2009年02月10日

新穂高温泉「槍見館」


さまざまなMEDIAでも紹介される名湯だが、
敷地内に点在する8つの露天風呂と内湯のどれもが素晴らしい。


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「槍見の湯」

蒲田川沿いに作られた湯船は開放感があり絶景。
上流には白雪を被った山々の間に槍ヶ岳を望む。

湯は透明単純温泉で源泉55〜63度、
露天に浸かると、冷たい外気と川のせせらぎが心地よい。

 
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広い敷地内には、2つの混浴露天の他に
小さな貸切風呂や足湯が点在するが、
そのどれもが個性的で味がある。


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「渓流の湯」

貸切露天の中では一番気持ちが良かった。
ジャグジー状になった露天は眺めも良く、
プライベート感があって落ち着く。


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「ほたるの湯」

水車小屋仕立ての薄暗い湯殿内には、
岩を切り出した岩浴槽があり、
渋い秘湯風情を醸している。




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新潟の古民家を移築したという館内には
古材がふんだんに用いられている。

201「しゃくなげ」に宿泊したが、
窓際の片隅には囲炉裏が設けられ、
田舎風の素朴さと快適のバランスが良い。


露天周りに植えられた植樹の取り合わせや、
室内などの細部にも、経営者のセンスが感じられる。



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食事も美味。

夕食の最初に飛騨名物「漬物ステーキ」が供された。

凍りついてしまった漬物を解かすために
囲炉裏で朴葉に載せて焼いたのが始まりだそうだが、
白菜漬を七輪にのせて、バター、卵、味噌で炒めていただく。
漬物の塩味が、卵でほどよく調整されて、なかなかうまい。
 

ヤマメの塩焼き、飛騨牛すき焼きなど、
どれも凝り過ぎず、基本に忠実で美味。


朝食のご飯は、どこの旅館でもお櫃で運ばれてくるが、
ここでは冷えないように小さな保温用ジャーで供された。

また、露天に行くときにタオルを持っていくための編籠が
室内にさりげなく置かれていたりと、
他旅館ではあまり見ない心遣いがあちこちに感じられて秀逸である。


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内湯は青森「蔦温泉」を思わせる作りで、
滑り止めなど、細やかな心配りがされている上に、清潔で心地よい。

昼の眺めも素晴らしいが、静かな深夜の風情も格別である。


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雪景色を眺めながらの露天入湯は
奥飛騨にふさわしい風情があって快適だったが
川向こうや山が緑に覆われる時期には更に素晴らしいはず。

 
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松本ICを下りてからさらに80kmと一般道が長いため、
東京から行くには4時間以上かかるが、
それでも遠路はるばる訪れるに値する経験である。


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「まんてんの湯」



親や兄弟などにもこの景色を見せてあげたい、
と思わされたのは久しぶりのこと。

水芭蕉が咲く頃にぜひまた訪れたい。

torublo at 06:39│Comments(0)TrackBack(0) 旅 − 温泉 | 旅館

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