高知でこれほどの大型を見たのは初めてです
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この魚は
室戸へ来たら必ず立ち寄らせていただくのが鮮魚店の浦戸屋さん。漁港を丁寧に回っても網羅しきれない地どれ有用魚種がここにはあるのです。
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それとここの美味しい旬鮮魚を購入して家族の土産にするのです。それに、当然のことながら産地で買う魚は自宅近くで購入するよりも安い! こちらから産地へ出向けば、提供者側からも無理せずそれが出来るのです。
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旬のアオダイ
しかもまるで生きている時の様な色彩の魚。産地から離れた場所では到底体験できない色合い。多少産地によって個体差はあるものの、これが室戸どれ、この魚の真の色彩なのです。

フエダイ科の一属アオダイ属のアオダイはクセを感じない中に、しっかりとした❝うま味❞を感じる事が出来て、その上に食感もよいのです。
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しかもアオダイは今が旬。産地の旬魚ならではの品揃えで、丁寧に識別されほんのちょっと大きさが異なるだけで価格も75円⇔130円なのです。
ウメイロ刺身










新鮮アオダイの身色
折角産地まで出向いて美味しい刺身が食べたいなら迷わず大きい魚体の方を選んでください。中小型漁は総じて大型に成長したものが上質です。
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でも大型個体がない時には、皮を挽かず残して湯引きしてうま味を増強させる等、工夫してくださいね。小さい分皮目も薄く食べやすいのです。
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アラは味噌仕立てがあいくち。といってもクセのない魚ですから鮮度が良ければ赤味噌は避けるべきと思います。

このアオダイと比べて濃厚といえるうま味を持つ白身魚がフエダイ。
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美味しい魚揃いのフエダイ科フエダイ属にあって本種はその旗種ともいえるもの。

そろそろ旬が終わる為かこの日は㎏1,200円だったので今日はこちらを2尾購入しました。一尾1kg弱の個体です。
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フエダイの身色
フエダイは1,5㎏を超えると更に上質となります。
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あらだきは絶品 頭部やカマには上質な脂が

小振りな個体の上身は、うま味はあっても若干脂ののりは薄いのです。
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フエダイを使った鍋料理

アラをふんだんに使った鍋料理の味わいも格別なんですよ。

もっとも、フエダイ属はマハタ属と比べると、加熱による身の締まり具合は弱いのです。
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ですからフエダイ属やマダイ属を使った鍋飯は、切り身を丁寧に扱い大きめに盛り付けて、炊きあがった後に先ず目で愛でてそれからいっきにまぶし込むのです。演出感は抜群で、家庭受け間違いなしだと。
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フエダイのにぎり
お土産の調達が整ったところで、冒頭の画像の魚なんですが、
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この日、浦戸屋さんには2本の巨大ともいえる大型魚が入荷していました。どちらも、今日漁港では見なかった魚種です。その内一本はオオニベ
室戸の巨大ヒラマサ







もう一本がこちら。東シナ海や日本海の産地ほど高知では個体数の多くない魚種です。1m10㎏は優に超えていました、痩せた個体でも重量はあるのです。

この魚は以前、ブリ属三兄弟で紹介したヒラマサ

ブリとの相違点は、
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鰓蓋切れ目までの長さがブリと比して短い・上唇(上顎)のカドがブリより丸みを帯びる等なんですが、それは太り具合や成長度合いによって随分違った印象を受けるのです。
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ヒラマサ若魚
同じ種類ヒラマサでも上顎の丸みの帯び具合、全くちがっていますよね。

ですから最も目視識別し易いのが胸鰭と黄色い縞の位置関係です。胸鰭が黄色い縞上に完全に掛かればヒラマサなのです。

ですから、次の画像は全てブリなんです。
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肥えていても面長のブリ
魚種の原魚による目視識別も結構ややこしいでしょう。紛らわしい魚種同士、多数存在するのです。それは分類学上の近似種同士に限らず、全く違う種属がある目的をもって擬態している場合も少なくないのです。
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でも、近似種同士を身色や味で識別することは更にハードルが高く至難の業なんですよ。同じとことに生息して同じ餌料を食べていることも少なくないのですから。
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ともあれ、この日は室戸のブリ属三兄弟、全て10㎏以上の魚体画像を揃えることが出来ました。

どれが一番美味しいかですって・・・勿論それぞれ旬が明確に違っていますから、旬のものが一番じゃなく断トツに旨いのです。回遊性の強い青物とはそういう魚なのです。