土佐料理 旬の鰹がゆく!

自然豊かな高知の気候が育む産物を食材とした伝統郷土料理のご紹介です。 自然に触れ、それらを見守りながら地方の環境問題を考え、豊かな自然環境の中で収穫される食材を自身の主観でレポートしながら、旬とは何かを考えます。

2013年04月

青羽挵
地色は光に反射するような金属色の深緑青色で、後翅に橙黄色暖色をあしらった、美しく大きな(最大前翅長30mm、開張時50mmを越える)セセリチョウ。
アオバセセリ












蝶の名前は・・・(蛾じゃありませんよ)アオバセセリ

アオバセセリは、漢字で書くと青羽挵 、学名Choaspes benjaminii セセリチョウ科に属するれっきとした蝶の一種です。更に、セセリチョウとしては日本唯一の青色の翅を持つ珍種なんです

山地の林縁部や渓流沿いで見られ、春先はウツギなどいろんな花で吸蜜するも個体数はあまり多くないんです、めったに見ませんから。
アオバセセリ (5)ずんぐりむっくりな体形で、細かく羽ばたきながら、直線的に飛び結構俊敏です。でも吸蜜を始めるととても大人しいんですよ。ですから割と簡単に撮影できます。

今日はえらくコバノランタナの花が気に入ったみたいですね。

一度飛んで行っても、すぐ別のアオバセセリが飛んで来ます。ですから何度でも撮影がやり直せるんですね。
アオバセセリ
早朝と夕方に活性が高く、盛んに吸蜜しますから狙い目はその時間帯。正午前後は、他の蝶はたくさんいるのにアオバセセリだけいなくなってしまいました。



滅多に翅を開いて休みませんが内翅も結構奇麗なんですよ。
セセリ










アオバセセリの生活史

冬態は蛹(高知では稀に幼虫)。
アワブキ









雌蝶は卵を芽や若葉などにそれぞれ単独で産みつけ、幼虫の食樹は主にアワブキ。
幼虫が又、変わってるんです
幼虫














その幼虫がコレ
芋虫の頭に天道虫がついているみたいです。
アオバセセリの幼虫は食樹の葉を丸めて身を守りその中に棲んでいます。こんな派手な格好してコソコソ隠れているんですって。
蛹が又々、変わっています
蛹
















若い頃(幼虫)、あんなにケバい格好しておいて、嫁入り前になると何んにもなかったように白無垢姿。帯糸を紡ぎ、帯蛹となります。

お見逸れしました。


アオバセセリ (3)















成虫化は年2回、5~9月頃に羽化するんですが高知では10月ごろに第3化が出現する場合もあるんですよ。

支那油桐
風の強い春の早朝、香南市の鎌井谷ダム周辺で野鳥観察をしながら、ヤマガラやシジュウカラの囀りを聞いていた時の事。
モズヤマガラ







左)モズ・右)ヤマガラ
天気か快晴なのに、とにかく突風が凄いんです。
DSC07860








ですから、早々に切り上げ帰ろうと思っていたら、ダム横の舗装道に見慣れぬ美しい花がたくさん落ちています。見上げてみると、丁度目線の高さに・・・
シナアブラギリ









桐の様な円錐花序のこんな花。でも桐のような奥の深い花型ではありません。来た時は全く気が付きませんでしたが、良く見ると林道とダム湖の間の広葉樹混成林には、高い占有率でこの花樹が群生しています。
シナアブラギリ









これだけあれば、目的をもって植林された有用樹でしょうから特徴を画像に収め、家内に聞いてみましょう。
樹の特徴は、
DSC07857シナアブラギリ (2)







道から崖下を覗いてみました。樹皮を見ると、若木のようですが結構な高木、7mはあります。
枝の出方が特徴的。同じ高さから放射状に伸びています。
シナアブラギリ (2)











枝の先に円錐花序を付け、白い花が咲き、葉身はハート形で、葉脈は5本の掌状脈。
シナアブラギリ・腺点









良く見ると葉柄の上端には2つの腺点があります。
更におかしな花が一輪。明らかに他の花型と異なっています。
シナアブラギリ (2)













