昨年よりは早いんです!

師走も中半になって、香南市海沿いの平地から見る北山がやっと彩づき始めました。今週は真冬並みの寒気が入り、これでも暖冬だった昨年よりは一週間ほど早い気がします。
今日はそんな高知県香南市の紅葉樹種をいつもの里山散歩道で愛でてみようと思っています。

山を下から見上げた時の色づきは、高木の落葉樹種が主体ですから、この時期に遠目で見る紅葉は若干地味な色合いではあります。
それは色づいているというより乾びているようにも見えるのですが、その傍らまで歩み寄ると未だ瑞々しい落葉樹も少なくないのです。

遠目でも確認できる主な樹種は、クヌギやクリといったブナ科。でも、ここでは高い占有率を示すいわゆるブナ林はありません。ですから、返ってそれなりには目立つのです。


そして実際に林道沿いに車を走らせてみると、未だ色付き途上の樹種はまだまだたくさんあるのです。

さらに下から見上げただけでは絶対に見えない美しい紅葉樹種も少なくないのです。
この日、最も深い味わいを感じた広葉樹はこの樹種でした。

【カリン】
バラ科カリン属の中国東部が原産とされるカリンですが、実に美しい色合いを見せています。

【カリンの樹】
花梨(カリン)は生育条件に恵まれれば樹高が6m以上に成長し、嘗ては食用・薬用・材木用など人とも深い関係のあった樹種。日本に持ち込まれたのは千年も前だったとも言われています。

燃えるように鮮やかな色に染まった葉は互生、長さも形一律ではない概ね卵形、葉の基部は円く先は尖り葉縁には細鋸歯状です。
でもこれだけの特徴で紅葉している様々な樹種を特定するのは、最初は決して容易ではないのです。樹全体を見ても、葉の状態はこんなに違っているのですから。

同じ樹なのに、陽光の具合や見る角度によって葉の印象は全く違ってくるのです。葉色の色づきもまた、概ね幹や葉の先が鮮やかに色付いています。

先ずは紅葉の季節に限らず、その樹が花を咲かす季節や実を成す季節にもその樹と触れ合っておくことが肝要なのです。


【ヤマザクラの紅葉】
花も実も紅葉も愛でれば、田舎暮らしの季節の味わいが何倍にも膨らみます。

【サルスベリ】
サルスベリもまた美しく紅葉するのですが、逆光と強風でこの樹の葉は多くが散ってしまいました。

サルスベリなら若木が妻の里山にもあったのでそれを接写してみたのがコレ。

【ブルーベリー】
ここにはブルーベリーもあり、それもまた美しく紅葉しています。どれも甲乙つけがたい鮮やかさ、というより葉を見て数多の樹種を言い当てるのはそんなに容易くはないのです。紅葉の季節にだけ見に行くのでは。

【リュウキュウバライチゴ】
これは先日、季節外れの花を咲かせていたリュウキュウバライチゴ。花を咲かせた株もあれば、紅葉している株もあるのです。
最後は黄葉樹をひとつ。

先日まで青々としていたイヌザンショウ。今週の厳しい冷え込みであっというまに黄葉してしまいました。

師走も中半になって、香南市海沿いの平地から見る北山がやっと彩づき始めました。今週は真冬並みの寒気が入り、これでも暖冬だった昨年よりは一週間ほど早い気がします。
今日はそんな高知県香南市の紅葉樹種をいつもの里山散歩道で愛でてみようと思っています。

山を下から見上げた時の色づきは、高木の落葉樹種が主体ですから、この時期に遠目で見る紅葉は若干地味な色合いではあります。
それは色づいているというより乾びているようにも見えるのですが、その傍らまで歩み寄ると未だ瑞々しい落葉樹も少なくないのです。

遠目でも確認できる主な樹種は、クヌギやクリといったブナ科。でも、ここでは高い占有率を示すいわゆるブナ林はありません。ですから、返ってそれなりには目立つのです。


そして実際に林道沿いに車を走らせてみると、未だ色付き途上の樹種はまだまだたくさんあるのです。

さらに下から見上げただけでは絶対に見えない美しい紅葉樹種も少なくないのです。
この日、最も深い味わいを感じた広葉樹はこの樹種でした。

【カリン】
バラ科カリン属の中国東部が原産とされるカリンですが、実に美しい色合いを見せています。

【カリンの樹】
花梨(カリン)は生育条件に恵まれれば樹高が6m以上に成長し、嘗ては食用・薬用・材木用など人とも深い関係のあった樹種。日本に持ち込まれたのは千年も前だったとも言われています。

燃えるように鮮やかな色に染まった葉は互生、長さも形一律ではない概ね卵形、葉の基部は円く先は尖り葉縁には細鋸歯状です。
でもこれだけの特徴で紅葉している様々な樹種を特定するのは、最初は決して容易ではないのです。樹全体を見ても、葉の状態はこんなに違っているのですから。

同じ樹なのに、陽光の具合や見る角度によって葉の印象は全く違ってくるのです。葉色の色づきもまた、概ね幹や葉の先が鮮やかに色付いています。

先ずは紅葉の季節に限らず、その樹が花を咲かす季節や実を成す季節にもその樹と触れ合っておくことが肝要なのです。


【ヤマザクラの紅葉】
花も実も紅葉も愛でれば、田舎暮らしの季節の味わいが何倍にも膨らみます。

【サルスベリ】
サルスベリもまた美しく紅葉するのですが、逆光と強風でこの樹の葉は多くが散ってしまいました。

サルスベリなら若木が妻の里山にもあったのでそれを接写してみたのがコレ。

【ブルーベリー】
ここにはブルーベリーもあり、それもまた美しく紅葉しています。どれも甲乙つけがたい鮮やかさ、というより葉を見て数多の樹種を言い当てるのはそんなに容易くはないのです。紅葉の季節にだけ見に行くのでは。

【リュウキュウバライチゴ】
これは先日、季節外れの花を咲かせていたリュウキュウバライチゴ。花を咲かせた株もあれば、紅葉している株もあるのです。
最後は黄葉樹をひとつ。

先日まで青々としていたイヌザンショウ。今週の厳しい冷え込みであっというまに黄葉してしまいました。