時節柄女王です
以前、真冬に椿の花で蜜を吸う姿をご紹介したクロスズメバチ。その時は、限られた角度しか見えなくて、種の特定ができませんでした。

※クロスズメバチの仲間も危険度の高い狩り蜂たちです。もし、自然界で遭遇した場合は十分にご注意ください。
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ところが今日は、芽吹いて間もない紫陽花の葉でじっとしている、冬眠明けのクロスズメバチを居着けました。
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この季節ですから、この個体も女王です。

基本的には働き蜂よりも攻撃性が低いとされる女王。その理由は、これから単独で初期の営巣を行い産卵し、みずからのコロニーを形成して秋には次世代の女王を世に送り出すのです。

その使命を今は自らが背負っているので、争そい事は極力行わず身体にダメージを受けるリスク回避をするのです。でも刺す時は刺しますからね、凶暴なスズメバチの仲間なのですから
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今日は正面へ回り、種を確かめてみます。

ここは、標高600mほどの山間で、この日は気温が低く、大人しくしていかしたので・・・ この角度でもう種類は分かります。というか、標高にある山間部で見つけたんで、初めから想像はできていたんですが。
シダクロスズメバチ






シダクロスズメバチ

ピンクの丸の部分が酷似するクロスズメバチシダクロスズメバチを識別する紋様部位特徴となります。

複眼下内側の黄色紋がこの様に強く湾曲していて、頭盾中央の黒帯が下縁まで貫いているのはシダクロスズメバチ。本種は、クロスズメバチより若干ながら山地性であることも知られています。