とりい動物クリニック

静岡県庵原郡富士川町南松野59 TEL 0545-56-3030 FAX 0545-56-3033

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2007年10月

明日はCPC! 5 - 2007年10月30日

今、雨が降っています。

木曜日は上の子供の遠足があり、少し心配です。
予報では雨なんですよね。

晴れると良いのですが、雨だと予備日になる様です、月曜日になるとか・・・

母親にしてみると、下の子供2人を保育園に預けてから行動する様なので、予約の問題とか費用の問題とかもあり、雨だと困るみたいです・・・

大変大変!

明日はCPC(クリニカル パソロジイ カンファレンス)があり現在資料をまとめている最中です。
現在悩んでいる症例のプレゼンテーションを行ない、講師の先生にアドバイスして頂きます。

月に一回なのですが大変楽しみな勉強会です。
しかし準備が大変!!
いつもギリギリで準備するので、慌てます。マジで・・・

まあなんとかまとまりましたので、あす仕上げをして持って行きたいです。

最近ハマっているCDです。
中孝介(あたりこうすけ)さんいいます。
車の中で聴くと最高の癒しの音楽です。
島唄いいですねえ。

中孝介










ちなみにHPは
http://atarik.exblog.jp/4119898/
です。



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台風一過! - 2007年10月29日

昨日は台風一過の晴れ模様でした。
空気中のゴミも塵も台風が持って行ってくれた様です。
とても澄んだ空気でした。
格別だったのが富士山です。
富士山







午後からお休みしたので、車を止めてパシャッ!
海に出ますと、伊豆の先端までよく見えました。
1年を通してもこの様な天気はなかなかありません。
気持ちのよい午後でした。

それから午後に静岡にあるハウスメーカーさんのところの物件を見学してきました。
施主さんに引き渡しする直前に完成見学会をして頂いた様です。

その時に思ったのはハウスメーカーさんの家作りに対する姿勢でした。
施主さんがこの先ずっと住むであろう我が家の家作り「幸せの器」を丁寧に、熱心にしてらっしゃいます。

職種は違えど、仕事に対する情熱を強烈にそして強く感じました。
また自分も動物医療に対する情熱をより強く持たねばならないと、大変刺激を受けて帰りました。

オーナーさんの話に熱心に耳を傾け、その情報とそして自分の臨床医としての経験。それに加えて各種の検査データーをもとに病気の診断、治療を進めて行く大切さを改めて痛感しました。



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鶏の骨 4 - 2007年10月27日

今日は台風の影響でずっと雨が降っていました。
こんな天気の日はやはり、洗濯物が乾きません。
部屋の敷物に使ったバスタオルが生乾きの状態です。
スッキリとしません。
こんな天気の日はやはり乾燥機が欲しいですね。
明日はこの天気も回復してくれるのでしょうか?


昨日、鶏の骨を飲み込んでしまった子犬の診察を行ないました。
まだまだ体の小さな子犬で、手羽元の骨を丸呑みしてしまったとか?

確かに触診で胃の中にまっすぐの棒状のものが触ります。
その後にレントゲンを撮影して見ると、胃の中にありました、ありました。

でっかい骨が!
手羽元の骨ですが、体格の小さな子犬ですのでそのワンちゃんの一番大きくて長い骨よりも遥かに長い鶏の骨・・・・
よく呑み込んだなあ。
感心している場合ではありません。

大変危険な状況で、勿論吐き出すことは出来ませんし、消化されてうんちになるとも考えられません。

摘出するしかありません。
摘出方法は内視鏡で取り出す方法と、胃切開で取り出す方法があります。

まずは内視鏡で取り出す方法を選択しました。
鶏骨








内視鏡を胃に挿入し、反転したところです。
大きな骨が見えるのが分かります。
鳥の骨







バスケット鉗子で、骨の一端を把持します。骨の中央部分を把持しますと狭い胃の出口を通過することが出来ず引っかかってしまいます。このワンちゃんも把持した位置が良くない為に、しばらくは取り出すことが出来ませんでした。
しかしながら上手に骨の端を持つことが出来ました。
処置は無事に終わりました。

体格が小さい為か、若干覚醒が遅れました。
しばらく経過観察の為に通院して頂きますが、食欲もあり大丈夫だと思います。

異物摂取は室内犬の子犬では大変多く見受けられます。
とにかく注意が必要です!

