初冬の飾りもの
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地物寒鯔のにぎり
秋から冬にかけては多くの魚が美味しくなる季節。旬を迎える多くの魚が存在します。しかし今の季節に美味しい魚種は沿岸部に周年見られても、旬たるこの季節でなければ食べ難い魚種も少なくありません。
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それらは、いわゆる季節差異が非常に大きい魚たちなのです。つまり今でなければ❝猫またぎ❞的魚種が今旬なのです。
カスミアジ











そして、最も美味しく食べられる旬の他にも漁獲方法や鮮度、調理方法をちょっと工夫すれば普通以上に食せる魚種であり、一般的には生鮮料理店や居酒屋さんでは提供することが憚られる魚種たちですから、食すとすればほとんどが産地の家庭で地産地消される魚たちなのです。
ナンキンハゼ紅葉










寒の鯖ゴマサバ塩焼き
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寒の鯖マサバの焼き鯖寿司
ということは、少なからず悪いイメージが定着している魚種でもあるのですから、まず美味しく思わせる洗脳的誘導も少なからず必要となる訳です。上手く仕上げていれば、食べてもらうまでが勝負なのですから。
柿紅葉 (1)








戻り鰹の塩たたき
周年食べられている地域を代表する食材も・・・
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イシガキダイの刺身
ちょっとクセもある磯魚も・・・

季節の飾り付けを施すことでそれぞれの味わいが高まるのです。
シロップ金柑






露地金柑の蜜煮
実桜の葉の紅葉。年が明けても、僅かに樹に残っていた葉を使いました。
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2020年11月初旬の奥物部
さて、高知では11月に入ってから、標高の高いところから順番に落葉樹々が色づいてきます。
師走の紅葉










2019年12月下旬の香南市の山色
それでも、昨年のように暖冬だと、香南市の低山では年が変わる頃まで紅葉が枝に残ったままの年も少なくないのです。

それでも紅葉を季節のあしらいとして飾れるのは11月、それ以降はご覧の様に瑞々しさを失い枯れていくのですから。家庭料理でも折角の季節を飾る料理感は、季節の先取りなのです。
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11月下旬里山桃の葉の紅葉
過ぎ去り衰えゆくものを使って、独特の料理感を演出することは並大抵のことではありません。自然の力を借りるということは、限りある生命観の中で季節の移ろいを感じてもらう事なのです。
カエデ類











11月下旬の紅葉 台湾楓
そして今の季節、使うべき飾りつけが美しく色づいた葉なのです。田舎暮らしといっても、住宅地に住んでいて、手に入り易い葉と言えば、先ずは低山へ行けばどこにでもあるモミジを代表としたカエデ類。
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中でもモミジの仲間は、初冬に限らすもっとも飾り付けやすい材となります。
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11月中旬の紅葉 南京櫨
それに似た美しい色合いがナンキンハゼ。ハゼの名が付いていても全く別科の植物。
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ドウダイグサ科のナンキンハゼはかぶれる事はないのです。
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美しい紅葉としては、かぶれる人もいるハゼのキの仲間、ウルシ科の樹の紅葉も実に美しくはあります。

もっと身近で意外と美しいのが柿の葉です。
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山の柿の葉は特に美しいので、よく落ち葉を拾ってきます。そして柿の葉もまた、料理によく用いられる材なのです。
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そんな目線で、近隣の山々を散策すると、いつもの散歩もずっと楽しくまります。
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高知の場合、樹種と場所を選べは年が明けて暫く後も紅葉が楽しめるのです。
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