているので、外科的にアプローチすることはリスクにもなり、温存することとしました。
手術・・・
手術・・・
手術は予定通り終了しました。
卵巣/子宮の摘出を行い、後に膀胱切開を行い結石(というか砂粒)の摘出を行いました。
手術後数日は入院となりそうです。排尿の状態や、食欲、元気等を確認して退院の日を決める予定です。
まずは明日きちんと排尿するかどうかが、心配です。(きれいなおしっこが出ると安心です。)
今後は排尿障害がどの程度継続するのか?
結石の分析で適切な食事管理方法が見つかるかどうか?
そして腎臓の結石がどのようになるのか?
こんなことが心配になります。
明日は精巣腫瘤のとても元気なワンコちゃんの手術予定です。
(ちゃんと血管留置出来るかな・・・暴れそうっす・・・)