土佐料理 旬の鰹がゆく!

自然豊かな高知の気候が育む産物を食材とした伝統郷土料理のご紹介です。 自然に触れ、それらを見守りながら地方の環境問題を考え、豊かな自然環境の中で収穫される食材を自身の主観でレポートしながら、旬とは何かを考えます。

カテゴリ: 高知県東部だるま夕日スポット

季節の三重奏
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秋ならではの季節感を早朝の室戸岬で浴び浸ってきました。先ずは洋上の蜃気楼『だるま朝日』です。

だるま朝日だるま夕日、いわゆるだるま太陽は室戸岬周辺のほんの一部の地点で、その両方が朝夕に見られるのです。勿論、季節限定ではありますが。
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そのだるま太陽で、より難易度が高いのがだるま朝日。何れもが晴天で、しかも水平線近くに低い層雲がたなびいていても見えないのですが、朝の方が層雲に邪魔される確率がより高いのです。
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室戸岬、今朝の気温は15.6℃ほど。北東の風8.1m/s湿度69%でした。日中にはこの風も収まり心地よい秋の一日となります。
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この朝日が顔を出す前から海岸沿いに広がる姥目樫の林を飛び回っている小野鳥。

二週間前、そこにいたのは四十雀だったのに、
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今朝はもう、冬鳥の尉鶲が渡って来ていました。昨年より1日早い尉鶲との再会
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地上より少しだけ早く明るくなる山の上を見上げると、そこを飛んでいたのも二週間前とは違う猛禽類でした。
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この鷹は三羽ともに鵟なのです。

鵟は留鳥とされていますが、高知の平野部では漂鳥で夏場は森林で暮らし、気温が下がって来る秋に平野部の田園地帯へ飛来してきます。鵟(ノスリ)、夏場には殆ど全てが高知を離れ繁殖場所は本州中部以北と、コメントでご指導いただきました。広範囲を季節移動するハチクマは何度か夏山で上空を飛ぶ姿を見ましたが、ノスリは確かに夏見たことがありません。
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私の場合、昨年は11月2日が秋の初見でしたから、8日早い再開になりました。

秋になると、夏期より足繁く通う室戸路。複数の漁港を視察する前に旭日を拝むのが日課なんですが、結構頻繁に通っても、室戸で見るだるま朝日は、今日でたったの3回目なんですよ。

と、ここまでが室戸岬で今朝見た秋の到来を思わせる三重奏trioだったんですが、もう一つ室戸で有名な秋の到来を代表する植物を忘れていました。
それがこの、
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高知県で牧野富太郎氏によって発見された寄生植物のヤッコソウ。ズダジイの大木の下で開花期を迎えようとしています。
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つまり室戸岬の秋は四重奏quartettoだったのです。

さて、この後はいつものように漁港を回って、秋限定の岬の蝶を見て、浦戸屋さんで季節の魚を購入して、昼までには帰宅します。それが私の室戸の楽しみ方なのです。
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年末のダルマ夕日
2016年も終わり、今年も香南市など高知県東部で拾い集めたブログネタを見ていただき誠に有難うございました。今年最後の記事は年末の『大山岬だるま夕日』です。
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実は、
2016年元旦のブログ記事も大山岬で撮影した、だるま夕日だったんですよ。

ここ安芸市東端で太平洋に小さく突き出した大山岬。ここが東部でだるま夕日が見られる最西側だと思います。ですから最も観察期間が短い場所でもあるんです。浮島になって見える陸地は四万十町興津あたりでしょう。
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そして最後の夕日が水平線に沈む瞬間です。
今年最後の画像はこれにしました。
2017年の干支は酉。
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物部川の河原で2016年12月31日、穏やかな年の瀬の中、撮影したセイタカアワダチソウの穂先に、蝶のように止まるチョウゲンボウです。鳥ってこんなに軽いんですよ。