さあ資料は整いましたが、果して家内は種の特定ができるのでしょうか、とっても楽しみです。

家内に画像と、上記のような特徴説明をすると、結構悩んでいます。木や葉は、アブラギリみたいだけど、花が大きく色合いが違うといって悩んでいます。

後で詳しく調べてくれると言っていましたが、私自身もアブラギリの近似種を重点的に、ネット検索していたら見つけました。
シナアブラギリ・円錐花序








支那油桐シナアブラギリ)学名:Aleurites fordii トウダイグサ科アブラギリ属 原産地は中国南部で昔は種子から油を採るために盛んに栽培されていたようです。桐油は空気に触れると酸化して固まる乾性油で、和紙にしみこませて油紙とし、傘や提灯、雨合羽などに使われたんですって。
シナアブラギリ・蕾
このシナアブラギリの種子油の利用法の数々。中国原産の植物でありながら、その多くが昔の日本人が考えた活用法だそうですよ。




シナアブラギリ、日本人にとって、昔はとっても重要な樹だったんですね。

アブラギリ 実シナアブラギリ・実






これが油の取れる実、夏になったらまた見に来ましょう。右画像、昨年の実が林道に落下したまま残っていました。(実は毒性があり食べれません

シナアブラギリは、ひとつの花序にひとつしか実がならない場合が往々にしてあるんです。
シナアブラギリ・雌花シナアブラギリ・雄花







左)シナアブラギリ雌花・右)シナアブラギリ雄花
その理由は、シナアブラギリは雌雄同株で雌雄異花。雌花は枝先に通常1個 (まれに複数)しか付かないため、もともと数が少ないんです。花弁枚数が多いのが雌花(雌しべの先端は5つに分裂)。5枚花弁が雄花です。
シナアブラギリ・落下雄花










落下したシナアブラギリ雄花
更に高い木の上にある花でも、花の散り方を見れば雌・雄は一目瞭然。
雄花は花柄ごと 落下し、雌花は花びらがバラバラになって落ちるそうです。
シナアブラギリ・葉










そうそう家内が言うには、葉は成長すると浅く3裂するものがあるそうですよ。
ダイミョウセセリ (2)













シナアブラギリの花香に誘われて、やってきたのはダイミョウセセリ。自然豊かな香南市鎌井谷ダム湖周辺、私は四季に訪れますが、まだまだ知らないことがいっぱいです。

可憐
春にだけ現れる、とても可憐(かれん)な蝶。前翅ツマ部のレモンカラーがチャーミングポイントです。
ツマキチョウ










褄黄蝶
ツマキチョウ) 学名:Anthocharis scolymusです。アゲハチョウ上科シロチョウ科に分類される小型の蝶で、春のいろんな花が咲いている里山で、今日はこの花だけを吸蜜しています。
ツマキチョウ (3)ツマキチョウ (5)








花の名は、紫華鬘ムラサキケマン)学名:Corydalis incisaケマンソウ科キケマン属で、秋に発芽し越冬し翌年に枯れる越年草冬型一年草)です。花期は4~6月でツマキチョウの成虫発生期3 ~5月とほぼ同じ。

でも実は、この花をもっと愛する蝶がいるんですね。
チョウチョウ (2)








その蝶の名前は薄羽白蝶ウスバシロチョウ)学名:Parnassius citrinariusアゲハチョウ科・ウスバアゲハ亜科でシロチョウといっても、シロチョウ科ではなく「ウスバアゲハ」と呼ぶこともあり、アゲハというよりまるで蛾、そのうえ蛹時に繭を作るという数少ない変なチョウです。

四国はウスバシロチョウ生息域になっていますが北方系のチョウなので、石鎚山などに分布が限られています。

ムラサキケマンは、有毒成分プロトピンを含み、誤食すれば嘔吐・呼吸麻痺・心臓麻痺などを引き起こすんです。ですから ウスバシロチョウの幼虫はこれを食草とすることにより、有毒化するんですね、アサギマダラのように。


今日は可憐な蝶の話だったのに、どんどん可笑しくなってきました。
ツマキチョウ (4)











