大月町育ちのシロアシエビ
シロアシエビ










シロアシエビ
ご存知ですかシロアシエビ⁈ アシアカと呼ばれる脚の赤い海老は、高知で古くより食材活用される美味しい海老なんですが・・・
アシアカ









アシアカことクマエビ

高知では古くよりアシアカの名で流通するも、この海老の標準和名はクマエビ
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近年、後を絶たない食品の原材料表示の問題点として多くの人に着目された様に、クルマエビ科の表示には慎重を期さなければなりません。

このクマエビ、高知では昔は国産海水エビというのが普通だったんですが、その分布域は非常に広く隣国をはじめ東南アジアや南半球オセアニア圏までクマエビと呼べる種が分布しているんだとか。現在ではコスパ面でクマエビ流通は国産より冷凍輸入物が多いのです。

ということで、高知で活エビ状態での流通なら国産と見て間違いないと思います。
バナメイエビ










そうなると、こちらのシロアシエビも活エビなので国産かというと・・・高知県西部の幡多地方、大月町育ちと明記されているので国産ではあるんですが、
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愛情たっぷりの手作りポップに❝大月町育ちのシロアシエビバナメイ)❞ つまり、これが近年悪者海老の代表みたいなレッテルを張られたアウトロー。ブラックイメージ覚めやらぬバナメイなのです。イメージはブラックでも、新しい源氏名はシロアシエビでかっこバナメイかっこ閉じるなのです。

勿論海老自体にはなんの落ち度もないのです。人間社会が勝手に踊り乱れた巻き沿いを被った海老、もっと言うと外国で人間が作り出した過酷な生育環境で生産された可哀そうな海老なのです。否応なしに人間によって、コスパの最先端を突き進まされたクルマエビ科のバナメイエビなのですね。

人間がこのバナメイ海老を標的にして流通拡大を図ったのは、一にも二にもバナメイが美味しい海老であること。そしてご覧の様に水槽へ過密に入れられても弱った個体がいないように強い海老なのです。

強いというのは、塩分濃度の変化や病気にも強いんですね。でもそれには限界もあるのです。水質悪化や過密は養殖対象生物に多大なストレスを与え続けます。本来、自然環境下での生物の摂餌は、地域の生態系の食物連鎖の上に成り立っていて、高次生物の排泄物や死骸も害になるどころか無になることもなく他の生物に活用分解され、あるべき循環が確立されています。

それを科学的に改善することは恒久的には不可能であるといっても過言ではありません。甲殻類は基本的に薬剤投与には脆弱ですが、養殖業の命題である収益性を高める為に餌料への抗生物質添付は避けて通れない必須手法なのです。

ですから、閉鎖水系での海老養殖は何年も同じ場所では続けられないとされています。度を過ぎると、長期に渡る水質汚染や土壌汚染につながるのです。

生産者の多くは口を揃え言いますね、高いものは売れないと。消費者もコスパが良いと喜ぶのは事実です。でもそこには何故、他より安いかの自身の検証はないのです。自分や家族の食べ物なのに。勿論、法令に従い一定の基準をクリアしないと食品は流通しません。でもコスパ以上の選択はもっと考えるべき。品質と価格の評価は薄っぺらなものでなく、もっと多角的包括的に調査してコスパは初めて語るべきものであると考えます。
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さて大月町育ちのシロアシエビことバナメイエビ。見た感じ地方名(ブランド名?)の如くに貴婦人のよう。育ちは良いみたいです。

価格は活状態で一尾250円。サイズは30~40gくらいでしょうか。私は活海老として至極妥当な価格だと思いますが、もちろん一般的なエビフライ定食には食材活用できない価格です。でも、普段使いにはならなくても、名物になれば食べてみようと思います。味も加熱発色にも優れた海老ですから。

でももう一つ確かめておきたいのは、仮に自然環境下へ放たれた場合、既存生態系への環境圧迫の懸念は・・・

大月町では、全て検証済みなんですよね。もっとも、バナメイ自体は国内での養殖実績もある様ですが。