人とは

2013/08/30

人の起源と宗教観

宗教を考える時、人は何処から来たのかが問われており、それを
各宗教で、夫々の説明があるが、その主なものは概ね「天」「神」を 
その出所としています。

又人類的には、原人から約60万年前に誕生したとなって いますが、
現在では、色々の説があるようです。

さて、 人は何処から来たのか

 

宇宙の起源のTV番組で、宇宙に煌めく星に寿命があり、その星が死に、
又新たな星が出来上がると言うお話ですが、仏教にある
[成、住、壊、空」の「四劫」を思い出しながら興味深く見ていました。

 

星は燃焼する水素が燃え尽きると、それまで膨張を続けた超新星と
呼ばれる星が、最後の水素とヘリウムの殻が宇宙の外圧で破られて、
爆発を起こし消滅します。この経過を佛語では、「壊劫」と言います。

 

さて、星は光を発していますが、この光を分析することで、その星が
どんな元素で出来ているかが分かると言います。

 

空に見られる「虹」が分光された姿ですが、天体では、周波数スペクトル
を使用して、その光の元素が放つ周波数により、その元素を特定します。

 

これらの方法で、現在分析されている宇宙の元素は92種で、この中に
人体を構成する重要な元素の[炭素化合物]や
[アミノ酸]も含まれています。

 

炭素や酸素は、その死が終わる時に生成され、鉄は、爆発の前に作られる
と言います。

 

その星の死から形成される元素は、その星の持つ分子の種類で異なりますが、
人の「死」で最後に残すものは、「霊」と言われます。

 

霊は、科学的に未解決ですが、星の死で残る究極の元素が宇宙を形成して
いるわけで、人の死で究極に残る「あるもの」は、「霊」と考え、宇宙を
構成する一つであることは、推測できることです。

 

この様なことから、宇宙には生物を構成する元素が存在し、生物は、
特定の条件を経て、宇宙から作られると科学で証明されたのです。

 

これらの過程から、仏教の説く宇宙観にあります、人の「霊」の、
「輪廻」と「縁起」は、「因果」を「理」とする仏教に通ずるものの様に
思われました。

私たちは、自分は誰なのとその存在を考える時、宗教の世界に入ることが
出来るのです。
 



toroi31 at 14:35|PermalinkComments(0)TrackBack(0)