魚に鳥に昆虫に・・・
季節によって同じ海域や地域を行ったり来たりする生き物を私達人は沢山知っています。それを魚なら回遊鳥なら渡り昆虫なら・・・
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アサギマダラの秋の渡り
昆虫にも渡りと言われる行動を取る蝶がいるのです。それぞれがそうする理由はひとつではないのですが、行ったら帰ってくるのです。つまり行きっ放しではないのです。それら生き物はその長距離移動において大きなリスクを負い、激しく淘汰されるもそれを刺激として、同じ類でも長距離移動しない種とは異なるリズム感を持って生きるのです。
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室戸椎名漁港 カツオの水揚げ
でも鰹の場合は、一生同じ海域を毎年移動するのではなく、日本列島に接岸するように上ったり下ったりするのは殆どが未成魚。しかも実際は黒潮に乗って日本列島の太平洋岸を移動するのではなく、三つの大きな群れて北上してきて列島に突き当たるも殆ど西東の移動はしないのです。

そして成魚になると熱帯海域を水平移動するのが主流になると言われています。ですから日本近海へ来る鰹は、摂餌活性を満たすために移動すると考えて差支えないのです。
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サシバの渡り
野鳥の場合、渡りをする鳥は越冬地と繁殖地を移動し繁殖地で世代交代した新生個体は性成熟の有無に関わらず成長と同じ移動を行います。渡る事によって鳥同士限られた環境条件を棲み分けしたり、移動によって得られる刺激を求め成長に役立てているのです。でも、高知では越冬ガモも動物園で飼育すれば繁殖地へ行かずして強制的に繁殖はします。
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県道沿い秋葉山入口 10月14日
渡りをする蝶として知られるアサギマダラは、行った個体が返って来るのではなく、世代交代をした同種の別個体が帰ってくるのです。
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しかも高知では幼虫が(若齢幼虫に限って)冬を越せます。つまり食草が存在し越冬可能な種にもかかわらず、羽化すると同じ場所に長期間留まらないのです。それは温度に対する適正幅があって、高温も低温も苦手なのです。夏に向かってはより涼地、冬に向かってはより暖地と温度を刺激として新たな地へ誘われていくのです、複数の吸蜜花と幼虫食草の生息する地域間を。
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西川花公園
そんなアサギアサギマダラの秋の飛来は今年は非常に遅かったのです。
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高知の自然と人が咲かしたヒヨドリバナやフジバカマが終わってしまうのではないかと思うくらいに。
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マーキング活動
10月の三連休の最終日、10月14日の祭日には香南市にもまとまった個体が入ってきました。この日は、各所で300頭以上の個体を見ましたがマーキング個体は一頭のみ。10月11日と記されています。

飛来はこれからもどんどん増えてくるはず。そして暖冬の年なら室戸では年を越しても極少数が留まって新年を迎えて行くんだとか。気が付けば今年も残り二か月半、一足早く多くの動物が冬支度に入っているのです。