土佐料理 旬の鰹がゆく!

自然豊かな高知の気候が育む産物を食材とした伝統郷土料理のご紹介です。 自然に触れ、それらを見守りながら地方の環境問題を考え、豊かな自然環境の中で収穫される食材を自身の主観でレポートしながら、旬とは何かを考えます。

2013年08月

千日紅
秋雨前線が上空を南下して、めっきり涼しくなった高知県地方。
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香南市山北川河畔に咲く春播き一年草のセンニチコウに、多くの蝶が飛来しています。
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千日紅
美しい花のように見えるのは、、花や花序の基部にあって、つぼみを包んでいた葉「苞葉」。
高温耐性に優れ、今年の猛暑にも負けずに美しく成長した結果なのか、ただいま蝶たちの人気を独占しています。
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そしてその人気たるや、蝶に留まらず蛾までを誘引しています。
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左がセセリチョウ、右はちょっと似の蛾、ツメクサガでしょうか。
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紅・白・紫・朱色と変化に富んだ色彩も
人気の園芸植物「千日紅」。晩夏最後の一日を楽しませていただきました。

育ったところ
小学校の頃、授業が終わると天気のいい日は家とは逆の方向に自転車を走らせ、雑木林や清流の小川を駆け巡ったものです。そんな思い出の場所を40年ぶりに訪れてみました。
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ここは高知県道270号弘瀬高知線の円行寺。私たちが子供の頃は、円行寺街道と呼ばれていた道です。近頃、自分の知らなかった場所ばかりを求めて歩いて来ました。今日、家内を複合商業施設イオンへ連れて来たついで、つまり連れてきた以上は連れて帰るのが責務と言われましたから、ぽっかり空いた3時間で少年時代の自分を育んでくれた場所を、この目で確かめてみたくなったんです。
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実際には40年ぶりでも、ずっと夢の中で思い出として何度も見ていた風景。あの山のこの林で大きなヒラタクワガタを捕まえ
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あの沢のこの早瀬に刺し網を仕掛け、アユやテナガエビを取った場所。全て覚えています。県道は整備され、山は団地として拓かれ、田畑はビニールハウス施設栽培に変わっていました。林縁にあった友人の家も今は無くなっています。

実は思い出のいっぱい詰まった場所が、変わり果てた姿を見ることが怖かったんです。でも来てみると、しっかり面影は残っていました。まるで小学校の頃の旧友のように。勇気を出して、自分が大切にしていた場所に来れたのは、自身もまた昔のままでないことに気付いたからだと思います。

そして、地域が推し進めた開発が、自然を残す原型を留めた開発だったんでしょう。私の好きな高知が、ここにも残っていました。

夜の植物園
8月24日土曜日は先週に引き続き、夜の植物観察に行ってきました。今回は高知市五台山の『高知県立牧野植物園』で、夜咲きの花が、蛾やコウモリを介し授粉・結実するメカニズムを通して、植物が生きるための工夫や動物との関係を学びます。
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私の大好きな牧野植物園の天然エントランス
今夜は「世界ジオパーク高知県室戸市以来の息子も参加する野外観察という、家内のお膳立てに花を添える・・・が生きるための工夫や家族との関係を実践、日々学んでいる取り組?を自然界の生物たちに負けない様に遂行しなければなりません。プレッシャーがかかります。
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季節を代表する夜咲き花、熱帯睡蓮の一種サーガラハット
つまり家内が言うには、『花』を添えてくれるのは牧野植物園さんなんだからアナタは『膳を立てる』ことを考えろと言う事なんです。夫婦生活25年の長き間に、いわゆる「マインドコントロール」よりはるかに凄まじい洗脳を受けいれることで習性的に生きるための工夫や周囲との関係をなんとか維持できているみたいです。ついでに家内にはアナタは前置きが長く鬱陶しいとも 酷評されています。

さて、私が家族に選りすぐった『膳立て』、男の旬料理、鰻です。この日の為だけに、今年は2回あった土用の丑の日に鰻を食べずに堪え忍んできたのです。
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いつもの『かいだ屋』さんで大満足のうなぎ料理をいただきました
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うなぎは今や高級食材、確かに一年の消費量は私たち家族も減りましたがその分、目的を選んで利用すれば、その価値は今までの何倍にも膨れ上がって満足となって返ってきます。
ですからスタートダッシュは大成功、今日今だけは家族にも(すごく短い期間限定で)感謝されているようです。
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そして満足の食事の後、時間もちょうど良く『高知県立牧野植物園』へ到着。高知市内のすばらしい立地条件と自然環境を上手く活用した、全国でも有名な植物園ですから、園内は多くの来場者であふれています。

その多くの来場者に多くのお土産を持って帰ってもらえるように、スタッフの皆さんがまごころのサービスを展開してくださっています。
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私たちも、学芸員さんが夜の園内を案内してくださる『夜の植物観察ツアー』に参加させていただきました。夜花を咲かす植物たちが形成する生態系、動物たちとどのように関係し種の継続を果していくのかを、環境下で生きた講義を伺い学んでいくのです。
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植物たちは自身が誘引を企てる動物に特化した花型と香り、自生場所を選び、動物を巧みに利用し移動できないデメリットをカバーしていきます。植物が花蜜を介して動物に適した形に変異し歩み寄るのか、はたまた、昆虫が植物から吸蜜する為に進化するのか・・・

