大黄花片喰
春の道ばたに咲く爽やかな黄色の花。オオキバナカタバミの花を見つけました。明治時代観賞用に南アフリカより観賞用に移入され、温暖な高知ではこのように自生、帰化植物となったカタバミの仲間です。
オオキバナカタバミ













大黄花片喰オオキバナカタバミ)はカタバミ科 学名:Oxalls pes-caprae

カタバミ科カタバミ属の多年草在来種がこちら。
カタバミ 花












ヤマトシジミの幼虫食草でもある片喰カタバミ) 学名: Oxalis corniculata  です。
チョウチョウ (2)







ヤマトシジミ
そのカタバミよりもずっと大型(花径3~4センチくらい)なのは字の如くなんですが、
大黄花酢漿草










色彩は淡い黄色の花びらなんです。

ところで春咲く花は黄色が多いと思いませんか。
花の色彩には、種としての大きな戦略があるんですって。
シロチョウ










オオアラセイトウ

温帯に多い昆虫は、紫系統の色を好み、熱帯に多い昆虫や花蜜を求める鳥は、赤系統の花色が大好きだそうです。
椿寒桜(ツバキカンザクラ)










ツバキカンザクラ

早春には活動している昆虫が少ないので、紫や赤い色彩にこだわらない黄色のような色彩の花が、花粉媒介者の誘引に有利になり、
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早春の日本には黄色い花が多く見られるとのことです。