2017年 素晴らしい年でありますように

室戸市最西部で見るだるま夕日
2月初旬までが『だるま夕日』観測のリミットとされる室戸市最西部の羽根岬。
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室戸岬まで22kmの地点にある、この羽根岬で2月8日、陸地ギリギリの洋上への日没を観測しました。
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唐突ですが2016年2月8日の朝は、米国アリゾナ州で開催されている米国男子ツアー(PGAツアー)ウェイストマネジメント フェニックスオープンで、高知県須崎市の明徳義塾高校卒業の松山英樹選手が2勝目を挙げた素晴らしい日でした。そしてほんのこの前、大相撲でも明徳義塾高校卒業の琴奨菊が初優勝。ちなみにこの次は、春の甲子園で明徳義塾高校が優勝か なんて思ってます。

でも、それなら夕日じゃなく朝日じゃないといけない気もするんですが、とにかく今年のスポーツ界は高知県に限ったことではなく、日々怠らず目標に向かっている方々には運気が高まっているような気がします。

さて遥か昔、かの空海が修行の地として選んだ室戸で、2016年の最初に見る『だるま夕日』は、最も西に位置し、だるま夕日のホットスポットとしては、室戸で最も見られる時期が短いこの地と決めていたんです。
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そんな、羽根岬は奈半利町に隣接し、西を望むと湾曲した土佐湾に突き出た複数の岬が見えます。

一番手前が奈半利港の岸壁、次が大山岬、その先の岬状に付き出した部分が住吉・手結で、その向こうに延びるのが、桂浜までの海岸線。土佐湾最深部なのです。
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しばらくすると、手結のあたりが浮島現象となって最先端部が海面と離れて見え出しました。
今日は海洋上の層雲も薄く、だるま夕日は必ず見えると確信していました。

そして17:40
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日の入り直前、海面からいつものように太陽色の光が浮き出してきました。この2つが接した時に『だるま夕日』が完成するのです。
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だるま太陽の左は薄い海洋層雲。右は陸地ですから、2月8日は羽根岬でギリギリの観測日なのです。
思えば、2016年1月1日元旦『大山岬のだるま夕日』、1月9日『安田町のだるま夕日』、そして今日2月8日『羽根岬のだるま夕日』のいずれもが、観測限界とされる日の直前なのです。

明日からは週末まで東京出張ですから、私にとっては羽根岬で今年以後のチャンス。だったんですよ。やっぱり今年は運気が高まっている のでしょうか。

朝日の名所むろと
一年のうち高知で最も『だるま夕日』が見られる可能性が高い場所は室戸の室戸岬。なぜかというと、最も見られる期間が長いから。それだけ室戸岬は外洋に向かって突出しているんです。
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これが室戸岬。実際に岬の上に登って、展望台のある高所から、陸地の方を見てみると・・・
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上画像の左が高知方面、右が徳島方面なんですが、ここは岬というより半島に見えます。
そして実際この場所に立って実感できることが、もうひとつあるんです。それはこの場所からは、一年のうちの限られた季節といっても相当長い期間、水平線から昇る朝日と、水平線に沈む夕日が見られる、たぶん超希少なホットスポット。

そしてここ室戸岬は『恋人の聖地』に認定されモニュメントがあります。恋人の聖地は誰が認定するのかというと、、特定非営利活動法人地域活性化支援センターが主催する恋人の聖地プロジェクト」。
2006年以降に全国132個所認定された場所のひとつですが・・・私の様にいつも一人でくると、季節感と相まってとっても寒い場所です。風もすごく強い場所ですから。ここへ来られる時は是非お二人で来られてください、一生の思い出づくりに。

そんな室戸は『だるま夕日の聖地』でもあるんですが、同時に『だるま朝日の聖地』でもあるんです。誰が認定したのかですって。室戸の朝日と夕日ということにしておいてください。

