高知には『見残し海岸』と呼ばれる景勝地があります。

【見残し海岸】
昔はそこへ行くことが困難だった、いわゆる難所を通過しないと辿り着かない絶景の海岸、それが見残し海岸なのです。伝えによると、それを見逃したひとは弘法大師と呼ばれる空海。修行の人ですから、難所を恐れ諦めたのではなく、そこに素晴らしい場所があることを知らなかったのでしょう。
でも今は見残し海岸は足摺宇和海国立公園の見どころとして外せない場所。しかもそこへ行くのも、美しいサンゴ礁と色鮮やかな魚たちをグラスボートで見ながら行ける、竜宮城を思わせる美しく楽しいおとぎの国の様なスポットとなっています。そして、ここの特別は弘法大師の時代、つまり平安時代初期から、その風景が全く変わっていないという時の経過、人の汚れを感じさせない自然風景が残っているのです。

【新居田の滝】
私に自然の素晴らしさをレクチャーしてくださる『白パジェさん』、2020年に2度行った徳島県の清流、那賀川水系の日本の滝100選にも選定されている『大釜の滝』まで行ったなら『新居田の滝』へも行ってみてはと、この画像を送っていただきました。
実は私もこの滝の存在は知っていました。しかし新居田の滝へのアプローチは勝手に難所だと思い込んでいたのです。それは、日本全国には同名の滝が存在する場合も少なくないのは以前も記事にしたのですが・・・私自身ネット検索でその間違いをしていたのです。しかも検索時の漢字入力まで間違っていました。つまり俄か滝ファンの私自身が新居田の滝への想いが全く足りなかったのです。
徳島県新居田の滝は那賀川水系の坂州木頭川の支流新居田川にあり、四季美谷温泉を目安に行けば近くの橋からこの画像の様に見られるし、大釜の滝からも遠くないそうです。来年は紅葉の季節に絶対行って見ようと思います。

【小金滝】
こちらも時々訪れる吉野川水系、早明浦ダムの湖畔にある小金滝。高知県道17号線に表示がありその存在を知ることができます。落差は高知県一で70mとも100mとも。でも森林の遠奥にこんなに小さくにしか見えず、滝ファンでなければ探すのも億劫になるのかも。遠くから微かに見える花火の大玉みたいです。
そして、この滝の周囲にも実は複数の滝があるのです。でもそれを見るためには大変な場所に行かなければならない様なんですね。私の思い入れの限界はおここまでなのです、今のところ。