さて、このツマキチョウなんだか感じが沖縄で見たツマベニチョウに似ていますね。ツマベニチョウ

ツマベニチョウ
幾分質素な分ツマキチョウは可憐。それと比べ沖縄に行った時、沢山飛んでいたチョウがこちら。大きさも全然ビッグなツマベニチョウはゴージャスです。ツマベニチョウはシロチョウ科といってもアゲハのうな圧倒的飛翔力。ツマキチョウはシロチョウ科なりに飛んでいます。

ツマキチョウはモンシロチョウよりも更に一回り小さく、前翅長は20~ 30mmしかありません。

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ツマキチョウ雌
雄は前翅表の先端が橙色ですが、雌では灰色と地味。後翅の裏は草ずり模様になっています。

ツマキチョウ (6)


















香南市の里山を可憐に舞う、春限定の小さな蝶。ツマキチョウ覚えておいてくださいね。

日本固有種
サワガニご存じですか。このカニにはサワガニだけの特別がいくつかあるんです。
サワガニ









昨晩から続いた雨も午後には収まり、曇り空に薄日が差す春の夕方。サワガニの観察には絶好の日和。
こちらが、サワガニがどっさりいる香南市の農業水路。香宗川支流の私のお気に入り自然空間です。
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カワムツやオイカワ、タカハヤといった魚類が生息し、春になるとヨシノボリが遡上してきます。

水流の弱い藻場には個体数減少が懸念されるミズカマキリやタイコウチの水生昆虫も生息しているんですよ。

こんな素晴らしい環境ですから、後一か月もすれば蛍(ヘイケボタル)も出現します。
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そして今日の様な雨上がりの春の日、だいたい見られるのが大型トンボの羽化。
ヤマサナエ (2)ヤマサナエ (3)







4月になると平地や低山地の河川で発生し、特に渓流でよく見られるのサナエトンボ科のヤマサナエです。
水質の良い清流環境が周年維持されている渓流では、ごく普通に見られる大型蜻蛉。7センチに達する大きさですが、サナエトンボ科のトンボですから大きくても、狭義には蜻蜓‎(ヤンマ)ではありません。

例えば、コオニヤンマやウチワヤンマもサナエトンボ科。大柄でたくましい姿や細くまっすぐな尾などはヤンマ科と似ているが、複眼はそれほど大きくなく、左右のそれが互いにしっかりと接していない点などで区別されているんですね。

普通の人はそこまで拘わりませんけど
ヤマサナエ













雨が急にあがって、慌てて羽化しているのか複数観察できます。
後日、沢で美しく発色したヤマサナエ画像撮りましたから、見てくださいネ。
ヤマサナエ (2)












でも、これ以上蜻蛉で引っ張るとサワガニに行きつかなくなるので、泣く泣く止めます。

さてサワガニ
サワガニサワガニ (2)






の雨上がりの後は昼夜に関係なく川から離れて出歩き、川近くの森林や路上に進出して来るんです。
このサワガニですが、 河川の上流域から中流域にかけて生息。和名どおり水がきれいな渓流(沢)・小川に多いので、水質階級Ⅰ(きれいな水)の指標生物ともなっているんですよ。
沢蟹













サワガニが行きかう雨水の水路では、雄同士が小競り合いしています。
サワガニの雌雄、これら成蟹の場合は歩いているのを見るだけで、結構簡単に判りますよ。
サワガニの雌雄判別
サワガニ雄サワガニ雌







左)サワガニ雄 右)サワガニ雌です。雄はシオマネキのように一方の鋏(親爪)が異常に発達しています。通常、右の鋏脚が左よりも大きくなるんですが、左のほうが大きい個体もけっこういるんですよ。利き腕があるんですね
サワガニ雄 (2)サワガニ雌 (2)







でも蟹性別は、裏返して腹部を見れば良く分かりますね。抱卵するために腹部が広く発達しているのが雌。
雄は胸部より腹部がかなり小さく三角形に見えます。海老と異なり一般的な蟹は腹部が退化し胸部に接合していますが、抱卵時の雌は両部が開き、蟹でも海老と同じく腹部には腹脚を持ち、活用するんですよ。
サワガニ雄











