完全にハマってしまいました
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といってもゾーンにすっぽりとハマってしまったのは、私ではなく高校の先輩の話です。

なまじっか、写真をかじって昔々のおとぎ話のような時代に賞をもらった思い出を引き摺っておられる私の先輩の場合、私とは異次元のこだわりが写真撮影にはあるみたいなのです。

そこで、前回のカワセミ撮影会の反省をずっとひとりでなさっていた模様。自分に今足りないものが何かを自問自答し、出した答えがレンズだったようです。そこで、選りすぐったレンズを購入してしまったあとは皆同じ。一刻も早くご自身の選択を実証してみたくなるのは当然のことなのです。
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それでまた、カワセミを撮影したいと私に連絡が来ました。でも、いつもの川のいつもの渕から鮎がいなくなって以来、カワセミの情報を私自身が持っていません。そこで、先輩を手ぶらでは帰せないとばかり、打ち合わせした時間より一時間早く待ち合わせ場所の川へ行って先にカワセミを捜しました。
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そして今までの経験をもとに探していると、割と簡単に見つけることは出来たのですが、素早いカワセミを先輩が来られるまで見失わない事がなかなかのプレッシャーなのです。その想いをカワセミも察してくれたのでしょうか、先輩が到着するまでの長い時間、清流の中の岩から全く動かないでいてくれました。
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それなのに来た先輩が最初に発した一言、(カワセミとの)距離が遠すぎる‼ たかだか20m程の距離が遠すぎるのならば、何のために望遠レンズを買ったのでしょう⁉
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そんなわがままな先輩の要望に、振り回されるカワセミと私だったんですが、カワセミは様々な場所で、先輩の要望に応えようとしてくれました。
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それなのに先輩はこのカワセミは小さい、もっと鷹のように大きいカワセミはおらんのかと・・・失礼な先輩、カワセミには大変ごめんなさいです。
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それなら落ち鮎を獲るミサゴか、田園に飛来したナベヅルを撮影に行きましょうかと季節ならではの提案をすると一言、鶴と亀には興味がないと完全に滑っています。
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カワセミの全面的な協力を得て一時間程写真を撮ったあと、先輩はもっと上流へ行こうと。私は下流に鮎を探しに行きたかったのですが・・・

結局、先輩には逆らえないのが世の常。顔で笑って上流へ向かいました、もう鮎のいないはずの。
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途中で立ち止まり、道草を食う先輩。絶好の被写体を見つけたみたいです。
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モデルにさせられていたのは、体の模様が鮮やかな明色の市松模様に見えることから元禄蛇の異名を持つジムグリ

鶴と亀には全く興味のない先輩が、冬の気温で動作が鈍い蛇を撮影しているのです。

カメラ機能に疎い私が言う事でもないのですが、足元の蛇を折角買った望遠レンズで試し撮りする意味があるのでしょうか。今日日、これならスマホで十分と思われます。
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これは先輩が全く興味がないと言い放った亀(ニホンイシガメ)。寒冷地では冬眠に入る変温動物たちですが、温暖な高知の低地部では、冬期も完全な休眠状態には入りません。
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外来亀
これらの爬虫類は生息環境の減少や外来種による環境圧迫を受け個体数を減少させつつあります。ニホンイシガメは段々と平地から、外来亀によって河川の急流域に追いやられています。

試写の場をフィルードに設定したからには・・・
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河原を高速で飛ぶチドリ。突然飛んでくる小野鳥を綺麗に撮影するのは至難の業。でも飛ぶカワセミをす美しく撮影するなら蛇にかまっている暇はないのです。
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上流部にはいないはずの冬の大鮎が・・・
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今の季節、上流部には残っていない筈の鮎を発見‼
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それは思いがけない再会でした。初夏にカジカを見つけた閉鎖水域に大きな魚影が数匹。最初はウグイかと思いました。
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増水時に濁流を避けここへ入った鮎数匹が、取り残されていたのです。そこそこ水深のある渕状のここは、一段上の灌漑用水路から常時新鮮な岩清水が補給され、鮎にとって結構居心地の良い場所だった様で、長居をし過ぎてしまったのでしょう。
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小規模な陸封条件が自然に整ってしまった様です。自然の不思議、自然の偶然だったのです。
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でも先輩には、この様な稀有の偶然に心は揺るがない様で、オイこの後は動物園へ行って撮影会続行や‼ ということで、この続きはまた明日。
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そして今日の最後の一枚。
紅葉とカワセミ












初冬の清流らしく、カワセミと紅葉で締めたいと思います。