土佐料理 旬の鰹がゆく!

自然豊かな高知の気候が育む産物を食材とした伝統郷土料理のご紹介です。 自然に触れ、それらを見守りながら地方の環境問題を考え、豊かな自然環境の中で収穫される食材を自身の主観でレポートしながら、旬とは何かを考えます。

カテゴリ: 高知の野鳥

香南市の場合はミサゴでしょうか
猛暑の季節にも全くいない事はないのですが、
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秋めいてきた香南市
季節が秋めいてくると、海辺や河口域で急に個体数が増える猛禽類がいるのです。
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この日は、その飛翔姿を先ず、海から離れた龍河洞の上空でみました。

この日は龍河洞から尾根伝いに三宝山経由で帰宅したんですが・・・

三宝山の頂上付近にはお城があります。でもそれは中世の遺構ではなく昭和の遺構、しかも西洋式の城なんです。
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この城には東西の廓にそれぞれ望楼、つまり物見の櫓が存在するんですが、それは築城当時の建造物でなく平成になって増築され、遺構ではなく令和の時代になっても、稼働しメンテナンスも行われています。
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そしてこの日、櫓の上で見張りの任に当たっていた武将は人ではなく猛禽類‼
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実はこの塔、侵入者を見張る塔ではなく携帯電話の塔なんですが、正確には基地局と言うそうなんですね。

地上の基地局は大きく分けて3タイプ。多門櫓・渡櫓・重箱櫓・・・ではなく、
簡単な電柱型のこん柱局、ビルの屋上を利用したビル局、そしてこの大規模な鉄塔局なんだとか。更に現在では大規模な地下街やトンネル、地下を走る地下鉄でと様々なエリアで携帯電話はつながりますよね。様々なタイプの局が存在するお陰なのです。

本来、局とは区分を意味し、しきりを明確にするもの。因みにわが家にも局は存在し、それは仕切り事が大好きな女性、私は彼女をキョクとは呼ばず❝おつぼね❞と呼び奉っています。となると私はさしずめそれに頼る三宝山のミサゴの様な存在なのかも。

このミサゴ、秋から冬にかけては河口域や沿岸部に集結してきます。その活動域は大いにハヤブサと重複しているのですが、両猛禽類が争う場面を見たことはありません。

それは、明らかに狩りの対象が異なっているからで、ミサゴは魚類・ハヤブサは鳥類に特化して狩りを行うのです。猟の少ない季節に同じ食物を奪い合う競争は熾烈、、それ以外なら譲歩することも数多いのです。
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一方こちらは香南市の海岸、夜須町の塩谷の浜です。岩場が磯状に発達したこの場所の最も沖合いに位置する離れ磯には、よくハヤブサもミサゴも羽根を休めています。
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この日見たのは三羽のミサゴ。複数のミサゴが同じ場所に止まるのは夏では滅多に見られない景色。ミサゴにとっても季節は秋なのです。
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手結の港では、大きなハコフグを狩ったミサゴが飛んでいました。

秋の渡り鳥集結
香南市では稲刈りが終わって早や一ヶ月。
秋のすき込み










多くの田んぼで秋のすき込みが行われる季節になりました。すき込みの終わった田圃のいくつかでは、その後に水張りを行うのですが、
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そこにはほぼ毎秋、同じ種類の渡り鳥がやってきます。ここ香南市香我美町のこの田圃にも毎秋、水が張られます。

ここは春には渡り鳥が降り立つのを見ない海からは少し離れた田圃なんですが、
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香南市では毎秋、いち早く水が張られる田圃であるために渡りの野鳥がやって来るのです。

そして漁港や海近くの人造湖に飛来することの多いクロハラアジサシもこの陸に入った田圃に少数ながらよく飛来してきます。
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セイタカシギ
この日、香南市の秋田圃でクロハラアジサシに寄り添っていたのはセイタカシギ。見たところ幼鳥のようですが、成鳥は近くにいませんでした。
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それは大体今の時期、9月20日頃のことです。春は速やかに北へと渡るクロハラアジサシは、秋は香南市でゆっくりと時を過ごします。
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そのクロハラアジサシに教えてもらったんですよ、隣の田んぼにはシギやチドリが多数飛来している事を。
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ここにはハマシギもやってくるんですが、この日に見たのはトウネンでした。
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トウネンの群れには少数のヨーロッパトウネンが混群していることを昨年教えていただいなんですが、私には識別が難解です。
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9月16日、水田に囲まれた住宅地の中にあるわが家に、山で色付いた赤とんぼが飛んできました。種はマユタテアカネ。紛れもない秋の赤とんぼの一種です。

そういえば、9月14日に住宅団地で行われた住宅地での自主防災訓練2019 の時、みどりの中央公園をどっさり飛んでいたウスバキトンボを見て、団地の皆さんが赤とんぼが飛び出して秋らしくなったと感慨にふけっておられたところに、私があれは日本伝統の赤とんぼでも秋を思わせる蜻蛉でもないと言ったもんで、妻に楽しい話の腰を折るなと一蹴されました。
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私には人との会話で感慨にふけるより、一人田園に行って季節の灌漑の仕組みと生き物たちの関係を紐解く方が似合っているみたいです。