さてサワガニの特別ですが、日本固有種ですからサワガニ学名:Geothelphusa dehaani は、トカラ列島以南の南西諸島及び外国には分布していません。近縁種は多数分布するんですが、地理的閉塞性により独自の種分化を遂げたものと考えられ、同時に分布が局地的で、ほとんどの種類が現在絶滅危惧種となっています。

近縁種の個体差は、サワガニの場合色彩変化として顕著に現れ、珍しい色彩のものはペットショップで販売されています。
サワガニ









サワガニの生態
サワガニ
Geothelphusa dehaani は環境保全が良ければ、個体数の多いカニですから田舎では昔、結構食材利用(唐揚や佃煮)されていました。
しかしサワガニを中間宿主とする感染症が存在し(ウェステルマン肺吸虫症・宮崎肺吸虫症)肺気腫や気胸を引き起こす肺臓ジストマの一種の中間宿主と成り得ることを知っておいてくださいね。

今では養殖もされているサワガニ。和食の彩りや酒肴などに用いられ、鮮魚専門店などでもしばしば目にすることができますが、食べる際にはよく火を通さなければなりません。

サワガニは、一生を淡水域で過ごす純淡水性の蟹なんです。それがどうした・・・て思われるでしょうが、モクズガニを始め、淡水に生息する蟹のほとんどは海で産卵するんです。エビやカニの生態は複雑で、幼生、変態といった生活史を経るため、通常一生を内陸だけで過ごすことは不可能なんです。
アカテガニ









ベンケイガニ
モクズガニやベンケイガニなどは幼生を海に放さないと、自然化での初期餌料が確保できず、冬眠もできないため、結果成長できないんです。
サワガニ








白いサワガニ老齢雌個体】
(高知には白いサワガニもいるんですよ)

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ところがサワガニは、春から初夏にかけて交尾を行った後、メスは直径2mmほど(他のカニに比べると非常に大粒)の卵を数十個産卵(他のカニに比べると非常に産卵数が少ない)し、腹脚に抱えて保護するんです。
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幼生は卵の中で変態し、孵化する際には既に親と同じカニの姿となっており、稚ガニもしばらくは母ガニの腹部で保護されて過ごします。
サワガニ









さらに、こんなに小さなサワガニですが結構ご長寿で、寿命は数年~10年くらい生きるとみられています。

頑張れサワガニ

春の蓮池
香南市の蓮池。6月になると美しい蓮の花が毎朝開く池に、今は水鳥がたくさんいます。
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【6月の蓮池】
複数種の水鳥たち、ざっと見て確認できるのはマガモコガモそしてバン。今日はマガモバンは一羽づつ、コガモは小群を形成しています。住宅街や学校、幼稚園の近隣にあるテニスコート3面ぐらいの池ですから、野鳥も結構人に慣れています。
マガモ (2)















特にマガモは、池脇の道路を人が歩くと泳ぎながら近づいてくる大胆な野鳥ぶり。まるで飼いならされたアヒルです。(誰も餌をあげたりしている素振りはありませんが)

真鴨マガモ)学名:Anas platyrhynchosは、カモ目カモ科に分類される鳥類。日本では、冬鳥で全国的に渡来する種が春になってもいるんです
マガモ (3)















ご覧のように雄ですが、冬期見たマガモ雄と比較してかなり色落ちし首元の白線も不明瞭。マガモはアヒル、アイガモ(野生のマガモとそれを家禽化したアヒルとの交配)と生物学的には同じ種、本来冬鳥でも飼いならすと越冬地で繁殖する可能性もあるようです。でもこのマガモの場合、色彩的に繁殖の意思はないみたいですね。

雌雄白色のアヒルも雄尾羽は(上画像のように)「くるん」と背中のほうに向かってカールしてることで、外見性別判断ができます。
餌を食べるコガモ










マガモ食性は植物食が主の雑食性(水草の葉茎、植物の種)。概してカモ類は水面を泳ぐのは上手でも、水に潜れず水中に首を突っ込んだり逆立ちしたりしてえさをとる様子がよく見られますね。
DSC04669【のいち動物公園のマガモ雌雄】
繁殖期は4~8月で、水辺に近い草地の地上に座って首で引き寄せられる範囲の草をあつめて浅い皿状の営巣を行います。カモ類は、抱卵・育雛を雌のみで行います。今は、繁殖期ですから雄はこのような色彩ですが、繁殖期が終わると、雄は色落ちし雌とよく似た羽色(エクリプス)に変化。でも雄特徴の嘴黄色が残るので区別できるんです。

