2016年04月15日

岩井俊二。

d4536b57.jpgリップヴァンウィンクルの花嫁

観てきました。
私は今年で33歳になりますが、きっと30過ぎって岩井俊二世代だと思う。

10代に観た「スワロウテイル」「LoveLetter」

20代に観た「リリィシュシュのすべて」

そして30代に観た今作品。

過剰で壊れやすくて、でも世界は美しい、、、そんな岩井俊二。

好きな人は好きだし、嫌いな人は嫌いな世界だと思う。

私は好きです。

そして今作品もとても面白く拝見しました。

嘘だらけなこの世界に迷い込んだ黒木華さん演じる主人公。

沢山の嘘や悪意にもまれながら、彼女の持つ純粋さで生き抜き、「この世界は素敵なもの」だと気づく、、、、と、そんなお話です。

出ている登場人物たち。
みんな本音が分からず、異質で、どことなく胡散臭い、、そんな中でコミュニケーションが上手くとれない主人公の危うさ、サスペンスを見ているかもようにハラハラしながら観る。

綾野剛演じる何でも屋の嘘。
Cocco演じる女優の無垢さ。

その人間の造形がまた秀逸で。
人間って色んな人と色んな距離を作りながら、なんとか自分を演じたりする。
複雑で面倒くさい生き物、、、そんな中で黒木華さん演じる主人公の純粋な力がこの映画原動力。

優しい人間から優しさをもらい優しい人間になっていく、、なんて単純な話ではありません。

欺瞞だらけで寂しくて、胡散臭いモノたちの中で冒険して、この世界の素敵さに気づく、、、、

なんかこんな言い方正しいか分かりませんが、私も歳をとったし、岩井俊二も歳をとったなぁ、、と感じました。
良い意味で、、だと思います。


toriningencontest at 17:48|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2016年04月12日

ボーダーライン。

99a792f3.jpg観てきました。

メキシコ。

麻薬カルテル。

いわゆるメキシコアメリカ間の麻薬戦争を描いた重厚な映画。

今、アメリカ流行りの正義の定義とは?

という宣伝文句になっています。

誰にとっての正義か!?を問う作品。

国のためか?プライドのためか?復讐のためか?

結局定義なんてものは主観です。

生きていく上で、何かを命をかけて全うする上で、必要な、怨念やらアイデンティティがとてもスリルに描かれています。

やはりメキシコ麻薬カルテルでは欠かせない俳優、ベルチオ・デル・トロの凄み。

良かったです。

何も知らない女性捜査官の視点から描かれているからこそ、ベルチオさんが演じる役の重みが伝わりました。

結局、他人の怨念や正義にパンチをくらい揺れる己の人間の心持ち、心の揺れが面白いのです。

そんなスリルを感じる映画です。


toriningencontest at 00:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2016年04月07日

椿組のホームページが

新しくなったのでブログを再開してみましょう。

今更ですが、果たして見てくれる人はいるのだろうか、、、、

とりあえず久々の更新。


toriningencontest at 13:08|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2013年06月26日

気づいたら

もう稽古残りわずか、、、あっという間です。

稽古佳境になるといつも浮かぶのはボブ・ディランの言葉「やらなきゃいけないことをやるだけなんだよ。たがら上手くいくんだよ。」

やらなきゃいけないことをやれているのか、そもそもやらなきゃいけないことを見極められているのか、、この時期になるとし色々と思い巡ります。

とはいえ悩んでばかりいられない。
前を見て動くしかない、、、今、そんな心境です。


toriningencontest at 01:28|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2013年06月08日

野外!

「かなかぬち」
稽古始まっております!

暗中模索の中、なんとか光を掴もうと日夜稽古に励んでおります。

今回はいつにも増してかなり強敵な演目。

本気でギラギラさせないと中上健次氏に勝てない!

まだ始まったばかりですが、乗った船は大きい!荒波にもまれまくります!


toriningencontest at 08:45|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2013年05月12日

昨日は

舞台を二本観劇しました。

二本とも期待通り楽しみました。

自分の中で「このカンパニー、この劇場なら!」という期待に応えてくれるのは気持ちが良いものです。

いい舞台を観たときにこそ自分のやる気スイッチを押す時です。


toriningencontest at 13:14|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2013年04月25日

赤坂ACTシアターで、

「しゃばけ」を観た。
芸達者な役者さん達の饗宴。

なんだかいい意味でも悪い意味でも「ドリフ」だった。

久しぶりに商業演劇を観て、「プロの役者」って凄いなぁ、と、実感。

でもなんだか、なんの話かよく分からなかったのが正直な感想。




toriningencontest at 09:05|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2013年04月18日

終幕。

41cba245.jpg
e0dd17da.jpg
たった一日一回公演の児童館公演。

tamago PURiN「おかわりおやさい」無事終幕しました。
拓朗さん演出舞台二度目の出演。

沢山の初体験をさせてくれる稀有な演劇人です。
そして拓朗氏にしっかりついてくるみんなの個性もかっこいい!

改めてPURiN のみんなと出会い直せたのではないかと、、、またさらに仲良くなれたかな、と、、、ま、とにかく楽しかった!
それがちゃんと言えることが大切です。


toriningencontest at 09:14|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2013年04月11日

稽古、稽古、

9a0c0c0b.jpgの毎日。

某野菜を演じる。

沢山の初体験に悪戦苦闘しております。
でもこうやって一つ一つ経験していくことが大事である、、と、肌で感じる日々です。

写真は稽古とは関係ありませんが、近所の定食屋さんの炙りマグロ丼。

こうやって体に美味しいものを染み込ませるのも大切です。


toriningencontest at 11:09|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2013年04月04日

tamago PURiN!

f2463190.jpgに出ます!

スズキ拓朗氏率いるchairoi PURiNと拓朗氏の同期が立ち上げたパフォーマンス集団tamago。

その混合ユニットがtamago PURiN。

今回は新宿富久町の児童館で子供たちにダンス演劇を見せます!

ちょっとドキドキです。

客の殆どが子供という未だない体験。
勝手に遊び始めたり話始めたりしないか、、、こちらのパフォーマンスの誠意とライブ感が試されます。

沢山のものが得られるよう。
また楽しめるよう。
ダンスに明け暮れます。

以下詳細です。

tamago PURiN公演
「おかわりおやさい」

作・演出
スズキ拓朗

出演
市東春華
一平杏子
清水ゆり
中井沙織
長嶺安奈
鳥越勇作
スズキ拓朗

新宿富久町児童館
4/17
14時半開演
無料

一般の方も観劇できますが、枠がごく少人数です。
是非観たいという方はお早めにご一報下さい。



toriningencontest at 19:38|PermalinkComments(0)TrackBack(0)