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インプラント除去 - 2007年10月23日

涼しくなってきましたね。

病院内ではエアコンも必要がないくらいの陽気です。
でも結局空調が回っているのですけどね・・・

空気を循環させないと衛生上も宜しくないので、暑くなくても寒くなくても空調が必要です。

病院の業務が少しずつお暇になってきつつありますので、そんな間に普段出来ないことをしています。

いまは麻酔方法とそのモニター方法を向上すべく模索中です。

 勿論、最新の麻酔器を購入出来れば、麻酔方法の向上にはなると思います。しかしながらコスト面を考えてそれはまだまだ厳しいです。笑
時間のある時に、よりきちんとした麻酔方法とモニター方法を決定する様にしていきます。
コラムなので紹介出来ると良いですね。また時間があったら作ろうかな?

 今日は小型犬で橈骨/尺骨の骨折治療で骨プレートにより治療していたワンちゃんのインプラント除去の手術がありました。
インプラントの除去?骨折した時に正しい方向に整復し、その場所で固まる様にいろいろな方法で固定を行ないます。ピンとワイヤー/骨プレートとスクリュー/創外固定/(軽症なら)ギプス。

 今回は大変小さな体格のワンちゃんの前肢の骨折だったのですが、ベストの方法がプレートと判断しました。但し体格が小さいことから術後の運動制限を長期にわたって行ない、ようやく骨の癒着が見られました。

 骨折は治ってからインプラントを除去するのですが、最近ではインプラントを除去しない選択肢も出てきている様です。おそらく癒合不全による再骨折の発生や除去後のスクリューの穴での骨折があるからなのだと考えています。

 今回のワンちゃんは、インプラント除去後の骨折リスクを減らす為に、いろいろと検討した結果、段階的にスクリューを除去しました。(摘出に2回の麻酔を受けるのですから、ワンちゃんの負担は勿論無視することが出来ませんが・・・)
 本日は最後のスクリューとプレート除去を行ないました。

骨折







骨折







摘出後はしばらくは運動制限を飼い主さんに指示します。

手術後が一番心配です。

上の写真を見ると骨折は癒合していると判断出来るのですが、癒合部分の骨が少し薄くなっている様な気がします。(それが理由で摘出に踏み切ったのですが・・・)

インプラントを除去したことで、今後骨が骨折前よりも強度が増すことに期待したいです。

明日退院するので、繰り返し運動制限の必要性をお話します。

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週末 1 - 2007年10月20日

昨日からの雨もやんで今日は比較的よい天気でした。
入院の動物さんも多かったのですが、お部屋に使用するタオルは何とか調達出来ました。
「あ〜晴れて良かった。」

今日は何かと退院する動物さんが多かったです。

骨折君
アブセス猫君
外傷犬君
去勢手術犬君
糖尿犬さん

他他

皆さんお大事にしてくださいね。(ちなみに次回来院日をお忘れなく!)


あとは入院している動物さんで大変頭を抱えている子が居ます。
状態も大変厳しいのですが、治療方針をどのようにしたら宜しいものか?

悩む、悩む。うむ〜どうしたら良いものか?

でも月曜日には方向性を決めないといけません。

という訳で
自分の名前で私の脳を分析してみました。

・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・

大分悩んでいる様です・・・・・・
(これって別の日にやったら変わるのかなあ?)






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雨です。 - 2007年10月19日

夕方くらいから雨が降っています。

季節の影響か、めっきりと冷えてきましたね。
こんな天気ですと、洗濯物がまったく乾きません。入院が非常の多い状況なので、既にお部屋に使うタオルが欠品状態です。

早く天気が回復してくれると良いのですが。

明日の天気はすこし回復しそうです。

今日は潜在睾丸の摘出手術がありました。
片方の精巣はきちんと陰嚢内にあったのですが、反対側の精巣はお腹の中です。

潜在睾丸は将来的に腫瘍化する危険性がありますので、摘出するのがベストです。

今回は潜在睾丸の摘出を開腹せずに、ソケイ部から精巣をたぐり寄せて摘出する方法をとりました。
先週の学会で報告があったのですが、ソケイ部より摘出することで、術創が小さくなり術後の早期回復が期待出来ます。

