土佐料理 旬の鰹がゆく!

自然豊かな高知の気候が育む産物を食材とした伝統郷土料理のご紹介です。 自然に触れ、それらを見守りながら地方の環境問題を考え、豊かな自然環境の中で収穫される食材を自身の主観でレポートしながら、旬とは何かを考えます。

カテゴリ: 四国の名瀑

後悔を楽しみに変える喜び
高知には『
見残し海岸』と呼ばれる景勝地があります。
見残海岸











見残し海岸
昔はそこへ行くことが困難だった、いわゆる難所を通過しないと辿り着かない絶景の海岸、それが見残し海岸なのです。伝えによると、それを見逃したひとは弘法大師と呼ばれる空海。修行の人ですから、難所を恐れ諦めたのではなく、そこに素晴らしい場所があることを知らなかったのでしょう。

でも今は見残し海岸は足摺宇和海国立公園の見どころとして外せない場所。しかもそこへ行くのも、美しいサンゴ礁と色鮮やかな魚たちをグラスボートで見ながら行ける、竜宮城を思わせる美しく楽しいおとぎの国の様なスポットとなっています。そして、ここの特別は弘法大師の時代、つまり平安時代初期から、その風景が全く変わっていないという時の経過、人の汚れを感じさせない自然風景が残っているのです。
徳島 滝

























新居田の滝
私に自然の素晴らしさをレクチャーしてくださる『白パジェさん』、2020年に2度行った徳島県の清流、那賀川水系の日本の滝100選にも選定されている『大釜の滝』まで行ったなら『新居田の滝』へも行ってみてはと、この画像を送っていただきました。

実は私もこの滝の存在は知っていました。しかし
新居田の滝へのアプローチは勝手に難所だと思い込んでいたのです。それは、日本全国には同名の滝が存在する場合も少なくないのは以前も記事にしたのですが・・・私自身ネット検索でその間違いをしていたのです。しかも検索時の漢字入力まで間違っていました。つまり俄か滝ファンの私自身が新居田の滝への想いが全く足りなかったのです。

徳島県新居田の滝は那賀川水系の坂州木頭川の支流
新居田川にあり、四季美谷温泉を目安に行けば近くの橋からこの画像の様に見られるし、大釜の滝からも遠くないそうです。来年は紅葉の季節に絶対行って見ようと思います。
小金の滝










小金滝
こちらも時々訪れる吉野川水系、早明浦ダムの湖畔にある小金滝。高知県道17号線に表示がありその存在を知ることができます。落差は高知県一で70mとも100mとも。でも森林の遠奥にこんなに小さくにしか見えず、滝ファンでなければ探すのも億劫になるのかも。遠くから微かに見える花火の大玉みたいです。

そして、この滝の周囲にも実は複数の滝があるのです。でもそれを見るためには大変な場所に行かなければならない様なんですね。私の思い入れの限界はおここまでなのです、今のところ。

舞い落ちた場所
南国高知といえど奥山の紅葉の季節はそろそろ終焉を迎えます。
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ここは私の暮らす場所から40分ほどで行ける滝。初夏にもご紹介した有瀬の轟の滝です。

枝に残るモミジの葉よりも遥かに多い数の落ち葉が渓谷に積もっていました。
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紅葉の葉が落ちれば正面奥の瀑布はよく見えだすのです。初夏にこの滝へ初めて来た時から、紅葉の終わる頃に年内もう一度ここへ来ることを決めていたのです。
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すぐそこの巨岩の向こうまで行けば、滝も全体像は明らかになるのですが、私にはここが限界。私にとっての有瀬の轟の滝の姿がこれなのです。

師走に入ってからは雨が降らず、水位が下がった渓流では縁に落ち葉が溜まって清流が黄葉の落ち葉彩に染まっています。
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早瀬の岩も紅葉の落ち葉で彩られていました。瀑音轟く滝壺の近くから、僅かにカワガラズの鳴き声が聞こえてきました。
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本流脇の淀みの中には、カワムツの新子や渓流のアメンボといわれるシマアメンボの姿も見られました。

