2009年06月30日

三沢光晴・5 ベストバウト

三沢光晴のベストバウト。

1試合のみを上げよと言われても困る話だけれど、どうしても絞れ!
と言われたら、やっぱりこの試合を選ぶ。


1990年、6月8日。


天龍がまさかの全日本離脱後、初めて迎えたシリーズの開幕戦・東京体育館での
試合中にマスクを脱いで、”三沢”となった三沢。
そして最終戦、武道館でのジャンボ鶴田戦。

大黒柱が抜けた危機状態。
即座に呼応し、素顔となった若者。
最初のハードルは、もう一人の厚すぎる壁に向かう闘い・・・

「新しい時代が始まる」。

そんな予感がした。
要素は一点に、集まりすぎるほど集まっていた。
だから、三沢にファンは賭けた。
セミの終了後、テーマ曲が流れる前から三沢コールが沸き起こっていた。


セミは三冠戦。
鮮やかな逆転勝ちでゴディを倒して勝利したハンセン、鉄柵の前まで押し寄せる観客。
「ああ、三沢vs鶴田はセミにしておいたほうがよかったんじゃないか・・・」
その光景を見ながら、そう思った。この雰囲気を超えるのは難しすぎるよ・・・

「間違いなく善戦する。いい試合になる。でも、勝てはしない」。
自分と同じように、会場の9割9分はそう予想していたと思う。


鶴田ブレンバスター。
三沢反転して着地、バックドロップ。
鶴田体をひねって押しつぶしフォール。
三沢カウント2で体を返し、逆に押さえ込む。
1、2、3!


武道館の上の方で、気がついたら立ち上がっていた。
ずっと下の方のアリーナの観客たちが、まるで弾けたポップコーンの様に見えた。
たった一つの勝利であれほど場内が舞い上がった光景は、後にも先にも記憶がない。

試合終了後。
「ちょっと買ってきます!」
一緒に見ていた会社の先輩にそう言って、普段は買わないパンフレットを買いに
売店に走った。


☆ ☆ ☆

この試合の全日本プロレス中継も素晴らしかった。
若林健治アナは、この日38度の熱を押して実況していたという話を、後にインタビュー
で語っていた。曰く、「『三沢が勝った〜〜!!』で燃え尽きました」。
まさにこれぞ魂の名実況!


久しぶりにビデオを引っ張り出して、テープ起こししてみました。
一部聞き取りにくくて自信ない箇所もありますが、ご容赦を。


(入場前の三沢が映る)

幾多の格闘家が、その頂点を目指した日本武道館。今、全日本のトップを狙う一人の
若者・三沢光晴が、遂にジャンボ鶴田との頂上対決を掴み取りました。
新生全日本・新たなる名勝負が始まります。
三沢光晴27歳・虎の仮面を脱いだ男が、鋭い牙を剥いて、今、野生のチャレンジャーとなる。

(スパルタンXが流れる。三沢入場。大ミサワコール)

全日本プロレスの総本山・日本武道館。全日プロの頂点は鶴田か三沢か。
三沢として、初の武道館のリングに向かいます。
思い出すのはあの6年前、田園コロシアム。タイガーマスクとしてデビューした時に足が
震えたという思いでしょう。しかし、それ以上の一世一代の大一番を迎えました。
更に胸をよぎるのは、世界ジュニアヘビー級チャンピオンとなったあの日の夜。
10ヶ月の闘病生活を 苦しみの日々を送ったあの日の事でありましょうか。

武道館で三沢革命を起こせ。
全日プロのエース交代はあるかどうか。
時代が先か、君が先か。
胸に流れる熱き思い。
こみ上げてくる気持ちにしかできないことがあります!
三沢光晴27歳、堂々の入場です。
銀ラメのコスチューム。


「こみ上げてくる気持ちにしかできないことがあります!」
もう、大好きすぎるフレーズ。
そして三沢光晴にとって、何と似合いすぎる言葉であることか!


周辺のいろんなことをひっくるめて・・・
やっぱりこの日が、我が心のベストバウト。うん。



torinosu_singh at 11:32コメント(0)三沢光晴  

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