11/23川崎新堤。

元ログhttp://www.fimosw.com/u/torukingdam/ajkbaupjdv6hpk

いよいよ暦の上でも来週から「冬」。

冬=寒い、からと言ってシーバスも活性が低く、
底なんかにベタ~としているかと言えばそんなことはなく、

むしろ川崎新堤みたいにディープエリアに隣接してるような場所はむしろ、
真夏か?と思わせるような表層での鉄板速巻きにアタックしてきたり、ベイトを追っかけ回してたりするようなことも珍しくはありません。

むしろ、今の時期の方が数段難しい。

季節の変わり目。
ただでさえ秋は気温など様々な変化が多く、不安定。

しかも基本水温は下がりつつ、潮も澄んでいきます。

特に下げ潮。
河川ならそれはベイトが流されてきたりチャンスになるのですが、
沖堤では澄んだ、冷たい水が流れ込んだりして、
シーバスが、と言うよりベイトにとって居心地が悪いので、それにくっついてシーバスが遠ざかったりすると言う悪循環になりがち。

この時期、最大のチャンスとなるタイミングが、
・ローライト
・濁りが入ったとき
・上げ潮
・南風

理由はここまでで書いた要素に関連します。

これを踏まえて、当日は立ち回り方をプランニングしていました。

横浜・山本釣船店利用で川崎新堤に行く場合、早朝5時過ぎに堤防に着きます。
(平日は6時台)

今だと小一時間位は夜明け前のローライト。

そこから明るくなりベイトが動き始めた時間までの最大二時間くらいが最初の勝負。

この日は上陸時点で下げ五分。
さらに強い北風が続いており、表層は冷やされていることが予想されました。

案の定、先頭でテクトロできたにも関わらずノーバイト。
(ルアーは実績でブローイン140S)


そのままバイトが出るまで進むことも考えましたが、
暗いにも関わらず、1m位下のベイトの煌めきがくっきり。

そこでレンジを「その下」に下げることにしました。

このレンジを引けるルアーは色々ありますが、選んだのはバレーヒル「エアディープ80S」。


明るい時間ならX-80+1、スレッジ等のトウイッチに反応の良いルアーを選びましたが、
暗い時間帯のテクトロでは「直進性」が重要なので、安定して泳ぐコチラを。
レンジを刻むとき、ちゃんと直進しないと傾きながら水面を割ってしまったり、壁ばかり叩いたり、際からすぐに離れていってしまったりするので、とても大事です。

予想通り、と言うか少し進んだところでロクマルをゲットできました。
image


またこのルアーチェンジの時に二人に追い越されたのですが、
ヒットした時には遥か彼方にいました(見えなくなってた)。

ヒットしなかったからな訳ですが、
暗い時間帯は基本ナイターの釣り、と言うことはデイと同じような釣りをしていても釣れないので、そうしたことも考えなくてはなりません。

続けてチビシーをゲットしたところで、
コアマンから発売されたVJ-16にチェンジ。

カサゴが釣れたのですが、何故か沖の中層!
先週と先々週にも使っており、シーバスとワラサを各1バラし。
これらは表層でしたが、サカナを寄せる力は素晴らしいものがあるのを感じます。

太刀魚らしいバイトでリーダー毎切られてロストしちゃいましたが、いくつか購入しといて正解でした。

明るくなると、予想通りに厳しい展開。
冬の沖堤のソコリ間近はキツい事が多いのですが、
ずっと吹き付ける北西風がそれをさらに感じさせます。

9時近くになり、
上げ潮が緩やかに効いてるのが感じられるように。
うっすら濁りが出て、イワシの群れも戻りだした。

この日、第二の勝負のタイミング。

バクリーダートやアルカリダートで、たまにショートバイトが出たり。

それでも迎えの船が遠くに見えた10時40分を過ぎると、さすがに諦めムード。

まだほとんど使ってないバクリースピンを投げ倒してみることにします。

バクリースピン。


自分的にはボディが銀粉のスピンテールが欲しくて待ちわびてましたが、
このブレード、凄いよ!

進んでるかどうか微妙なリトリーブ速度でも、ブレードがしっかり水を捉えて回転してる!

それでいてレンジが落ちたり、浮いてきたりすることがないので、
表層やシャローでもスローリトリーブ可能ってこと。

自分的にアフターのランカー狙いではデッドスローが鉄則なのだけど、これは強力な武器が出来た!

と言うのが解るくらい、短時間ながらもじっくり試して、
「このスピードだね」と言うのを把握できた時、

基礎上に差し掛かるバクリースピンが「モフッ」って感じに押さえ込まれた。

そのままのっそ~と、大きな幅広のストロークでヘッドシェイク。

デカい!

まぁ結局バラしてしまったのだけど、バクリースピンのポテンシャルを体感するには十分なインパクトがあった。

全体に激渋だった、この日。

バイトを得られる時間帯やタイミングで、
いかに適切な判断やチョイス、立ち回りができるかが大事なのを再確認。

自分は運良く「吉」(大吉ではない)の方に出たけど、同じことをして「大凶」なことも紙一重。

ひとつ気になったことがあって...

「テクトロ続けてる時間が長すぎる」

明るくなっても際にシーバスがいなくなる訳ではもちろんない。
けど、今の時期はだらりとなんとなくテクトロしてるルアーに反応するようなシーバスではない。

むしろ基礎とかベイトがいそうな付近にいるシーバスを丁寧に狙っていく方が余程効率が良い。

冒頭にも述べたように、難しい時期ではありますが、
こんな時だからこそ、どう立ち回るか等を考えて実践してみると経験値がぐっと上がりますよ!