2011年04月12日

三春の桜



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那須火山帯を持つがゆえ、多数の名湯を抱える福島。


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今までに何度も訪れ、その景色と温泉に癒されていただけに
今回のかつてない厳しい状況に心が痛む。


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福島の内陸には桜で名高い三春町があるが、
桜や桃などの花が咲き乱れ、三つの春が同時に訪れることから
そう称されたという三春は、花に祝福されし地。


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天然記念物である「瀧桜」は三春を日本に知らしめる名木。
根尾谷の淡墨桜、山高神代桜と共に日本を代表する桜の古木として称えられ、
この時期になるとたくさんの人々を魅了している。
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2011年02月12日

台湾「耀紅名茶」



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故宮美術院を目的として、親と台湾を訪れたが、
今まで知らなかった中国茶文化の奥深さに感銘を受けた。


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「耀紅名茶」は永康街に建つ茶館。


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茶館とは茶を楽しむ喫茶処で台湾や中国に点在するが
かつては茶寮、茶楼、茶芸館など、さまざまな名で呼ばれてきた。


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耀紅名茶は現代美術や古美術品が混在してギャラリーのような様相だが
骨董家具に腰掛けて、ゆったりと茶を楽しむことができる。


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メニューは少なく、凍頂烏龍、白豪烏龍など厳選した5種類のみ。

 
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中国茶には何百もの種類があり、茶葉が持つ酸化酵素の発酵度合いによって
緑茶(不発酵)、白茶(弱発酵)、黄茶(弱後発酵)、青茶(半発酵)、
黒茶(後発酵)、紅茶(全発酵)の6種類に分類されるそうだが、
緑茶、紅茶、烏龍茶などの製法は違うものの、同じ茶葉であると知ってびっくり。
お店のお嬢さんのお薦めに従って凍頂烏龍と、蘭花の香の文山包種を注文。
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torublo at 13:50|PermalinkComments(8)TrackBack(0)旅 - 中国 | カフェ スイーツ

2011年01月20日

フィレンツェ風景




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エレオノーラの礼拝堂 (アニョロ・ブロンズィーノ画)


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アルノ川夕景


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ヴェッキオ宮殿


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エレオノーラの礼拝堂 (アニョロ・ブロンズィーノ画)


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torublo at 19:49|PermalinkComments(0)TrackBack(0)旅 − イタリア | 写真 Schloss

2010年12月16日

祖谷温泉



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祖谷温泉を訪れた。


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平家の落人伝説の残る祖谷渓は
徳島の山間に位置する四国を代表する秘境。
何年も前から訪れたいと思っていた場所である。


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祖谷温泉ホテルはその崖上に立つ湯宿だが
専用ケーブルカーを持っていて170mの谷底まで約5分かけて下る。


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斜面はかなりな急で、そのシチュエーションは秘湯中の秘湯だが
ケーブルカーが作られる以前は険しい山道を約1時間かけて降りたというから驚く。


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露天風呂は、谷底の風情と景色、豊富な湯量、
肌触りのよい白濁した湯といい、とにかく素晴らしい。


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惜しむらくは源泉温度が低めなこと。
長湯でようやく温まる39度は東北の熱い湯に慣れている身にはやや物足りなく
戻ってから加熱された部屋付露天風呂で温まりなおすとちょうどいい。


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1972年開業のホテル祖谷温泉は以前はもっと侘びていたが
訪れてみようと思っているうちに、いつの間にか改装が進められ
一部は現代的な内装に変わり秘湯とは言いがたい雰囲気に。


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宿泊したのは「玉響」。
二面に渓谷を望み、ベッドと居間の他に渓谷を望むスペースがある。

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torublo at 12:48|PermalinkComments(5)TrackBack(0)旅 − 温泉 | 旅館

2010年11月22日

法師温泉



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紅葉の法師温泉を訪れた(11月9日)


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その開湯は約1200年前の平安時代とされ
法師の名は弘法大師が発見したことからであるとの説すらある歴史的古湯。


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ここは温泉通の皆さんが仰るとおり、
関東にありながら、東北の情緒を残す秘湯。


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かつては与謝野晶子、川端康成らが滞在し、
その美しさを歌に称えてきた。


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法師温泉には3つの湯があるが、「法師乃湯」は類まれなる風情を湛えた湯殿。
1895年築の湯殿(有形文化財)には鹿鳴館風のアーチ窓が並び
レトロな美しさと静けさを湛えている。


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道もほとんど整備されていなかった明治時代に、
人里離れた山を越え長寿館に辿り着いた湯治客はさぞ驚いたことだろう。


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法師温泉が素晴らしいのは、源泉が湯船の真下にあり、
新鮮な湯が湯船の中に直接湧き出ていること。
源泉は43度と適温で、アルカリ単純泉は肌に優しくて気持ちが良い。

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torublo at 21:48|PermalinkComments(8)TrackBack(0)旅 − 温泉 | 旅館

2010年11月03日

蔦温泉と青荷温泉



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毎年10月下旬には、青森の紅葉を見に行くのが最近の恒例。
緑豊かな東北は温泉よし、食事よし、景色よしと文句なしである。


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青森空港から十和田に向かって、黄に色づいた林に車を進めると蔦温泉がある。


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蔦温泉はブナの原生林に囲まれた美しき秘湯。
源泉の真上に作られた湯殿は重厚で心地よい。