ところが『だるま太陽』は晴れていても、いつでも見られる訳ではないんですね。特に朝日は、毎年元旦には高知市の桂浜と同じく初日の出を拝みに、大勢の老若男女が訪れるのに初日の出は拝めても、それが美しい『だるま朝日』になったというのを私は聞いたことがありません。
室戸 日の出








2016年1月10日、日の出前の室戸
つまり『だるま朝日』は『だるま夕日』よりずっと珍しい気象現象で、複数回見た経験のある方に伺っても、せいぜい月3回位という確立だそうですね。ちなみに私は室戸で8回チャレンジ、勿論衛星画像で雲の様子を確認して出かけるんですが、8回挑戦して一度も見られた事がありません。
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画像は2016年だるま夕日
ちなみに、『だるま夕日』なら3回に一回というところでしょうか。
そんな『だるま朝日』と『だるま夕日』、ですから、撮影機会に恵まれた時には必ず、人や生き物の営みや地形から、これが『だるま朝日』と感じられる何かを一緒に写し込みたいと考え、今はその準備段階だと思い冬の休日は早起きして足繫く室戸岬へ通っています。
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雲が多くて『だるま朝日』が見られなければ、朝や夕方には雲の中に現れる『幻日』が見られるかも。この日は『だるま朝日』の代わりに虹色の雲が現れました。
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それに室戸まで来たら楽しみは、季節毎たくさんあるんです。この日は、室戸ならでは極上の旬鮮魚を買ってかえりました。

高知県安芸郡安田町の夕日
元旦早々、県東部では水平線に沈む夕日が見られる最西端の海岸とされる、安芸市の景勝地『大山岬』で見られた『元旦のだるま夕日』。ここでは冬至前後の短い日数しか見られない光景なのです。その後、急激に蘇り日々天高くなる太陽は正月三日には、はや海へ沈まなくなるのです。
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そんな高知県東部の地理的条件の中、水平線に沈む夕日を見るために次にやって来たのは、安芸市の隣の安芸郡安田町。
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初夏の安田川
安田町の中心部に聳え立つモニュメント『鮎』が物語るように、この地域の誇る自然と産物は清流安田川と天然遡上のアユ。県東部の安田川は流程約30kmの中規模河川でありながら、ダムがなく上流域の馬路村魚梁瀬を代表するように、豊かな産業によって自然と人が調和した豊かな環境が現代に受け継がれ、人にとっても豊かな自然環境が維持されている日本有数の2町村にまたがる広域で活性化を維持している、卓越した里山モデルなのです。
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そんな安田川と流域の森林が育む鮎が今、生長をしている安田町沿岸の海岸線がこちら。
春を思わせる気温(日没時16℃)と穏やかな海は、この冬を象徴する太平洋の風景です。
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安田周辺で水平線に沈む夕日が見られるのは、12月初旬から1月10日頃まで。安芸市大山岬からは道なりで東に3km、南へは500m程しかないのです。
ですから、その間にできればここでも『だるま夕日』を見たいのですが、
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今日はダメでした。この安田町の絶景夕日ポイントの後は、隣の田野町やその先の奈半利町だと1月24日頃、安田町の海岸から見える、一段と突きだした羽根岬だと、2月6日ごろまで同様な景色が見られるのです。
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安田町から望む羽根岬
この羽根岬あたりまでは、自宅から1時間以内。これからいろんな夕暮れが見られることを期待しています。

二伸
さて、そんな高知県東部の中芸地区(奈半利町、田野町、安田町、北川村、馬路村)5町村の代表として選んだ、だるま夕日の絶景ポイント。
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2016年1月9日の日没には、だるま夕日が見えたんですよ。夕暮れにも結構雲は多かったんですが、奇跡的に層雲の切れ間から水平線に沈んだんです。
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陸地まで、殆ど距離のない水平線に沈んだ冬の夕日。安田町の海岸では今季、最終のだるま夕日だったのかも。

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