手術は非常に小さく出来たと思っています。開腹しなくても潜在精巣を摘出する方法はかなり評価出来る方法です。

今後は本方式を用いる症例が増えるかも知れません。



明日は週末とのこともあり、退院する子達が多そうです。
今はあまりにも入院の子達が多いので、看護士も世話をするのも大変です。

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草刈り機。 3 - 2007年10月17日

今日は突然草刈り機で大けがをしたワンちゃんがやってきました。
不慮の事故の用で、突然ワンちゃんが飛び込んできてしまったのでしょう。

きっと性格は大変良いワンちゃんです。遊んでもらおうと思って近寄ったら・・・

です。きっと。

草刈り機の事故は何故か特定の種類のワンちゃんの様な気がしますが・・・
きっとたまたまでしょう。元気で若いワンちゃんの周りで農作業をするときは注意しないといけませんね。

処置は麻酔下で行ない、大きく開いた患部の毛刈りから開始します。

その後で十分に洗浄をします。運の悪いことに関節包も開いてしまっており、関節内も念入りに洗浄を行ないました。とにかく洗浄洗浄!そうしているうちに一旦止まっていた血管からの出血が始まりました。
その部位は結紮をします。

その後で関節包から順に丁寧に縫合をしていきます。
外傷の程度がかなり重症なので、しばらくは入院で治療することになります。

関節がちゃんと動く様になれば良いのですが、とても心配です。


そして今日は内視鏡の検査がありました。
嘔吐を主訴に来院されたのですが、吐物に栗の皮が入っていたとか・・・
若いワンちゃんです。

若くて元気なワンちゃんは異物摂取に注意です。

嘔吐は一旦小康状態だったのですが、念のために異物の確認と、胃、十二指腸の確認で内視鏡検査を行ないました。
胃







胃の中は大丈夫そうです。
こちらは幽門洞。
胃







異物は認められず、粘膜面の評価も問題ありませんでした。

そのまま十二指腸にスコープを進め、観察を続けました。
十二指腸内も粘膜面に問題がありませんでした。
まだ若く、腸疾患の可能性も低く、栄養状態も良好だったので、バイオプシーの必要性は低いと判断しました。
よって以上で処置を終了としました。
麻酔の覚醒も比較的順調だったので、内服薬をお渡しして、退院としました。

若くて元気なワンちゃんの活発すぎる行動が裏目に出た。そんな症例の治療でした。


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食道内異物 3 - 2007年10月16日

今日は食道内異物の症例がありました。
中高齢の小型犬なのですが、たまたま普段では食べない大きさのおやつを与えてしまった様です。
レントゲン写真でも明らかに食道内の異物(おやつ)が見られました。

よって内視鏡で摘出可能と判断しました。

全身麻酔をかけて、内視鏡を挿入。

考えられていた場所におやつがありました。
食道炎







おやつは水を含んで、いかにもスポンジの様な状態です。
食道は胃と異なり食物を消化することが出来ません。(当たり前か?笑)
よって異物があってもそれは半永久に消化により溶けることはありません。
異物鉗子を挿入し、摘出を試みたのですが、挟むたびにボロッと砕けてしまいます。
これは把持して摘出するよりも胃の中に移動させて、通常の食事として消化させた方が良いと判断しました。

異物は特に抵抗もなく胃の中に移動しました。
(引っかかっている割には、麻酔の為でしょうか?食道が少し弛緩しているのでしょうね。小さなものは簡単に移動出来ます。)

それで処置は終了なのですが、なんと胃の中に炭化した落花生が・・・
飼い主様はワンちゃんが落花生をいつ食べたのか分からないとのこと。
黒々した殻の色を見るとかなり前に飲み込んだものかも知れません。

それは摘出をする必要があると判断したので、摘出しました。
周りに粘液が付着し大変滑りましたが、無事に摘出です。

無事に終わってよかった。よかった。です。

その後で食道内の評価をします。
そうすると、中等度ではありますが、食道粘膜の発赤とびらんを認めました。
食道炎です。
特に重症度の高いものですと、食道穿孔や、食道狭窄、ポリープ形成などを起こします。
注意しないといけません。

食道炎








食道炎








しばらくはアルサルミンと言うお薬を飲んで食道粘膜面を保護します。
退院後は吐出の症状が見られないかどうかを十分に注意して観察して頂きます。

仮に、吐出があれば、再度内視鏡で検査を行ない、炎症の程度、食道狭窄の有無等を確認します。

明日も嘔吐のひどいワンちゃんの内視鏡検査が予定されています。(今のところは)
何か原因が分かると良いと思います。

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すっかり更新がご無沙汰になってしまいました。 - 2007年10月15日