マガモに比べ、こちらは一羽でもやる気ばんばんのバン
バン (2)










バン)学名:Gallinula chloropusは、カモ科ではなくツル目クイナ科に分類される水鳥。高知では留鳥(東日本では夏鳥)。体長は35 cmほどとマガモに比べ小柄で、雌雄同色です。

バン










幼鳥は、からだの羽毛がうすい褐色で、額にくちばしが延長したような『額板』も未発達で目立ちません。

生鳥になると羽毛の大部分は黒色化し、背部の羽毛はいくらか茶色(角度によって緑色)を帯びます。繁殖期を迎えると板とくちばしの根もとが赤くなる、美しい婚姻色を発色。つまりこちらはマジ、やる気バンバンなんです。
バン (2)










足と足指は黄色く長くて足に水かきは無く、尾が高く上がった前のめりの姿勢でぎこちなく泳ぐんです。
バン









バンは結構臆病で、こんなに人の多い所には普通飛来しないんです。更に一生懸命巣づくりをしています

それにしても、体に不釣り合いな長く大きな脚ですね。
バン (3)









バンの食性はカモ類とはちょっと異なる肉食の強い雑食性で、昆虫、甲殻類が大好き

ヤンバルクイナ【沖縄県名護市字名護ネオパークオキナワヤンバルクイナ

バンは水辺で営巣を行い、クイナの特徴でもある生まれつき強靭な脚力はヒナにも健在。生まれてすぐに歩くことができ、巣立ちも早いんです。成鳥はひと夏に2回繁殖することもあり、2度目の繁殖では1度目のヒナがヘルパーとして両親の手助けをすることもある、家族思いな野鳥なんです。
バンとシギ











浅場に来たバン。後方に珍しいシギ(種不明)がいます。シギには珍しい迷鳥も多く、逢う度わくわくします。

今度、のいち動物公園の学芸員さんに種の同定をお願いしましょう。

最後に最も多いのがコガモ
コガモ番い









その数20羽ほど、唯一雌雄で観察できます。
小鴨コガモ)学名 :Anas creccaは、カモ目カモ科の水鳥で小さくても(体長34-38cm)カモの仲間。マガモの子供がコガモではなく独立した種で、日本産カモ類の中では最小種のひとつなんです。

カモ類の中では冬の渡りが早く、春の渡りが遅いんです。でももうすぐ繁殖地へ旅立って行くでしょう。
DSC08153












雄は頭が栗色で、目の周りから後頸にかけてが暗緑色、身体は灰色で側面に横方向の白線が入ります。下尾筒は黒く、両側にクリーム色の三角斑が見られます。翼は暗褐色で翼鏡は光沢のある美しい緑色。
コガモ雌コガモ







雌は全体に褐色で黒褐色の斑。下尾筒の両脇は白く雄と同様に、翼を動かした時ちらりと美しい緑色の翼鏡が見られます。

さて、
デンマークの代表的な童話、アンデルセン原作の『みにくいアヒルの子』。
物語は、

アヒル群の中で他アヒルと異なった姿の雛鳥が生まれ、アヒルの親は七面鳥のひなかもしれないと思う。周りのアヒルから、あまりに辛く当たられることに耐えられなくなった雛鳥は家族の元から逃げ出し、他の群れでもやはり醜いといじめられながら一冬を過ごす。生きることに疲れ切ったひな鳥は、生きることを諦めかけ白鳥の住む地に行く。しかし、いつの間にか大きく成長していた鳥は、そこで初めて自分はアヒルではなく、とても優雅な白鳥であったことに気付くというストーリー。

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でも、香南市の蓮池のマガモ(アヒルと同種)は、どうも自分をコガモだと思っているみたい。まあ体はコガモよりずいぶん大きいので、辛く当たられることはよもや無いと思いますけど・・・

さて、このマガモ。コガモの群れが間もなく繁殖地に旅立つ時、どのような行動を起こすのでしょうか。観察はまだまだ続きます。

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