ダム上空に鷹集う
 周辺では路地蜜柑が色づく初冬の鎌井谷ダム。

堰堤下の農道から見上げた湖上の空に4羽の鷹が同時に舞っていました。
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湖面から一気に背後の山斜面というここの地形。ちょうど上昇気流が発生しているのです。
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鷹までの距離は数百メートル。肉眼で種が確認できたのは最も距離が近かったミサゴ

ミサゴ
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今夏はここで狩りをするミサゴを見る機会は非常に少なかったのですが、この森林を塒として飛んで来るのです。

その上空にはこの鷹。ミサゴではないことは容易に分かったのですが、ハイタカなのかオオタカなのかが肉眼では識別できませんでした。
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目測での感じでは大きさがオオタカに見えたのですが、実際はハオタカ。肉眼では見えなかったイワツバメが飛んでいます。

ハイタカ
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暖冬の気配、湖上には未だ複数の赤とんぼが飛んでいます。

尾根の近くを飛ぶトビ。

トビ
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その近くにはまた違う鷹、ノスリです。

ノスリ
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三者三様ならぬ四鷹四様の湖上での旋回。これも香南市鎌井谷ダムの冬景色です。

そしてこれの4鷹は、春・秋の渡りの時期だけに見られる、通りすがりの一見鷹たちではなく、周年ここで見られる鷹や冬場に北部や高地から移って来て、香南市の田園や水路で狩りをして繁殖期までを過ごす越冬鷹たち。

香南市田園でのそれらの姿は・・・

ミサゴ
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ミサゴは魚食鳥、河川やダムばかりでなく水路でも寒鮒を狩り田園へ降りて食べます。
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こちらはハイタカ。

ハイタカ
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森林の鷹と言われるハイタカですが、非繁殖期は田園へ出てよく冬雲雀を狙っています。
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周年見られるトビ。

トビ
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トビは限られた動物に特化せず、死肉や人の調理したものまで狙う環境順応性の高い鷹です。

ノスリ
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ノスリはチョウゲンボウ同様に冬期は当ブログに最も多く登場する鷹。毎年春まで様々な姿を見せてくれます。