土佐料理 旬の鰹がゆく!

自然豊かな高知の気候が育む産物を食材とした伝統郷土料理のご紹介です。 自然に触れ、それらを見守りながら地方の環境問題を考え、豊かな自然環境の中で収穫される食材を自身の主観でレポートしながら、旬とは何かを考えます。

タグ:ツクシガモ

Huis Ten Bosch
元小売り業界を長く牽引し続ける総合小売業者『サニーマート』様とその取引先で構成するサニー会研修旅行で観光都市佐世保を視察しました。
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佐世保港の風景

佐世保市は、長崎県北部の中心的都市で人工規模では長崎市についで2番目、九州・沖縄地方では10番目なんです。
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佐世保を出港する海上自衛隊の護衛艦きりさめ
佐世保市は、非県都としては大きな規模を持つ都市で、同市のもうひとつの顔は、旧海軍の軍港として栄え、現在もそれを受け継いだ造船および国防の町として有名ですよね。
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米海軍の強襲揚陸艦ボノム・リシャール
そして日本最大級のテーマパークである『ハウステンボス』に代表される現代風新興観光都市でもあります。
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ハウステンボス
ハウステンボスはオランダを主とした、ヨロッパの街並みや田園風景を、当初別の目的で埋め立てした総開発面積は152ヘクタール(46万1干坪)の広大な土地に作ったテーマパーク。
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規模では
東京ディズニーリゾートに匹敵します。九州の西果てですから、利便性では後者に遠く及ばず、しかしながら立地条件としてはアジア圏の外国人観光客誘致という面では優れています。
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更に、風光明媚な大村湾北端を上手く活用したロケーションは素晴らしく
、人の住む空間を再現したテーマパークらしく実際に人が各建物を生活利用、つまり居住しているんです。一見、日本にいながらヨーロッパの街並みの中で生活できる訳ですから憧れもあるんですが、日常となると私の場合、様々な制約が頭を過きり結局、仮に入手出来たとしても、別荘的利用法が主体と感じてしまいます。
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さて、そういったテーマパークには殆ど来場せず、比較対象を持ち出して評価できる立場に無い私が今回ハウステンボスで注目したのが、総延長6kmのこの水路(運河)。
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ハウステンボスの代表的風景となる運河
ヨーロッパの街並みを再現ということで、メージ的には先ず水鳥の『白鳥』でそのハクチョウも又沢山います。
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鷺同様、白鳥も又カモ科複数種水鳥(一般的には7種)の総称なんです。日本にはオオハクチョウとコハクチョウが越冬のために渡ってきて、北海道から本州の湖沼、河川等で過ごし、春には北へ帰る冬鳥。ですから私の住む高知では、白鳥を知らない人はいなくても、実際の鳥を見たこと無い人はいるのです。

私は白鳥に埼玉県のとある池で噛まれたことがあるんで勿論知っていますが、知らない人が間近で見ると思いもよらぬ巨大さに先ず驚くのです、私もそうでしたから。それもその筈、白鳥は渡り鳥というか空を飛べる鳥の中では最重量の鳥なんです。
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では何で白鳥がこの熱い日本のしかも九州に今いるかというと・・・
これはヨーロッパ、中央アジアを中心に生息する外来種の瘤白鳥コブハクチョウCygnus olor なんですね。中には中国東部や朝鮮半島で越冬する個体もあり、日本の極一部島嶼では迷鳥としての記録も残っています。
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ヨーロッパらしいといえばその通りの生き物で、外来性の飼育種なんです。

ところが、もう一種非常に珍しい水鳥を見つけたんですよ。野生種は珍しくても私の住む『のいち動物公園』では周年飼育されており、予備知識を持っていたんです。
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それがこの水どり。筑紫鴨ツクシガモTadorna tadorna です。ユーラシア大陸の温帯部に広く分布する大型カモ、日本へは少数が渡来する、こちらも冬鳥なんですね。高知県でも四万十市で2014年1月1日目撃例が報告されています。
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この、ハウステンボスの『ツクシガモ』個人ブログで目撃例が多数報告されており、渡りをせず夏場も居着いているようですね。『ツクシガモ』は動物食で『コブハクチョウ』は植物食。コブハクチョウが飼育され給餌されていても、ツクシガモがその給餌を拾い喰いする訳ではなく、何故ここに冬鳥ツクシガモが留まっているかは私には推測できません。

