大切にする意味
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先日取材したトキワサンザシ(ピラカンサ)の木、ちょっと遅くなりましたが今日はその続編です。
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その実は予想していた通りに一週間ほどで木の枝から消えました。もうトキワサンザシの木に野鳥は来ません・・・と思ったら枝に付く実が無くなっても野鳥はもうしばらく来るのです。
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食べこぼし下に落ちた実を食べに。その実を浚えに来ている野鳥は、
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シロハラにツグミ。それにヒヨドリが少々。一番、実を取りこぼしていたように見えたメジロは移り気を起こし他の木の実に木移りしているのです。

というよりシロハラやツグミは地に足をつけて餌を拾って食べるのが元々好きなようです。
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落ち葉の上に実が乗っていたとしても、わざわざ落ち葉の奥に顔を突っ込んでメジロの食べ残した様な潰れた実をほじくり出してくるのです。

これがシロハラの持って生まれた習性なのでしょうか。落ち葉の上を歩きながら、急に枯れ葉を咥え、頭上へ舞い上げる様な仕草を見せます。この辺りでは夏によく見るクロツグミ同様、ツグミ属はそういった補食習性を持っています。
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一方こちらは同じ季節に異なる木の実を啄むアトリ科の野鳥イカル

イカルが啄んでいるのは冬の寒さと乾いた季節風で硬くなったエノキの小さな実。そんな木の実を枝からむしり取るのに都合の良い嘴形状にイカルの嘴は進化しているのです。
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自然の恵みを余すところなく活用し循環させるとは、多種多様な動物が多種多様な補食を行うこと。そこには捕食される側にも一定の利が存在するのが自然の摂理です。
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今日の最後はアトリ科の一種アトリという小野鳥。アトリが捕食する場所は樹上ではなく地上。落ちて来た木の実を拾って食べます。

落ち葉の積もる地面へ降りてきて、索餌行動を取る野鳥は数多くいるのですが、それぞれが雑食でも食性の偏向により落ち葉の上で取る行動は異なっています。