※未見の方は、観てから読んだ方がいいかも。
( ̄▽ ̄)b





自分ってば、そこまで好きだったのか(笑)。


なんだかんだで、後編も初日に足を運んでしまいました。


シネマサンシャイン池袋、これまた前回と同じく6番館。


舞台挨拶が翌日なのも関係あるんでしょうか?
前回と比べ、前方に空席があるなど余裕のある感じ。


確かに、前編の時は期間も一週間で、回数も決して多くなかったっけかな?


それに比べると、今回は三週間。そして、初日は一日三回しと、最近のシネコンパターンからすればまずまずの対応。


結局、興行的な事情から前編を劇場で観れなかった人が結構いたってコトなんでしょうね。


その結果、前編も同時上映という状況になってしまいましたけど、いざ観てみると、実はそれがケガの功名になっていることに気付きます。


ぶっちゃけ、前後編は一気に観て正解。


しかも、今回の新京都編については、その密接具合が極めて顕著。


前編で導入というか人物の相関を改めて確認し、そこで感じた物足りなさを後編で一気に解消する。


そういう意味合いで“好意的に観てあげるなら”やりたかった流れは分かりました。


ええ、あくまで好意的に観てあげるなら、ですが。


本当は劇場公開版として最初から長編で構成した方がスッキリしたでしょうに。


でも前述の通り、今回の上映は販売商品と同様、前後編をきっちり分けた形となりました。


結果がどうなったか。


・・・期待というのは時に残酷ですね。


後編がまだあると思うと、しなくてもいい期待をどこかで持ってしまう。


今回の終映後、エレベーターの中で憤慨する女性。


『超つまらなかった!』


別の男性は溜息交じりに。


『ダイジェストだよね、やっぱ』


言い分はごもっとも。


自分も観終わった直後は、どこか物足りなさで気持ちがモヤモヤしていました。


結局、よく言えばいいとこ取り。


悪く言うと表面しかなぞっていないダイジェストになってしまっているのは事実です。


それは、前編の時にも書いたことですよね。


ただ、ダイジェストでも見せ方によっては楽しめるはず。


本作で一番問題なのは、前後編を並べて観た時に、映像作品として消化不良さが残りまくりという点。


同じ古橋監督が現在進行で手掛ける“ガンダムUC”のように、たっぷり尺をとって見せられるのならいざ知らず、45分強ずつの尺で2本、全てにおいて中途半端な感じのものを見せられては、憤る人がいるのも仕方ないというもの。


構成、展開、作画・・・どれもが気持ちを乗せるには、少しずつ不足気味。


説明無しでいきなり始まるゆえ、その段階で既に初心者へのガイドにはなっていないわけで。


にもかかわらず、ファンにとっては食い足りない。


じゃあ、せめて作画が超魅力的かと問われると・・・特に後半はガンバってはいるけれど・・・う〜ん。


こういう風に作ったから、ファンの人は受け止めてくださいね。


そんな甘えがチラホラ見え隠れ。


・・・どこか違いませんか、それってσ(^_^;)?


実際はおそらく、もっとシンプルに、ファンに新作を見せたいって、純粋な気持ちだったんでしょう。


併し、ならば敢えて“新”などとつけず、原典通りの名場面をグラフィティー風に、超絶クオリティーでリメイクした方が熱心なファンは喜んだんじゃありませんかね?


・・・一つの経験として勉強にはなりましたけど、本気でTVシリーズを見直したくなってしまった今の気分はなんとかしてほしいものです(;´д`)。


きっと、そう感じた人は多いんじゃないかなあ〜。


残念ながら、送り手と受け手の気持ちのズレを、どこか感じてしまった作品でした。


《作品データ》
るろうに剣心
〜明治剣客浪漫譚〜
新京都編
後編:光の囀
(2012年
・アニプレックス)

監督:古橋一浩

ビスタ/ステレオ
Blu-ray
46分


ではまた、
6月28日・木曜日に!