地産外商

地域個性とは
一般社団法人新日本スーパーマーケット協会によって毎年開催される『スーパーマーケット・トレードショー 2015』高知県ブースに、高知県食品工業団地職員として参加しました。
















【スーパーマーケット・トレードショー 2015：高知県ブース】
私達の年代がかつて学んだ、大量流通・大量消費によって同質商品を今まで以上に安価に消費者のもとへ提供する仕組みづくりに重きを置いて奔走した時代は、地方の顕著な人口減少によって終焉を迎えたのです。時代は今そういった消費環境において、いかに豊かな地域社会づくりを行うか日本国として、同時に地方に暮らす私達の責任として、新たなステージを築き経済を成長させる事が急務とされているのです。


















【食品団地組合員と県立山田高校商業科コラボ商品の発表】
















地方としての個性を、如何に大消費地の皆様に高く評価していただき、それと整合性の高い提案商品を末永くご愛顧していただくことが、小規模事業者の多い地方においては、ひとつの『地産外商』のかたちなのです。










私達がバブル景気崩壊後、長く苦悩し気付いた事は消費者の満足追求と消費の拡大は、同時進行しなければならず、さらに現代日本では環境破壊につながる経費削減は社会悪として、厳しい評価を受けるのです。要は顧客満足の増加という至上目的とともに複数の事案において目標達成を求められる商品提供者は、同質商品における価格での個性発揮だけでは、やがて自らも消滅するであろう未来構図を否定できないのです。
















【高知県尾﨑知事に出展商品の説明を行う食品団地組合員】
こういった大規模見本市に小間出展する目的は、私達の持つ様々な情報を広く公開するとともに、市場の担い手の忌憚のない意見を、顔を合わせて収集し自社商品力を高め、やがて新たな地方からの流通を生み出すことにあるのです。

今あるものが全てでは無く、今あるもので新しい取引が生まれること以上に、私たちに豊かな可能性を見出していただき、共に進化できるビジネスパートナー探しができないと、決して実りある対等な取引は進行しないのです。













【スーパーマーケットで買いたい！フード30選
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2015スーパーマーケット・トレードショーでの選出商品】
今、私達地方の生産者に求められるものはその覚悟であって、決して今まで地方で行ってきた商いの方式を相手に提案することでは無いのです。