ミクリガイ
香南市吉川漁港の物産店舗『天然色市場』。平成12年7月1日にオープンし、生活改善グループや地元の企業などで組織する「吉川村観光物産振興協議会」が運営しています。商品は協議会の会員さんが生産した農産物や吉川村沖で捕れた魚を直接持ち込み、市価の20%程度安い価格で販売、他にも地元産品を利用した加工品等各種を販売しているんです。
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冬になると、よく行くんです。というのも高知県中部では厳寒期でも多くの野鳥が見られ近辺の赤岡や手結とは全く異なる、独特の生態系を形成しているんです。
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そして、ここへ来るといつも覗いていく天然色市場で、今日は買い物をしました。
ミクリガイご存じですか
ミクリガイ (2)
高知の桂浜土産店では荒波で自然研摩された貝殻も売っています。
ミクリガイそこそこ奇麗でしょ。
本州から九州太平洋岸に分布する、エゾバイ科ミクリガイ属の巻貝。高知でミクリガイといってもだれも知りません。でもヨダレといえば、高知の食通は知っています。別段珍しい貝ではありませんから。バイ貝のように浅い所の底引き網漁で漁獲されるようですね。
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生きている時も・・・
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茹でた後も・・・だから独特の美味しさがあるんです。

粘液を多量に分泌するところから高知県では「よだれがい」と言うんです。
酒蒸しや煮貝などにしてとても味がいいんです。盛んによだれ(粘液)を出すのをガラガラと洗い、そのままがさつに煮るのも、ていねいに酒蒸しにするのもお好み次第。身に甘味があり、食感も抜群ほどよく硬く噛むうちにじわり旨味が出てくるんですよ。

生きがいいよだれがい早速塩茹でにします。酒や醤油で味を調える方もおられますが、何しろ新鮮ですから、よだれがい本来の旨みを満喫する為に、塩だけで茹でました。
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水洗いして、旨みを逃がさないように鍋が充分に沸騰してから貝を入れます。貝を入れた後、再び鍋が沸騰したら味利きして、OKなら素早くザルに取り出します。
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新鮮な貝は、旨みもさることながら、食感が違います。熱いうち(茹で直)がおすすめですよ
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お味ですか
調理中の味見が只々止まらなくなっちゃいます。わかりますよね