土佐料理 旬の鰹がゆく!

自然豊かな高知の気候が育む産物を食材とした伝統郷土料理のご紹介です。 自然に触れ、それらを見守りながら地方の環境問題を考え、豊かな自然環境の中で収穫される食材を自身の主観でレポートしながら、旬とは何かを考えます。

2016年12月

年末のダルマ夕日
2016年も終わり、今年も香南市など高知県東部で拾い集めたブログネタを見ていただき誠に有難うございました。今年最後の記事は年末の『大山岬だるま夕日』です。
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実は、
2016年元旦のブログ記事も大山岬で撮影した、だるま夕日だったんですよ。

ここ安芸市東端で太平洋に小さく突き出した大山岬。ここが東部でだるま夕日が見られる最西側だと思います。ですから最も観察期間が短い場所でもあるんです。浮島になって見える陸地は四万十町興津あたりでしょう。
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そして最後の夕日が水平線に沈む瞬間です。
今年最後の画像はこれにしました。
2017年の干支は酉。
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物部川の河原で2016年12月31日、穏やかな年の瀬の中、撮影したセイタカアワダチソウの穂先に、蝶のように止まるチョウゲンボウです。鳥ってこんなに軽いんですよ。

2017年 素晴らしい年でありますように

磯からこれを釣るのは
今年最後の日、12月31日のブログですから景気よくいきましょう。っといっても今日の記事は投稿いただいた画像からです。

各分野から魅力いっぱいの画像を送ってくださる、いつもの先輩から・・・
今日はいつも以上に驚く画像が送られてきました。
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これまでには、私の友人が香南市の砂浜で釣りをしていた時、そこで釣りをされていた人が釣り上げた巨大マダイの画像や、食品団地の方が、浦戸湾で目撃した巨大アカメを釣り上げた瞬間の画像などを、『高知の釣り』カテゴリーで紹介してきたんですが、今日のもまた凄いんです。

それら、沖磯も含め海上の船釣りでなく陸から巨大魚を釣り上げるのは、知識・腕・タックル・運そして根気強く信じ粘る気持ちのどれかひとつでも高いレベルで足りなければ成果には結びつかないもの。以前、アジ釣りをしていて巨大なクエが釣り上がったという実話を聞いたことがあるんですが、それは沖の船釣りのこと。陸からの釣りは、同じ魚種でも特に巨大魚の場合、その難易度を比較できるものではないのです。

どれも素晴らしい結果、いくらそれに備え足繁く目指す場所へ通い続けても一生、手にできない場合が殆どなのです。

さて、この先輩の送ってくださった画像は紛れもない超高級魚『真クエ』和名モロコは、巨大化しても味が落ちる事の無い数少ない魚種。ですから、クエ鍋の専門店においては、なかなか取り扱いに二の足を踏むこの巨大魚サイズでも高値で引き取ってくれるのです。

しかも、この巨大クエは先輩に伺うと、先輩の縁続きの知人が12月の初旬に釣ったとかで、見るからに肥えて状態の良い至極の一本。活きだとキロ単価7,000円、野締めだと4,000円と見繕って、35kgはありそうですから・・・
価格では今まで最高です。

でも釣り人にとって、釣り魚の値打ちは勿論それだけではないのですね。そして大きな魚を釣り上げることも素晴らしい思い出なんですが、思い出も魚の大きさだけではないのかも。私の場合は、どれだけ美味しかったかを重要にしていますし、釣った時の手応えと同じくらい記憶に残っています。

思い出創りも人それぞれ、でも今日の画像に憧れない釣り人はいないと思います。釣り人でなければ、休みの日に重労働して海からこんな重いもの引き上げるのはゴメンだという方もおられるのでしょうか。

