黄砂の世界
大陸から記録的な量の黄砂が大陸から北西の風に乗って列島へ飛来しだして3日目の朝。
つちいろの朝 (2)










霾る朝つちふるあさ

当初の予報では2日で収まるはずだった黄砂現象は、3日目の朝にも見られました。
つちいろの朝 (1)











香南市の黄砂現象
全てが黄褐色に煙る世界。香南市が重苦しい砂漠色に染まってしまいました。

これはゴビ砂漠、タクラマカン砂漠といった東アジアの砂漠域や黄土地帯から多量の砂塵が強風により吹き上げられ、上空の気流によって運ばれ浮遊しつつ徐々に降下する黄砂現象

ずっと昔からの春の風物詩といえば その通でもあり、近年はそれに花粉の飛散や化学物質までもが混入し、甚大な健康被害の発症要因ともなっているのです。
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湖上の黄砂現象
お隣の香美市へ行ってもやはり空気は黄褐色。天気は晴れなのに空は青くなく、太陽は輪郭の識別すらできません。
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美しい桜並木もこの通り。地上へ届く光の色が変わってしまえば、花や若葉の色もいつもとは違い、変色して見えるのです。
奥有瀬の一本桜










奥有瀬の一本桜
陽が高くなるに従い、遠くは煙ったままでも近くの風景から段々に自然の色彩に戻っていきます。浮遊する黄砂の量もまた時間によって変化しているのが見ていて分かります。

香美市香北町、奥有瀬の一本桜。地域の人々に愛される春の銘木がいつもの季節通りに輝きだしました。
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芽生えを待つ、銀杏の枝に、先日は海岸沿いの高台に群れで飛来していた、美しい一ヒレンジャクがこの日は一羽で飛んできました。

一本の美しい樹と一羽の美鳥、蘇った色彩の里山に春色の優しい風が吹き始めました。
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夕方には再び視界が悪化。でもこれは昨日の午後と同じく黄砂とともに薄雲も発生しているのです。

明日も黄砂現象が見られる可能性があるんだとか。すっきりと晴れ渡るのはいつになるのでしょう。