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古い建物が好きなため今までは好んで別館に泊まっていたが
今年は満室で取れなかったために新しい西館に宿泊。
予約が取れなくて残念と思っていたが、通されてみると機密性が高く、
渋さはないがこれはこれで快適。立派な部屋である。


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蔦温泉は秘湯ではあるものの人気が高く、
日中は相当な大賑わいなため、ついてみるとがっかりする人も多いと聞く。


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だがこの地に相応しい静寂が訪れるのは、立寄り客の引いた夕方から。


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ブナの底板の隙間からは、生まれたての湯が泡と共にぷくぷくと湧き出ており
人気のない夜中や早朝に静かな湯に浸かるのは至高のひととき。

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torublo at 10:17|PermalinkComments(6)TrackBack(0)旅 − 温泉 | 旅館

2010年10月23日

ヴァチカン美術館−ピナコテーカ・ピオクレメンティーノ



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ローマカトリックの総本山ヴァチカン。
その歴代教皇による収集品を展示するヴァチカン美術館は
古代ギリシア・ローマ彫刻、キリスト教美術などを展示する。


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だがなにより、ヴァチカンを他美術館と比べがたいものとしているのが
ミケランジェロ、ラファエロら盛期ルネサンス巨匠によって描かれた
システィーナ礼拝堂や教皇庁執務室の壁画そのもの。


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ヴァチカンを訪れるのは3度目だが、20年前に初めて訪れた頃からすると
来館者は驚異的なまでに増加し、短い開館時間もだいぶ延長された。
それでも入場待ちは長蛇の列で日中は大混雑(写真はサン・ピエトロ聖堂入場待ち)
ゆっくり見たい者にとって慎重なプランニングと事前予約は欠かせない。


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5日間に2度入館したが、狙いめは夜間と、通常開館日なら閉館前か。
夜間開館は年によって変わるので、行く方は確認されたいが
2010年は4−10月の金曜夜7PM〜11PM (最終入館9:30PM)。

美術館入口はサン・ピエトロ広場からかなりの距離があるが
バチカンを囲む塀に沿って、「予約なし」の行列ができている。

入場料は14ユーロ、ネット予約は事前決済で19ユーロ。
カード決済するとメール添付で送られてくるPDFをプリントして
「予約済み」列に並ぶと、入口でバーコードを読みとって手荷物検査。
上階にチケット売場があり、予約票バーコードを再度読んで発券
チケットリーダーに通して、エスカレーターを上がると美術館である。


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ヴァチカン美術館は24のさまざまな回廊からなる総称。
そもそもヴァチカン美術館は教皇の私的コレクションを展示していたもので
歴代教皇が芸術家を保護、作品購入し、展示のための増築を繰り返していったのが
やがて公開されるようになったもの。
回廊が複雑に組み合わさったさまは美術館が成立するまでの長い歴史を思わせる。

その内容は、ピオ・クレメンティーノ美術館(古代彫刻)
エトルリア美術館(エトルリア)、エジプト美術館(古代エジプト)
キアラモンティ美術館(古代彫刻)、ピナコテーカ絵画館(キリスト教絵画)
タペストリーのギャラリー、地図のギャラリー、ラファエロの間、
システィーナ礼拝堂(カペラ・システィーナ)などからなる。

通常はまず古代彫刻ゾーンから進むことになるが、
私見を言うと、混雑状況から考えて最初に見るべきは、
ピナコテーカ絵画館かもしれない(夜間は閉館していたので要注意)


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20世紀初頭に創設されたピナコテーカにはジョット、ダヴィンチ、ラファエロら、
ゴシック、ルネサンス、バロック巨匠による絵画コレクションが収められている。


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最初に目を引くのが初期ルネサンスの画家、
メロッツォ・ダ・フォルリによる「奏楽の天使」(1477)
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torublo at 09:44|Permalink旅 − イタリア | 各地の美術館

2010年09月26日

アルテンプス宮−ローマ国立博物館



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ベルニーニの彫刻が並ぶナヴォーナ広場近くに立つアルテンプス宮。


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15世紀に建築され、枢機卿やローマ法王も住んだ美しいルネサンスの城は
1982年からイタリア政府所有となり、10年間の修繕を経て、
ローマ国立美術館の別館として公開されている。


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主な展示品は館を所有したアルテンプス枢機卿とルドヴィシ枢機卿の古代彫刻だが
中でも美術館の至宝として知られるのが『ルドヴィシの玉座』。


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動きに満ちて華やかな古代彫刻が多い中で地味にも思われるレリーフだが
ギリシア彫刻の中でも名高いもののひとつ。
運命の女神モイラ(左)に支えられて美の女神アフロディテが海より生まれる瞬間を描いている。


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現代に残るギリシア彫刻は、その大半がオリジナルが失われて
ローマ時代の模刻(Roman copy)のみが現存する中で
「ルドヴィシの玉座」は前460年頃に作られた祭壇(あるいは風除)そのもの。
素朴ながらも原始エネルギーに満ち、魅惑的な味わいを持つ。
この時代、アフロディテ信仰が盛んだったというのも興味深い。


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2階ホール中央に置かれた「自殺するガラティア人」も名高い逸品。
追い詰められたガラティア人が妻を刺殺し、自ら絶命せんとする姿を描いたものだが
カピトリーニ美術館「瀕死のガラティア人」と同時に17世紀ローマにて出土したもの。

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torublo at 21:11|PermalinkComments(2)TrackBack(0)各地の美術館 | 旅 − イタリア