2008年10月29日

蔦温泉

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青森空港から車で約一時間、
十和田樹海と呼ばれるブナ原生林に囲まれて建つ蔦温泉旅館。

久安3年(1174年)には既に湯治小屋があったというから、
温泉としての歴史は800年以上にもなる名湯である。

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黒光りする重厚な建物は歴史を感じさせ、
レトロな赤いポストや、歪んだガラス窓など、
どこか懐かしさを感じさせる造り。


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ここでは源泉の真上に浴槽が作られているというが、
使い込まれた底板のすきまから湯が湧き出していて
プクプクと泡が時おり立ち上るのが興味深い。

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八甲田山を散策した後、午後2時頃に到着したが、
旅館の前には駐車場が広がり、
立ち寄りに訪れる車がひっきりなし。

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部屋数も約50室と多いため、
人里離れた秘湯という印象ではないが、
夜になるとそれらの客も絶えて、
宿は静けさを取り戻す。


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湯殿は、重厚で侘びた佇まいの久安の湯(1990年改築)と、
天井高10m以上という泉響の湯(1996年改装)の2か所がある。




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泉響の湯は、壁板が新しくて新しく見えるが、
どちらも改装されてはいるが由緒ある湯殿のようだ。
(画像は全て久安の湯)

久安の湯は交代制で朝9時から20時まで男性、それ以外は女性、
泉響の湯は、男女別の浴室があり、24時間入浴可能である。

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ここの湯舟は四辺の一方が
洗場の床とほぼ高さに作られているが、
その縁からは贅沢に湯が流れだしている。

湯は透明単純泉で、源泉そのままの42-48度。
長く浸かるとゆだってしまうが、
湯が流れ出す床に横たわってみると、
空気で冷やされた体の下を熱い湯が流れて気持ち良い。

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食事は山間の旅館らしい素朴なものでごく普通の印象。
「朝食に牛乳は飲まれます?」と聞かれ、
出てきた地元の牛乳が濃厚でおいしかった。

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周囲の美しいブナ原生林を含めて
時に取り残されたかのような風情漂う渋い秘湯である。





torublo at 19:50│Comments(0)TrackBack(0) 旅 − 温泉 | 旅 − 紅葉

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