里山畑のケール栽培
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初冬の或る日、妻が自身で管理する里山の畑を耕しています。といっても肥料は施さず、秋に生えた雑草を土壌にすき込んでいるのです。
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何を植えるのか聞くと、とりあえずはモロヘイヤなんだとか。妻は自身の産する作物に施肥どころか消毒も一切しません。虫に食べられても一言、やられた‼ で終わりなのです。
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モロヘイヤも鞘から種を採取
基本、虫に触るのは平気ですが殺すのがいたな様で、私が害虫を見つけて妻に見つからない様、人海戦術で殺処分しています。耕作地が膨大な面積ではないので、それでも一定の効果は見込めるのです。
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さて自然な土壌を耕すと、冬といっても初冬期ならうじゃうじゃ虫が出てきます。
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妻は背後の雑木林の腐葉土から冬でもノコギリクワガタの成虫を掘り出してくる、もの凄い里山の管理者なのです。
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さらに真冬に筍も掘り出してきます。この味わいは絶品‼ えぐみとは無縁のうま味と甘味が凝縮されていて、皮ごと炙って抹茶塩でいただくのです。

この冬も楽しみにしているんですよ。
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初冬の耕作、よく見ていると掘り出された土中のクモを目敏く狩り蜂が飛んで来て、瞬時に麻酔針を打ち込みました。
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小型の狩り蜂で狩ったクモを巣穴まで飛んで運ぶのに苦労しています。
田圃の中で展開される、真昼の決闘を特等席で見ました。
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林の中でモズが鳴いています。掘り出された畑の虫を狙っているのです。上空を見上げるとノスリ。その内、きっと飛んでくると思っていました。
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防災無線の塔に止まりこちらを見ています。
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畑の草むらでオオカマキリを捕まえたノスリ
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今日は、ケールの青汁を摘みたて搾りたてで振舞ってくれるというのでここへ来ました。正真正銘、栽培履歴の保証つき、無農薬で土は最初に野菜栽培専用の土を敷き、追肥は一切行っていません。
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それでいて、葉がどんどん成長し、次々収穫できるケールは実に逞しい植物です。

ケールはアブラナ科アブラナ属で地中海沿岸域が原産のキャベツの原種に近い、各種ビタミンやミネラル豊富な野菜。栽培は比較的容易とされ、高知の海沿いのここでは新年1月中旬まで収穫が可能の様です。
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無農薬栽培の証
ケールの葉にモンシロチョウの幼虫(青虫)の姿。その存在は葉と同色(青汁と青虫)だけに、無農薬栽培ならば、糞か食痕を見逃さず間引いていくしかありません。
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モンシロチョウの越冬態は蛹。香南市に霜が下りる前には青虫はケールを離れ、垂直な場所を好んで蛹化し、早春には蝶となって再活動を始めるのです。

妻の栽培する無農薬ケール、ひょっとして青虫の食べた余り物なのでしょうか⁈
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陽が傾くまで土壌耕作した妻が帰りがけにケールの葉を見つくろって収穫してくれました。
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初冬の早い夕方。沈みゆく太陽を通り過ぎる雲が次から次へと彩雲となって淡い虹色に輝いています。彩雲は慶雲とも言われ吉祥の前触れ。この後はきっと良いことが起こると思っていました。
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この吉祥は多分これ、鮮度にこだわり妻の実家で収穫直後のケールをジューサーで青汁に。
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妻が言うには、いつもよりケールを20%増量したスーパースペシャルな青汁なんだとか。
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アイスクリームでも落とせば抹茶フロートみたいな一見美味しそうな色(*_*;

一気に飲み干してやろうと思いましたが一口飲んで二度ビックリ。これはどう考えてもジュースではなく薬です‼ 妻には決して言えませんが・・・
これでは虫もつかないハズ。私はこのテイストをそう感じました。どこまでも青臭く、繊維質の喉越しというか舌でのザラザラ感が独特です。青虫も毎日、毎食、よくこんな葉を食べて満足しているものだと大いに関心しました。私なら迷わずキャベツに行きます。

本青汁は、恐ろしい程の、恐怖にも似た味‼ 母が通販で飲んでいた青汁が千倍旨かったような・・・ひょっとすると青虫の味も一緒にブレンドしているのでしょうか。
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妻は今日も青汁が美味しいと自画自賛。毎日飲んでいると慣れるのでしょうか。何か口直しはないのかと聞くと、山北ミカンのバターを出してくれました。
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自宅へ帰りがけにもう一度、吉祥雲を見てみると今度は不気味に真っ赤に染まっていました。予報では今夜から雨なのです。