都会の公園の中で
当ブログでが今まで、人が創った人工の施設を自然動物が活用する様を季節ごと折に触れて取材してきました。今日はその里山編ではなく都会編です。
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ここは桂浜近くの長浜の海岸でだるま朝日を見た後、帰宅途中に寄った高知市内の公園です。
早朝に来たのは初めてでしたが、思いのほか美しく思えました。
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紅葉を見るにはもう遅いのですが、残り少ないモミジが朝日に照らされて凪いだ池面に映り込み、未だそれなりに秋の風情が残り美しいのです。

モミジフウに限らず多種多様な樹種を植えていることで、秋の紅葉が長く楽しめるだけでなく、それぞれの季節を感じられる作りの人工公園になっています。
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しかもこの公園、暑い季節には涼を求められる様に滝潜りも出来るように設計されていたと記憶しています。

この池の周りには遊歩道が巡り、季節を問わず近隣の方々が散歩しています。勿論、入るのは自由で無料。
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さて、ここはどこかというと『わんぱーく こうち』の駐車場前にある公園で、隣接する動物園『アニマルランド』まで入場は無料。

まさに家族全員で楽しめる憩いの場所なのです。でもそれと自然の接点、今日のタイトルの意味は、ここに集まって来る複数の水鳥の事なんです。
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ホシゴイ
20年以上前、会社の駐車場で羽根を痛めたホシゴイ(ゴイサギの幼鳥)が蹲っていて、事前連絡をしてアニマルランドに持ち込み獣医さんに保護をお願いした経験があります。
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軍記物語として有名な歴史書物、平家物語にも登場するゴイサギですが、魚食鳥として害鳥的イメージも拭えず、人に追われる事も少なくない野鳥。環境保全数も減少傾向にあります。ところが、ここのゴイサギは近くを散歩する人を見るために、窄めた首を伸ばしても飛び立つことは少なく人に慣れています。
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コサギ
白い鷺もいるんですが、この日は少なく少数コサギがいただけ。
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他にもこの池に集合してくる魚食鳥を探してみると、鵜とカイツブリが複数います。

自然環境に囲まれた川や池の同種の野鳥よりも、ここの各個体は人に慣れているというか、ここが人の暮らす場所と意識して入って来ている様で、鵜にも相当近づいたのですが逃げません。
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カワウ
接近して種を確認すると鵜はカワウでした。

因みに良く煮たウミウとの違いなんですが、
ウミウ









室戸夫婦岩のウミウ(幼鳥か)
大きさや容姿、色合いも全く同じではないのですが、それらは成長段階によってはどれも微妙。

もっとも明瞭な差異とされるのが、嘴基部の黄色い裸出部後縁の形状。より鋭角な形状がウミウです。

さて、高知市といえば都市圏から見ると田舎なのですが、全国的に見ても多くはない超一極集中型都市で、県民の半数近くが高知市内の狭い平野部に住んでいる(約33万人)のです。

ですから高知市内の平野部は思いの他、都市なのです。
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そして、ここまでは中・大型の冬期に見られる魚食鳥を紹介してきましたが、この日の朝は清流をイメージさせる美しい小野鳥もこの環境へ入って来ていました。俊敏な野鳥なんですが、どこに止まっているか見つけ出せますか。
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因みにこのような止まり方をしています。

自然の中ではなかなかこの距離では見れない小野鳥なんですが、ここでは野鳥の方から飛んで来て近くへ止まったのです。
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しかも振り向いてもくれるんです。カワセミは♂成鳥でした。
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野山で野鳥を探していたら、カワセミを撮影するのは何処が良いかとよく聞かれます。

これからは、ここ『わんぱーくこうち』も候補に入れることにしましょう。

運が良ければ、人工公園ならではの紅葉や季節の花々と一緒にカワセミが撮影できるかも。

追記
コメントの中で情報をいただい外来種ティラピアとはこんな魚です。
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食用に養殖され特別な名『いずみ鯛』の名で柵取り販売されていた経歴を持つ魚です。