いずれにしても、夫婦のように阿吽の呼吸が見てとれる関係というのが、私たち家族の『夜の植物観察ツアー』から得た結論でした。
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さしずめ家庭における私は、ハナムグリといったところでしょうか、とほほ。

河畔林と魚つき林
近年注目を浴びている河川の河畔林ですが、河畔林が海岸の保安林のように『魚つき保安林』に指定される例は稀。でも河川上流部、山地の森林や河川の河畔林の状態が、海の生態系に大きな影響を及ぼすことは紛れもない事実です。
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物部川中流域西畔の河畔林
先日記事にした物部川河畔林。今日は水面下の生物を見ながら、一級河川『物部川』の変遷を考えてみました。
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二十年位前には、物部川東畔に沢山残っていた河畔林、今は殆どありません。その頃の東畔河畔林の高木には、サギのコロニーが沢山ありました。
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住み家を奪われた形のサギたちですが、今も変わらす河川に降り立ち一日を過ごして行きます。夕方にはシギもやってきました。水鳥たちの来河目的は勿論索餌です。
多くの野鳥を育む豊かな生態系は、残っている物部川のように見えますが、香美・香南市民は、上水が枯渇したことは無い反面、県下一級3河川で最も水量が少ないのも物部川です。
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小規模な河畔林が残る河口から3キロ程のこの水域で、最もよく目立つ水生昆虫は、トビゲラの幼虫。これらは渓流魚の釣り餌になる他、一部の県では食用にされた歴史も持っています。

トビケラ類幼虫は多くが川の石裏に、川底の小石や角礫、枯れ葉を幼虫の出す糸で集固し巣を作る生態を持ち、ミノムシ様に移動できる『携帯性巣』又は固定型の『造網性巣』の2形に大別される巣を作ります
上記画像は、私が固定型のを壊したもので、幼虫種はシマトビケラやヒゲナガカワトビケラ。

又これらは、カワゲラやカゲロウと並んで河川の水質調査の際の指標生物とされ、同時にシマトビケラやヒゲナガカワトビケラなどの造網性の種は、水中の小石が増水等で移動するような場所では安定して生活できないと考えられ、中小の川石が河川底床にバランスよく分布している水域、つまりアユの生息域に適した場所に多い種でもあります。
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ごらんください、石に付着した珪藻類をアユが漉し取って食べた痕、無数の『鮎の食み跡』まさに清流魚のリップマークです。アユの自然に対する感謝の接吻なんですよ。
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物部川河畔林付近のアユ
この辺りに多い魚類はアユの他、淡水ハゼ。石をはぐると網に飛び込んできます。
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画像はボウズハゼヨシノボリの一種。かなり少なくなりましたが日本産ハゼ類としては珍しい純淡水性のドンコ属 も見られます。
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ところで、十年位前にはこの河畔林周辺で沢山みられたテナガエビが今日はまったく見られません。そんな時、河畔に暮らす一人の私より年上の方が声をかけてくださいました。テナガエビの話をすると、ここ十年の物部川変遷をお話くださいました。昔は石をはぐると沢山いたテナガエビ。今は渇水続きでかなり少なくなったそうですね。
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以前香南市物部川支流で獲ったテナガエビ
でも、どうしても見たいならといって自宅へ戻り網と水中メガネを取ってこられ、テナガエビを獲ってくださいました。川とともに暮らしてこられた方なので、私と違い年季が入っています。
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今でもこの様にすれば、テナガエビ漁(エビタマ漁)ができるんですって。見る見る間にどんどん獲っていかれています。たった一時間位で、テナガエビ・アユ・ドンコとこんなに獲られました。
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目的のテナガエビもこの通り。獲れたのは抱卵した雌ばかり、生息環境からしてヒラテナガエビの雌なんでしょう。沢山獲れましたが十年前はこんなもんじゃなかったんですよ。

アユはいただいて帰り美味しくいただきました、すごく得した気分です。高知の自然に感謝、人情に感謝。

極上のパブリック・リレーションズ
パブリック・リレーションズ(PR)活動においては、自社の誇れる面をさらに助長し広く情報公開をすることが重要な要素ですね。私たち食品団地でも、素晴らしい企業戦略によってPR活動を効果的かつ持続的に達成している企業があります。
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平日8:30からのTV全国放送『はなまるマーケット』は高視聴率を持続している番組。家内の番組に対する評価(彼女のコメントは頗る辛口です)は、民放各社では事件事故を主体とするワイドショーが延々と続く時間帯に、明るく前向きな番組構成が新鮮でいつも見ているそうですね。
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その『はなまるマーケット』に、複数回番組採用いただいている高知の企業が高知県食品団地の『有限会社野村煎豆加工店』さんなんです。8月20日にも、こちらの食品が紹介されていました。
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紹介されていた食品は、高知の伝統的おやつミレービスケット』。地方伝統のおやつが商圏拡大展開しています。聞くところによると日本に限らず、上海やシンガポールでもこの高知のおやつが大人気だそうです。味だけでなく、食品原料としてアレルギー物質の使用が少ない事が、外国では特に高く評価されているんですって。
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何故か関係ない私も、いつのまにか一生懸命PRしています。私もこれを食べて育ったひとり、高知の伝統的おやつですから。ファンとしても自然に誇らしげな気持ちになるんです。

有限会社野村煎豆加工店』のみなさん、高知のためにも頑張ってくださいね。皆さんの作る素晴らしい商品は、私たち高知のミレーファンの誇りでもあるんです。

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