初冬でも目を凝らし耳をすませば、生命の息吹はたくさん感じられるのです。

初冬の物部川の堤防で
吉川漁港岸壁での釣りを見た後、隣接する物部川に行くと、多くの鶚が川面を旋回していました。カメラを持ってその様子を見に来ている人は何人かおられたのですが、思いがけなくいつも様々な情報を私に知らせてくださる白パジェさんにお会いしました。

今年もメールでは私のblog用のイメージ画像を送っていた
白パジェさん。でも実際にお会いしたのは5月末以来ですから約7ケ月振りなのです。今シーズン、私が近隣の滝だけでなく遠出して滝巡りをしたのも実は滝ファンの白パジェさんの影響なのです。
大荒 紅葉2
























大荒の滝と紅葉 2020

多くの名所を知る白パジェさんの県中東部における滝と紅葉の名所一押しは、物部川水系の支流、久保川の上流部にある名瀑群と屏風の様に聳え立つもみじ峡の紅葉美。
大荒 紅葉

























岩屋の滝と紅葉 2020

それを今シーズン、私が取材して無かった事を気にかけていただいていたのです。そこは私も毎年行く絶景紅葉スポットなんですが、今年は初夏に同所を訪れた時に巨岩の落石を見て、二の足を踏んでしまったのです。
紅葉峡

























岩屋の滝下の渓谷の紅葉

ですから今期はここでお会いしたことをコレ幸いに、朝日が滝に差し込み紅葉が最も輝く時間に合わせて現地を訪れた白パジェさんに懇願して画像を送っていただきました。

撮影日からすると一ケ月遅れなんですが、高知県東部の渓谷と紅葉2020版を充実することができました。白パジェさん有難うこざいます。

美しさまでの距離感
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今年の初夏に一度訪れた徳島県の名瀑。紅葉の季節を迎え再び行ってみたくなりました。自宅から百余キロの地点、徳島の清流『那賀川水系』の支流に存在する『大轟の滝』と『大釡の滝』です。

このふたつの名瀑までは全行程、国道を使っていけるだけではありません。ふたつともが国道から間近に見られる、国道脇に展開される渓谷の沢にあるのです。
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裏を返せば、国道自体が国道的感覚とは程遠い道なのです。

秘境を貫く国道は絶景の連続‼ 豊かな大自然が手に届く距離に展開されているのです。
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それ即ち、驚くほどに道幅が狭い国道ともいえるのです。

ここまでは昨日の記事でも触れたことですが、今日は紅葉の名瀑の美しさを再認識していただきたいと思っています。
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これは新緑の季節の同じ場所。ガードレールの直下に釜ヶ谷川が流れる渓谷があり大釡の滝があるのです。

でもゆっくり車を止めて滝を見られるスペースは、ご覧の通りありません。ですからここの常連さんの多くは小型自動車で訪れています。
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新緑の頃の大釡の滝。緑の瑞々しさに、豊かな水量。勢いよく流れ堕ちる落差が特徴の名瀑です。
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そしてこれが紅葉の季節の大釡の滝。四季を通じて滝を見てこそ、その滝の有り様に近づくことができると私は思っています。

ですから滝に興味を持つなら、出来れば先ず自宅近くの滝の有り様をより深く知るべきだと私は思っています。田舎暮らしで里山近くに暮らす私の住まいからは、無名ながら最寄りの滝まで約10分。日本の滝100選に選定されている香北町の轟の滝までは一時間足らず。
前所は季節の朝散歩コースとして年間50回以上、後所にも年間10回以上は行きます。

