梅にメジロ
桜にウグイス
早春から春本番にかけて、季節を代表する花樹に誘われるメジロとウグイス。
満開の梅にメジロ

季節の花樹を愛で、その森に入るメジロとウグイスですが、それらが花樹の森に入る動機は同じではありません。

ご覧の様に、メジロは花に誘われ花蜜を摂取するために花樹に飛び込み、冬場は木の実を主食とした来たウグイスは春本番に里山に降りて来る頃、その食性は大きく動物食に偏向しているのです。
トキワサンザシからソメイヨシノの枝に移るのをじっと待つ

ですからウグイスはメジロの様に花に嘴を合わせることはありません。

激しく囀るウグイス

そこで恋を囀り、そこで活動を始めた嘴に見合う小型の昆虫、特に鱗翅目の幼虫、クモ類などを目敏く見つけ捕食するために桜の森に入ってくるのです。

ですから里山の桜が満開の時よりも、寧ろこの様に花が散り出して葉芽が芽吹く季節の方が、ウグイスと桜の花を一緒に撮影できるハードルは低くなるのです。
鶯を撮るなら

満開の桜よりも

花びらが舞い出した頃

春、ウグイスが降りて来る里山なら、この季節を外さなければ桜花とウグイスのツーショットは撮影できると思います。
勿論、その季節になるとウグイスやメジロだけでなく、混群を厭わないシジュウカラ・ヤマガラ・エナガ・コゲラまで花樹の森を訪れます。
桜樹とコゲラ

コゲラは桜樹を好んで営巣もします。桜の木には鱗翅目の幼虫が好んで寄生しますから。桜の材質は意外と加工に優れ耐久性が高いのです。しかも木材腐朽菌が蔓延すれば速やかに土に帰るという自然環境の優等生です。

花散る季節は、野鳥の森にもなる桜樹並ぶ里山です。


早春から春本番にかけて、季節を代表する花樹に誘われるメジロとウグイス。
満開の梅にメジロ

季節の花樹を愛で、その森に入るメジロとウグイスですが、それらが花樹の森に入る動機は同じではありません。

ご覧の様に、メジロは花に誘われ花蜜を摂取するために花樹に飛び込み、冬場は木の実を主食とした来たウグイスは春本番に里山に降りて来る頃、その食性は大きく動物食に偏向しているのです。
トキワサンザシからソメイヨシノの枝に移るのをじっと待つ

ですからウグイスはメジロの様に花に嘴を合わせることはありません。

激しく囀るウグイス

そこで恋を囀り、そこで活動を始めた嘴に見合う小型の昆虫、特に鱗翅目の幼虫、クモ類などを目敏く見つけ捕食するために桜の森に入ってくるのです。

ですから里山の桜が満開の時よりも、寧ろこの様に花が散り出して葉芽が芽吹く季節の方が、ウグイスと桜の花を一緒に撮影できるハードルは低くなるのです。
鶯を撮るなら

満開の桜よりも

花びらが舞い出した頃

春、ウグイスが降りて来る里山なら、この季節を外さなければ桜花とウグイスのツーショットは撮影できると思います。
勿論、その季節になるとウグイスやメジロだけでなく、混群を厭わないシジュウカラ・ヤマガラ・エナガ・コゲラまで花樹の森を訪れます。
桜樹とコゲラ

コゲラは桜樹を好んで営巣もします。桜の木には鱗翅目の幼虫が好んで寄生しますから。桜の材質は意外と加工に優れ耐久性が高いのです。しかも木材腐朽菌が蔓延すれば速やかに土に帰るという自然環境の優等生です。

花散る季節は、野鳥の森にもなる桜樹並ぶ里山です。
コメント
コメント一覧 (2)
来年あらたに挑戦してみます。
こちらこそありがとうございました。
以前、蝶の事を研究されている香南市の先生からご指導をいただきました。先生は似たようなデザインも多い小さなシジミチョウの種類を遠くから識別されるのです。
それはチョウだけを見ていたのではありませんでした。飛んでいる環境、地域の植物相においてチョウが関わろうとしている植物を見て、総合的かつ迅速に種を推測していたのです。
地域の特徴ある自然環境の中で、多種多様な生命は響き合い共鳴し合っています。全く無関係に生きているものなどありはしません。
観察の引き出しを多く持っていれば、より豊かな季節感を感じられます。