たった二人の翡翠撮影会
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高知市に暮らす高校の先輩をお誘いし、カワセミの撮影会を行いました。高知市は政令指定都市には及ばないものの地方自治法に定める政令による指定を受けた中核市。高知県民の半分近くが暮らす一極集中型の、私の暮らす香南市から見ると遥かに人で賑わう都市なのです。
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ならばとばかりに、この日は秋の花が咲き乱れ、季節の蝶が舞い、無数の鮎が群れる・・・季節の生き物で賑わう、私の活動するフィールドへお誘いしたのです。

どうです、このスペシャルな季節感‼
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清流の堤に咲くフジバカマに群れるアサギマダラ。でも先輩は花にも蝶にも興味のない硬派なのです。
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それならば清流を舞う鮎。

まもなく下流へと降る季節限定の型の揃った群れ鮎の乱舞が目の前に展開されています。
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群れの中には、いち早く婚姻色を発色したマスかと見紛う様な見事を通リ越した不気味な大きさの尺上鮎も見られるのですが・・・先輩曰く鮎は食べるもので見る物ではないそうなんです。
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そんな先輩は、ここへ何しに来たかというと、野鳥の撮影に来られたのです。

早速、ご自身の世界に入って野鳥の撮影。と思いきや二羽のコサギは単に試し撮り。コサギたちに失礼な先輩です。

先輩は鳥の写真を撮影したいといっても興味があるのはたった二種のみ、カワセミとハヤブサだけなのです。
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かといって、ハヤブサの仲間のチョウゲンボウには全く興味を示さず、運よくチゴハヤブサに遭遇したとしても、間違いなくハヤブサとの違いを理解できていません。

そしてカワセミの仲間のヤマセミには少なからず興味をお持ちです。
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ここは私の知る限り、カワセミとの距離が最も近い場所。特に先輩の陣取る場所では、眼下に幾つもカワセミお気に入りのとまり木があり、最も近い枝へ止まればその距離5m以内、前に張られたワイヤーにもよく止まります。
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ここで先輩に変化。態勢を伏せて被写体を狙っています。カワセミが現れたのですね。
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カワセミは正面のワイヤーに止まっています。間違いなくこの距離は、先輩史上最もカワセミとの距離を縮められた瞬間。
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カワセミは直下の河原にも降りるのです。先輩とカワセミの時間は30分ほど続き、その間は、先輩にとってとても素晴らしいひとときだったに違いありません。
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やがて先輩は・・・
あしたのジョーのように燃え尽きて真っ白くなっていました。
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夜須町ヤ・シィパークのオーシャンビューレストラン、マサラ ヤシーパーク店で昼食。直産市場で鮎の開き干物を購入し、今日の撮影会は無事お開きとなりました。

俗世間の喧騒を忘れ、私たちならではの地方暮らしを満喫した高校の先輩後輩の二人でした。