すっかり更新からご無沙汰になってしまいました。

いろいろとあったのですが、ちょっと忙しすぎたのかも知れません。

また仕事上で大変辛いこともあり、落ち込んでいたことも確かです。
(今になって見ればこうやって書くことも出来ますけどね・・・)

昨日ようやく中部小動物臨床研究発表会が終わりました。
今回は貧血に関連する内容をまとめてみたのですが、自分なりに一生懸命に尽くしている症例なので、(内容はともかくとして)発表には満足出来ました。

学術的な評価は????かも知れませんが、日頃の診療をきちんと発表するスタンスを大切にしたいと思っています。

実は土曜日からハードなスケジュールで、私のところで勤務獣医師をしていたKM先生が
「子宮蓄膿症でかなり重症の症例がいるので手術を手伝ってほしい。」
そりゃあ助けてあげないといかんでしょう!

よって土曜日に仕事が終わってから、KM先生の新しい病院に到着!
手術をすぐに終わらせて、新幹線の終電で名古屋に入ろう!

と思っていながら、開腹したところ、いきなり濁った腹水が・・・
子宮蓄膿症が破裂していました。

病気になった子宮と、卵巣を全て摘出し腹腔洗浄を行ないました。
時間がかかりましたが、手術は無事に終了しました。麻酔からの覚醒も順調でした。

とっても気持ちよく名古屋に行くことが出来ると思ったら、終電が・・・

そうです。新幹線の終電が終わっていました。他に手段はと思いながらも模索しましたが、同行していた勤務医のK先生と一緒に名古屋に向かいました。着いたのは2時半でした。

そんな訳で、土曜から日曜までばたばたしながら、学会の後も同級生のI君と簡単な打ち上げを名古屋で行ない遅くまで飲んでしまいました。

結局日曜日も宿泊となり、本日朝からぎりぎりに出勤となりました。
滅多にないことではありますが、日曜日は完全に休診させて頂きましたし、大変ご迷惑おかけしました。

かなり疲れてはいますが、この2週間の精神的な疲労が吹き飛んだ様な感じがします。
あとは睡眠をとり、体力回復といきたいものです。

今後もがんばって更新するようにしますので、これに懲りずにブログを見て頂ければ幸いです。

以上、この3日間の日記でした。


新人Hさんコメントを有り難うございました。
デビットラーメンに行ったことが有るとは・・・
F1はセナショックから私もしばらくテレビ中継から離れていました。

昨年、鈴鹿最後のF1を現地で満喫し、やはり面白いと・・・・またF1の熱が少し戻ってきた様な感じです。


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月曜日 3 - 2007年10月01日

昨日は大雨の中F1が開催された様ですね。
ハミルトン強いっす。
テレビで見たかったのですが、午後にテレビ放送された様です。
私は浜松で勉強会に出ていたので、テレビを見ることも出来ませんでした。

浜松で勉強会だったのですが、午前の予約診療を終えてから、勤務のK先生と出発。
新富士駅の周辺の駐車場に車を置いて、新幹線で行くことにしていました。
しかし

どこを探せど、駐車場は満車です。
予測はしていたのですが・・・
F1のパークライドチケットの為に、新富士に車を止めていた人が多いのです。
結局、車を止めることが出来ず、車で浜松まで行こうとも思いましたが、間に合わないのが確実なので、静岡駅まで車で移動し、静岡駅から新幹線で浜松まで行きました。
ぎりぎりの時間に到着です。

正直、焦りました。
セミナーの内容は大変すばらしく、為になるものでした。

帰りに静岡で話題のラーメン屋さんに行きました。
”デビットラーメン”です。味はとても美味しかったです。
また機会があれば行きたいと思います。

そんな訳で、今日からまた1週間が始まります。

今日もいろいろとありましたが、
レオ








1年半にも渡り治療継続している、膀胱腫瘍(多分移行上皮癌だが、臨床経過から悪性度は低いものかと、細胞診では高分化型ものと)のワンちゃんの経過観察の為のエコー検査を行ないました。

レオ







検査結果は腫瘤は前回の検査時よりも大きくなっていました。
残念な結果ですが、受け止めねばなりません。
ずっと治療継続し、経過は決して満足いくものではありませんが、ワンちゃんも大変元気でとにかくがんばってくれています。


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