地色は光に反射するような金属色の深緑青色で、後翅に橙黄色の暖色をあしらった、美しく大きな(最大前翅長30mm、開張時50mmを越える)セセリチョウ。

蝶の名前は・・・(蛾じゃありませんよ)アオバセセリ。
アオバセセリは、漢字で書くと青羽挵 、学名Choaspes benjaminii セセリチョウ科に属するれっきとした蝶の一種です。更に、セセリチョウとしては日本唯一の青色の翅を持つ珍種なんです。
山地の林縁部や渓流沿いで見られ、春先はウツギなどいろんな花で吸蜜するも個体数はあまり多くないんです、めったに見ませんから。ずんぐりむっくりな体形で、細かく羽ばたきながら、直線的に飛び結構俊敏です。でも吸蜜を始めるととても大人しいんですよ。ですから割と簡単に撮影できます。
今日はえらくコバノランタナの花が気に入ったみたいですね。
一度飛んで行っても、すぐ別のアオバセセリが飛んで来ます。ですから何度でも撮影がやり直せるんですね。
早朝と夕方に活性が高く、盛んに吸蜜しますから狙い目はその時間帯。正午前後は、他の蝶はたくさんいるのにアオバセセリだけいなくなってしまいました。
滅多に翅を開いて休みませんが内翅も結構奇麗なんですよ。
アオバセセリの生活史
越冬態は蛹(高知では稀に幼虫)。
雌蝶は卵を芽や若葉などにそれぞれ単独で産みつけ、幼虫の食樹は主にアワブキ。
幼虫が又、変わってるんです。
その幼虫がコレ!
芋虫の頭に天道虫がついているみたいです。
アオバセセリの幼虫は食樹の葉を丸めて身を守りその中に棲んでいます。こんな派手な格好してコソコソ隠れているんですって。
蛹が又々、変わっています。
若い頃(幼虫)、あんなにケバい格好しておいて、嫁入り前になると何んにもなかったように白無垢姿。帯糸を紡ぎ、帯蛹となります。
お見逸れしました。

成虫化は年2回、5~9月頃に羽化するんですが高知では10月ごろに第3化が出現する場合もあるんですよ。