わが家の秋釣りシーズンイン
7月下旬以来、3ヶ月振りに加領郷の防波堤へ。前回は余りにも暑くて大した釣果もなく、午前10時には逃げ帰ってしまいました。
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加領郷の突堤
その時と比べ、季節は快適になっています。もちろん、日の出も2時間近く遅くなりこの日の釣行予定は午前中いっぱいは粘ってみようかと思い気合を入れて臨みました。私は一人で釣りを楽しめる能力にないので、今回も長男と一緒にここへ来ました。

その加領郷は季節もそうですが、実に素晴らしい状態に変化していました。前回というか、今まで来た時には、他の防波堤にも時々見られる様に釣り人がゴミを持ち帰らず、港へ放置して帰るマナー違反が見られたのですが、今回は隅々まで綺麗に清掃されていたんですよ。
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レジャーゴミが全て清掃されていた綺麗な突堤
いつも行く自然豊かな場所に、持ち込んだゴミを放置していくどころか、駐車場や道路に散乱させ帰る人はいるのです。本来は無いところにそれらがあると、その場に来れた喜びも吹っ飛んでしまいます。
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7月末にも見られたタカベが港内に居付いて逞しく成長
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近くにあるコンビニも、公然と自店のゴミ以外は受け取れない旨の告知をしている場所が以前は数多くありました。勿論、そこににもモラルに反する来店客のマナー違反は数多く存在するはずです。でも、コンビニ全店がその方式を押し通すと、旅先でコンビニに取りそろえた商品の大部分は購入できなくなっていまいます。自らの提供するサービスの将来性を業界全体として考え、抜本的な問題解決に目を向けないとコンビニ全体が推し進めて来た様々な顧客への来店動機の提案は基本的な部分で崩れ去る事もあるのです。
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ナンヨウツバメウオも港内で成長中

実際、この防波堤に放置されていたゴミは、ここで使った釣り具がやコンビニ名の入った昼食の食べ残しと容器類でしたから。だれかが放置しそれがかたちとして残っていれば、悪い事と知っていてつい、追随してしまう場合が無いとも言えないのです。その点、リセットできたここへ来る人々は素晴らしいと思います。

場所よし、季節よし、そこへ訪れる人も吉しの加領郷なのです。
加領郷メジナ












盛期の加領郷メジナ40cm級
健康な頃から漁が好きだった私は、今は家族の力を借りてそれを楽しんでいますが、その目的は漁ですから食材の調達です。加領郷の場合、目的魚の第一はメジナ。
家庭料理メジナ











釣ったメジナの家庭料理
それを漁した釣り人の特権として、鮮度や熟度にこだわりを持って管理し食すのが喜びです。

このメジナにも明確な旬は存在しています、磯魚ですから。でも今は、イサキの様に周年美味しい魚となってしまいました。特に沿岸部に居付いたメジナは周年釣り人の撒く、餌を食べ本来の食物連鎖が近年大きく変化してしまい旬以外の味が向上しています。その分、
対象魚種を明確に限定して販売されている撒き餌さに混ぜる集魚材は人体に無害なのか、漁業に悪影響を及ぼさないのか等、環境への影響も心配もしてしまうのです。メジナは有用な海産資源なのですから。
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この日釣れたメジナとクロメジナ
さて、このメジナなんですが沿岸性の磯魚ですから条件の優れる海域には周年います。ですから以前の様に、活性の低下する低水温期にわざわざそれを狙わなくても構わない訳で、人にとっても食欲の季節に喩えられる秋は、メジナの摂餌活性の高い季節でもあるのです。

ところがそれは他の多くの魚種にも当てはまる事で、昨日の記事にも登場したいわゆる外道と言われる魚種たちも活性が高いのです。
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ですから、それらの間隙をぬって秋メジナを如何に仕留めるかがこの季節のテーマなのです。最も特殊な部類の人間の私はこの外道釣りを楽しみにもしているのですが・・・

因みに、この日釣れた外道たちは
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アオブダイ属のアオブダイとヒブダイ
とにかくどっさり釣れてしまうのが、これら体長30㎝台のアオブダイ属の幼魚。時には60㎝を越える成魚も仕掛けに食らいつくのですがメジナタックルでは瞬殺です。

これらブダイ科の魚種の英名はparrotfishオオム魚と呼ばれています。
骨格青舞鯛 







独特な形状をした歯は上下それぞれが融合して、成長とともに発達し、オオムのくちばしのようになり、咬合する力には凄まじいものがあります。

それはより巨大になることにより、イシダイの咬合力を上回っても全く不思議ではありません。この嘴でフロロカーボンハリスを噛むとラインブレイクを起こすことは容易に想像できますよね。

これらを如何に搔い潜って30cm以上のメジナ類の釣果に結び付けるのかが秋の堤防釣りの醍醐味‼ 実際に40cm程のメジナの姿は海面下に見え隠れしているのですから。でも釣れてくるメジナのほとんどは木っ葉に毛の生えた程度の20~25cmクラスなのです。
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チョウチョウウオと棘に毒を持つアイゴ
漁の目的外の魚、釣り上げてしまえば外道で、針に掛からない魚たちは餌取りなのです。

このアイゴ、強い棘毒を有し多くの人は嫌う外道ですが、私は30cmを越えていれば、先ず丁寧に棘を全て切除した上、迅速に下処理をして持ち帰り直ぐに刺身にして食べます。透明感に優れた美しい身色と食感を演出するには手間のかかる魚種で、食味劣化も著しいのですが、適切な処理を施し鮮度にこだわって食せば、アイゴならではの美味しさは絶対に潜んでいるのです。
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これは30cm弱のイシダイ、7本の縦縞が明瞭に現れる、未だ外見上雌雄識別が明瞭でない幼魚で別名シマダイ。引きを十分に楽しみ放魚しました。
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そして当初の釣行予定通り12時には帰路に。安芸の手打ちうどん店、いおき家さんで昼食を楽しみ帰って来ました。

次回は11月に来る予定にしています。田舎暮らし、わが里海の魅力を十分に堪能した家族との一日でした。