私のブログ、2016高知の釣りの掉尾を飾る一枚としては素晴らしい画像、先輩有難うございました。

田園地帯にノスリ出現
物部川の河口で今冬初めてノスリを目撃して3日後、
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香宗川と山北川の分岐する地点にある公園のセンダン樹でノスリを見ました。
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周辺を見回すと他に2羽、この川筋にいます。
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野市の田園地帯に、この冬もやっとノスリがやってきました。
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いつもの年は12月に入る前にはこの辺りに現れるノスリ。
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カラスを避け、チョウゲンボウと小競り合いを繰り広げ、越冬期を人の暮らす田園地帯で過ごします。
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ノスリは何の目的で冬ここに来るのでしょう。ノスリはここへ来て先ず、人のいる田圃を探すんですよ。
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田圃を耕しだすと、何処からともなくノスリが集まってきます。この画像にも2羽のノスリが写り込んでいりんですよ。
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そこへいつの間にかもう一羽。ノスリはチョウゲンボウやアオサギと違って縄張り意識は強くない様です。
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チョウゲンボウは越冬中のカエルが掘り起こされるのを主に狙っていますが、ノスリは小動物を狙って防御が薄れる小野鳥も狩ります。
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そんなノスリは春4月、桜が咲きサシバがこの辺りを北上する季節になると、チョウゲンボウとともに田園を去っていきます。
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秋から春までの期間限定で、香南市の田園で人とともに暮らす猛禽類のノスリ。高知県では絶滅危惧Ⅱ類VU)の指定を受け、個体数が減少傾向にあり絶滅の危険が増大している種のひとつでもあります。
ノスリ

オオニベは高い魚ではありません
高知県では重宝される魚種ではないんですが、専門にこの魚を釣ろうとする遊漁の釣り人には人気の高い魚のようです。でも沖釣りで春の乗っ込み巨大マダイを狙っていて、この魚が釣れると大概の人はがっかりします。
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その魚の名前は『オオニベ』、スズキ目ニベ科最大の魚種、オオニベ属オオニベは、普通に1m に達し、1.5mになって初めて大きいといわれ最大2mになる個体もいるとか。そんな魚種は日本近海にざらにはいません。
オオニベ
ですから、大物釣り師はこの魚を放ってはおけないのでしょう。

高知沖では秋口に、小アジを餌に落とし込みで青物を狙っているとオオニベが食らいついてきます、オオニベは肉食魚ですから。宮崎では波打ち際のサーフから投げ釣りで狙うゲームフィッシングが人気だとか。

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運ぶのも大変なオオニベなんですが、もっと大変なこの魚を釣り上げるのは楽しい・・・人間は不思議ないきものです。
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オオニベ幼魚


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オオニベ成魚の歯
うに肉食、特に大きくなると魚捕食を専門とする巨大魚なのです。1mを超えるオオニベにはこんな立派な牙が生え揃ってんですよ。

オオニベを釣りにいって、自分が釣れなくても誰かが釣ればこの魚を食べることができます。一本釣れただけでも、オオニベを1家族で仕舞い付けるのは大事。だれかが捌いて皆で分けるのです。

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すから、私はオオニベを買ったことも無ければ釣った記憶もないのに味は覚えています。

旬は春から初夏、冬場は寄せ鍋の主食材にも活用します。

オオニベは高知の人が土佐弁で表現して特に「うげる」味ではありません。加熱してしかも洋食調理が似合いそうな魚種なのです。大型魚体で鮮度保持扱いが大変な上に、身の劣化色変わりも早いのです。しかも市場へ揚がるのは網物が多いのです。

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刺身でいただくなら、これくらいの鮮度が必要です。さて高知ではそういった評価のオオニベでも関西の市場へは九州からの流通が確立されているようで、熊本県を中心に養殖もされているのです。
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関西では、和食食材として焼き物や煮物にも活用されるんですが、高知県人は刺身で旨い‼といかないと、高い評価はしないんでしょうね。

そんな高知でも、今ではオオニベを釣り上げたいと思う遊漁者が増加しているんだとか。
この魚の場合、巨大であることが仇となっているみたいです。巨大魚への憧れとなって、釣り人に追い狙われているのですから。

今年最後の肉料理
家族が集う年末、今年最後の肉料理は『すき焼き』。私の母のリクエスト、90歳を越してこの霜降りが大好きなんです。
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特別な日の肉料理は、いつも高知市帯屋町一丁目の『和耕肉舗』さんに予約しておきます。すると用途に見合った和牛部位を揃えてくださいます。生鮮品って部位や等級の同じものを選んでも、いつも同じ食味食感とは限りませんよね。価格は結構りぐった心算でも、今日のお肉はイマイチだったなんてことも。
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でも和耕さんのお肉は、電話予約でもこの信頼度。物を見ないで大切な日の和牛肉を買い物できるお店はそうはありませんよね。そういった意味でも和耕さんは我が家の揺るぎないブランド。私とのお付き合いも30年近くになりました。もともとは仕事でのお取引からスタートしているのです。
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家族三代の総意で月に一度は家庭で、ちょっとりぐった肉料理。家庭でとびっきりのお肉が家族全員と食べられる喜びは、信頼できる肉舗さんがあってこそ。今回のすき焼き肉はサーロインでしたから、次回は厚切りのテンダーロインが家内のリクエスト。
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もちろん和耕さんに予約します。妻の期待を裏切ることは出来ませんから。

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