二月後半に回遊してくるのが室戸の極上ブリ
2月24日の早朝、日沖海岸から大敷網漁を見ると漁船と漁を視察しているチャーター船が一艘。
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新年は昨年に比し全般に低調だったように思われた室戸の大敷網漁だったのですが、久々に期待が持てそうです。先回りして椎名漁港で待機していました。

椎名漁港へ
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ここ椎名漁港は複数の定置網を朝の内に水揚げするので、2艘の定置網漁船が順に入港してきます。この日、まず最初の漁船の主たる漁獲魚は30cm程のシマアジ
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その後、戻ってきたのが大敷網の漁獲魚。期待通り、例年に並ぶ大型ブリの漁獲が今シーズンも始まっていました。
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しかも今年のブリは非常に良い状態に見えます。90cm前後の体長が揃い、しかもこの厚み。日本海産のそれに劣らず丸々と太っているのです。
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この日は70本程度の入りだったんですが、
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聞いた話では前々日はこんな素晴らしいブリは二・三百本入っていたんだとか。
聞いた話には背鰭・尾鰭が付くんですが・・・実際には(新聞記事によると)椎名の大敷網に22日の朝、700本のこんなブリが入っていたという記事が出ていました。
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そして2艘の漁船に次いで定置網漁を視察していたチャーター船も入港してきました。
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気になる検量を見に行くと、軒並み10㎏位はあるんですね。22日には更に20㎏を超える記録的大物も混ざっていたんだとか。

佐喜浜漁港へ
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この後もう一港、佐喜浜漁港へも行ってみました。ここは回遊魚といっても中小型の魚種が中心。それにハガツオや70cm位のハマチが混ざっています。
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それらを見ていると、大敷漁船の艫(トモ)でいつも浜焼きにしている獲れだち鮮魚の中から顔見知りの組合員さんがハマチの切り身焼を持ってきてくれました。
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浜焼き風にいただく鮮魚焼は素朴で味わい深く、実に美味しく室戸漁師の味を堪能させていただきました。こうなると是非、あの巨大なブリを味わってみたいものです。

室戸岬漁港横のとろむさんへ
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そこで久し振りに昼食は室戸岬漁港の『とろむ』さんで地の刺身を食べてみることにしました。
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この日は日曜日で、室戸には多くのお客様が入込み遅い時間に入店した私は、売り切れメニューもあって刺身定食を頼むことに。

この日の刺身は三種盛り、開店時とは魚の種類が変った?のか表示価格より安い1,200円で提供してくださいました。
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さてこの刺身盛りの中で、この日は地の近海物でない魚種が1品あるそうです。お店の人に伺いましたから間違いありません。しかもその魚種は、遠洋の冷凍品の解答提供なんだとか。その魚がどれか分かりますか。私は何も伺わなければ分かりませんでした。冷凍品があることを聞かされた後で初めて想像できた次第です。

その魚種はメバチ。他の魚種は室戸獲れのハマチとハガツオなんですね。驚きました‼といってもわざわざ室戸まできてマグロが冷凍のメバチであったことではなく、冷凍魚を地の鮮魚と全くそん色ない状態で提供できる技術についてです。本当に教えてもらわなければ分からない解凍メバチなんです。
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そして漁港で見た逸品ブリとは異なる品質であろうハマチ。身の奥深くまで脂がサシとなって浸潤はしていませんが、捕食状態が良い証として皮を剥いだ皮下の脂が豊かにのっています。しかも鮮度が良くやや赤みの強い身色でも生臭みは皆無です。
浦戸屋さんへ
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こうなるとますます、あの大型ブリを味わってみたくなりました。そこで、今度は室戸の地物が揃う鮮魚店『浦戸屋』さんへ。そこにお目当てのブリは入荷していたんですね。価格は原魚状態(12㎏超)で税別1,000円/㎏です。
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そして身を割った状態がこちら。勿論、夕食の一品はブリにします。
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室戸の極上天然ブリ

取材日2月24日 日曜日