そしてそれぞれにはいく度に新しい発見があり、次来る時までの宿題を持って帰ります。
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さて、この大釡の滝には国道から渓谷の下まで降りる(けっこう急角度の)階段があります。
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日本の滝100選にも選定される名瀑でありながら、駐車場が整備されてないだけに渓谷下まで降りる人も多くは無いようですが、下りればまた、素晴らしい景色が待っています。
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渓谷と国道の高低差により滝は死角になりがちですが、それを目的に来る方々がここを通り過ぎる事は先ずありません。滝の上には名瀑に相応しい大きなお知らせと、国道幅に合わせてこじんまりとした展望台がありますから。
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この国道193号線上、大釡の滝から4kmほど下った場所にあるのが分岐瀑の大轟の滝。ここは国道からも殆ど高低差なく、真横に見られる珍しく、そして実に美しい女性的な趣の感じられる優しい名瀑です。真横からと、曲がりくねった急峻な国道のもう一段上からも見下ろせる滝です。上画像は新緑の頃の大轟の滝
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そしてこれが紅葉の大轟の滝です。
普段は大轟ではない穏やかな瀑布も、まとまった雨が降れば分岐瀑布が豹変して激流となって流れ落ちるのです。
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このふたつの名瀑の間に隠れ滝、小釜の滝があるんですよ。国道193号脇にあるんですが流れ落ちる瀑布は死角になってどの角度からも見えず、激しい水音だけが響いているのです。見たければ泳いで滝下まで行くしかないんだとか。
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そしてこれが今の季節の小釜の滝です。
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沿線の紅葉も絶景の連続でした。

国道のトンネルを抜けると・・
国道193号のトンネルを抜けると・・・











マイカーで自身が運転して行く、四国東部の紅葉名所巡りですから、当然抜ける前に向こうにはどんな景色か広がっているか見えているのです。

この上ない様な絶景は、暗い場所から見ると余計に輝いて見えるものですが、
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岩山を貫いただけの照明もない真っ暗い穴のような素掘り隧道をやっとの思いで抜け出した先に開けているのは極上の空間なのです。
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しかもこの道には紅葉だけでなく国内に名を轟かす名瀑が複数ある事で、一年を通じ人気の高い林道なのです。
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残念な事に、それら名瀑の近くに駐車場はありません。そんな余裕がない立地条件に通された秘境の道なのです。
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その他、沿道には無名の滝がたくさんあります。彩豊かな紅葉が示す様に保水力豊かな山林環境が保全されているのです。
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時にはこんな急勾配も登らねばなりません。ところがこれを登るとまた違う沢(那賀川水系の釜ヶ谷川)があるのです。

更に驚愕すべき事実は、この道は紛れもない国道なのです。高松市(香川県)から海部郡海陽町(徳島県)に至る高速自動車国道には属さない一般国道193号

この国道は、土須峠と霧越峠という急峻な山斜面を走り、未整備・未改修・更には未開通で県道代替区間まで存在するそうで、酷道ファンにはたまらない三拍子そろった迷国道の様です。私はそれを走り切ったことがありません、できれば広い道が好みですから。

いつも来るのは、日本の滝100選にも選出されている釜ヶ谷川の大釡の滝まで。そこで何度もハンドルを切り返しやっとの思いでUターンして下り返っています。

私にとって、この道へ入る目的は四季折々の名瀑を見る事なのです。
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国道193号線、高知市から那賀郡那賀町を経由して徳島市に至る一般国道195号線からアプローチすると、この沢谷川(那賀川水系)の渓谷沿いに上って行くあたりから、狭い一車線道路が続きます。
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でも大変だと思う以上に、奥へ進むにしたがってどんどん樹々が色濃く輝き出す楽しみで、大釡の滝まで10km足らずの行程はあっと言う間。
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前記のように素掘りの暗い隧道もあれば、万華鏡のように色とりどりに変化する紅葉の隧道をいくつも通り抜ける爽快な国道でもあるのです。

この道をブログ記事にするのは今回で二度目。前回は初夏のことでしたから、是非見比べてみてくださいね。_(._.)_

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