心にも秋風が吹いているようで・・・

夏鳥たちの旅立ち
この秋に飛来し活動している旅鳥たちを見ていて、久しぶりにこの山で繁殖する夏鳥の一種『オオルリ』を見ました。
秋のオオルリ









秋のオオルリ成鳥
暫く見ていなかったオオルリなんですが、この日の朝は複数見ました。
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でも他は今年生まれた幼鳥ばかり。正面からは分かり難いのですが、注意して羽根の色に着目すると、♂は仄かに羽毛が色付いているのです。
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この夏も、ここ龍河洞近辺の低山にはたくさんのオオルリが来て活動していましたから、産まれた雛もそれ相応の数だったはずです。
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でも、一時期ぱったりと見なくなっていたんで、この日に見たオオルリたちはもっと北で繁殖したオオルリたちなのかも。

いずれにしても、新生幼鳥たちは親鳥と共に活動できる逞しさを身に着け今や若鳥なのです。
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この日の早朝には少し離れたところにオオルリ♀らしい個体も。見られる時にはまとめて見られることも多い季節の野鳥たちです。
クロツグミ幼鳥









クロツグミ♀
この個体はクロツグミ。幼鳥なのか♀なのか・・・
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クロツグミも夏中この辺りで見るので繁殖しているはずです。

クロツグミは舗装された林道を索餌歩行している姿をよく目撃するんですが、羽毛色はアスファルト車道に隠蔽擬態しているみたい。動かなければ識別し難い色合いです。
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この日はクロツグミの成鳥♂も見られました。
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リュウキュウサンショウクイ
遠くのネムノキには夏鳥リュウキュウサンショウクイの姿。

この後、近くの桜樹へ来て、
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樹上性のバッタ、アオマツムシを捕食する姿が見られました。
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そしてこの日は、森の奥からサンコウチョウの独特な鳴き声も聞こえてきました。

これらの野鳥は、あと半月もしないうちに高知から姿を消します。越冬地へと旅立ってしまうんですね。

毎朝、暫しの別れまでの時間を少しでも共有したくて、自宅近くの山へ行きます。
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里ではモズの姿が増えてきました。間もなく百舌鳥の高鳴きの季節を迎えます。

この日(9月15日)には自宅近くの田園を飛ぶチョウゲンボウを見ました。2017年9月26日、2018年10月1日よりも今年は早かったのです。やはり今年の秋の進行は早いのかも。

高知で勢力を拡大する外来野鳥種
季節が変わると、見られる生き物の種類も変わります。特に季節移動をする種が多い野鳥は、その変化自体が季節感なのです。
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9月に入って間もない或る朝、龍河洞近くの高圧線に止まる小野鳥たち。シルエットで判断するとヒタキ類の様
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ここはつい先日、今夏この山で巣立ちしたであろう、サシバの幼鳥が止まっていた電線です。
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距離が遠いのと、対象が猛禽類とは違う小野鳥な事もあって、私には皆目種類が判りません。しかも今日は雨降りなのです。

と言う事で、この日は至近距離で見られる野鳥を探しに岩改の方へ行ってみました。
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行き慣れた林道ですから、いつも大体野鳥のいる場所は予想がつきます。

この立ち枯れの幹も様々な野鳥が止まる場所。特に雨降りの日にはカゴシマアオゲラが来ている場所なんです。

でもそれらは、この林道脇で周年見られる留鳥。
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その留鳥でもっとも個体数が多いのがメジロ。ペットとしての捕獲が出来なくなってからは、特に個体数が増えています。今やこの辺の果実園では収穫物に害を及ぼす害鳥ともみなされています。

そのメジロは繁殖期が過ぎるとまとまった群れを成し出すのですが、賑やかなのが安心なのか単種に限らす、エナガやヤマガラ、コゲラ等の他種とも混群を成すんです。その群れは留鳥だけに留まらす、夏鳥のリュウキュウサンショウクイが季節限定の混群行動していることも。

その混群なんですが複数の野鳥が入り乱れて群れている訳ではありません。単種ごとにまとまって複数種が一定のリズムを刻み、戦国時代の合戦陣形を敷くように森林を流れていくのです。小野鳥にとっては天敵に対して無防備になりやすい摂餌中も戦いなのです。

ところがこの日、メジロと混群していたのは・・・
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なんと、外来種のソウシチョウだったのです。

香美市では奥山でしか見る事が無かったソウシチョウ、この春頃からは岩改の県道脇でも普通に見られます。
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それにより、この辺りで繁殖する夏鳥は既に環境圧迫を受けていると聞きますが、メジロはソウシチョウをウエルカムなんでしょうかね。

外来種野鳥といえば、ソウシチョウほど個体数は多くないものの、この日も混群している小野鳥の傍で活動しているヒゲガビチョウを見ました。
ヒゲガビチョウ









これらはペットが放たれて野生化し繁殖を繰り返し個体数を増加させているのです。

8月の幼鳥鷹
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8月31日、つまり8月最期の日。子供の頃はひどく憂鬱感のあったこの日に、香美市龍河洞近くの低山で、幼い鷹を見ました。
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8月とはいえ、今年は二週間ほど前から朝は心地よい涼しさを感じるようになっている香南市。

この日もその原因となっている活発な秋雨前線の影響で、午後からはまとまった降雨の予報。青空の見える早朝に近くの山に出てみたのです。
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鷹までの距離が遠かったこともあり、最初は周年を通じこの辺りで見かけるトビかキジバトかと思っていました。
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ところが双眼鏡で覗くと、それは紛れもない鷹で、しかも非常によく目立つ太く白い眉斑があるのです。

それはオオタカ幼鳥にしてはあまりにも明瞭に現れているのでサシバかとも。
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サシバもまたこの夏は、龍河洞近くで営巣を行い繁殖しているらしい行動生態を示していたのです。
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この幼鳥、サシバですよね。

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