そしてこの運河。塩分濃度を測定した訳では無いんですが、大村湾から海水を引き込んでいるんで海水に近い汽水域です。
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運河をヤンマが飛んでいますが、この『ギンヤンマ』は高知でも波除け岸壁に囲まれた漁港のような、波静かな海水面をオスが縄張り飛翔していますから、幼生が生息できない水域を飛んでいても不思議ではなく、産卵は小さな池や水草のある流水域と柔軟性をもって淡水域に産卵できる、人の生活域を好むヤンマなのです。

最も驚いたのは運河を悠然と泳ぐ魚たち。目を凝らすとボラスズキクロダイが泳いでいます。特にクロダイは大型化して個体数も多く、まるで池を泳ぐコイのように人への警戒心が極端に失われています。高知のヨットハーバーにも多くのクロダイが侵入していますが、警戒心が強くとてもこんな浅瀬で昼間悠然と泳ぐ姿は見る事ができません。ボラとクロダイは稚魚も沢山いるんで、間違いなくこの運河で繁殖しているようです。
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警戒心が極端に薄い理由は、この運河ではこんなにクロダイがいるのに、見ている限りでは釣りをしている人間もいない。この水域では、人間はクロダイの天敵では無いのです。つまりクロダイの強い警戒心は後天的に経験を元にして養われているんでしょうね。その落ち着きようは水槽で長年飼育している魚みたいですから。
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というのが、私のハウステンボス感。どこへ行っても人とはちょっと違う異常かもしれないレポートですし、テーマパーク考察には何の役にも立たない報告なのです、ごめんなさい。
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そして、夕食も大変美味しくいただきました。

出席者それぞれが、佐世保で多くの経験がでみました。『サニー会』の皆様、有難うございました。

こんなに寒くても・・・
春らしい陽気の続いたあと再度冬に逆戻りした高知県。
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一度春を予感した身体にとっては、今まで以上に厳しい寒さに感じます。そんななかわが町の動物公園は、屋外施設中心でありながら大した集客力 お見逸れしました
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冬期も魅力満載ののいち動物公園なんです。長年サービス業に携わってきた習性で、来場者構成を観察し、その会話に聞き耳を立てるのが飼育動物観察同様に面白い私には、楽しい一日になりそうです。
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来場のみなさん、ものすごい強風と寒さに驚いています。
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でも動物たちは猛暑期よりも、ずっと活発で艶やかなんですよ。
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そんななか、私の来園動機はオシドリ観察。先日、野生個体を観察して改めて、もっと間近で生体観察したくなったんです。

カモたちは今ペアリングの季節、とっても艶やかな装いにドレスアップしています。
それにこの季節ならではの小競り合いも刺激的。

水掻きの発達したカモ科でありながら木の枝に留まる習性を持つといわれるオシドリの生態。実際に目撃したことはないのですがそういった様子も画像公開されているんです。
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水鳥といっても、陸上にも揚がるカモ科の鳥たち。水を汚さないように飼育下では常時陸上摂餌させます。飲料水まで別に構えている徹底ぶり。
画像左はアカハシハジロ(メス)、右はツクシガモ(オス)です。 

ところで野生動物たちは皆、厳しい自然界で自らの選んだ環境に適合しようと、身体形状
個性豊かに進化させ、種によって互いに棲み分けを図っています。

ですから鳥でも嘴や脚といった部分で、容易に生息環境や食性が推理できるんです。さらに同じ環境に生息する カモ科の鳥でも、詳しく観察することで自然界における摂餌方法まで推測できます。

そして結局フィールドヘ行き、おいしい空気を沢山吸って野生個体を観て、さまざまな推理を検証したくなるんですね。洞察力を鍛え、感性を豊かにする・・・家族との思い出づくりと同時にビジネスにも活かせ  なにより気分転換になります。

潜水ガモの特徴 

陸上で見ることが少ないカモ。両種を比較すると足の位置が全く違いますね。後肢は短く胴体後方に位置し、直立して陸上をうまく歩行することができないのがハジロ属(スズガモ属)の特徴。潜水上手な水鳥に共通の形状なんですよ。
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そしてこのアカハシハジロ、日本では渡り本来のルートから外れており迷鳥的存在、自然下では稀な種なんです。でも名前を覚えるのは簡単。漢字で書くと赤嘴羽白、オスを見れば一目瞭然です。のいち動物公園へお越しの際は是非ご覧になってくださいませ。

さて、私の観察目的オシドリの足。
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枝を掴むというより、枝に密着させて身体を支えることができ
る力強い指、そして何より水面で活動し植物を啄むのには不要と思われる丈夫で鋭い爪。
カモたちの手首は私たちの想像以上に柔らかいんですよ。

水掻きがあっても木の枝に留まるのは大丈夫みたいですね。

明日は鳥類のの、形状と機能についてレポートしてみます。

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