土佐料理 旬の鰹がゆく!

自然豊かな高知の気候が育む産物を食材とした伝統郷土料理のご紹介です。 自然に触れ、それらを見守りながら地方の環境問題を考え、豊かな自然環境の中で収穫される食材を自身の主観でレポートしながら、旬とは何かを考えます。

タグ:ハシビロガモ

何故かエクリプス
南国市久枝の河川、緩やかな清流と汽水域の豊かな生態系を求め、冬になると複数のカモ種が飛来しています。
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大きな河川ではないんで、水鳥の観察が容易。昨年も美しく発色した『ヨシガモ』、更には地味目の『オカヨシガモ』もも観察できました。目立たないカモ種でも、野鳥との距離が近いんで慣れない私でも見つけ出せるんです。
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昨年飛来していたヨシガモとオカヨシガモ
今日、飛来していたのは、ハシビロガモでした。
ハシビロガモ 雌雄 (2)












嘴広鴨ハシビロガモAnas clypeata は、カモ科マガモ属。北海道では少数が繁殖に至るも、日本では一般的に冬季に越冬のため飛来する冬鳥です。

全長50センチ、 翼開張80センちほどでマガモ同様に通常オスが明らかに大きいはずなのに、この番いは同じ位の大きさです。更に多くのマガモ属は冬鳥として飛来してくる頃には、殆どの個体が繁殖期と同程度の発色が見られるのに、ハシビロガモはエクリプスのままなんです。

ちなみにハシビロガモの繁殖期は5~7月、マガモ繁殖期は一般的にそれより長期で4~8月です。
ハシビロガモ オス












オスのハシビロガモ エクリプス個体
和名由来は見ての通り、嘴が他種より明らかに大きく幅色いんです。その特徴はメスでも同様。
ハシビロガモ メス











メスのハシビロガモ
翼鏡(次列風切の光沢)は緑色、肢は橙色です。非繁殖期(エクリプス)のオスやメスは全身の羽衣が褐色化。嘴はオスが黒褐色で、メスは明るめの褐色。これが繁殖期を迎えると、オスは頭部が光沢のある暗緑色へと変貌します。
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こちらは石土池のハシビロガモ雄。かなり発色していますね。後のつがいはマガモです。

ハシビロガモの食性は多くのカモがそうであるように雑食。でも、マガモ属では最も動物を捕食します。それでもデータによると2/3ほどは植物性の餌量を摂取しているんです。
ハシビロガモ摂餌












ハシビロガモの通常摂餌行動は、水面に嘴をつけて水ごと食物を吸い込み、嘴で食物だけを濾し取り水だけを吐き出して採食するんです。

晩秋の石土池
高知県南国市の海岸近くに位置する巨大な人口淡水池「石土池」。
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石土池
は、面積が29.2ヘクタール(南国市発表)、住宅地のすぐそばにあり地元の人々にも愛され、池畔の整備された遊歩道では散歩にジョギング、外来生物のブラックバス釣りも盛んです。人々に多目的利用される環境であるがゆえに、水質も比較的清浄に保たれており、水生植物も豊か、池底も起伏に富み、水鳥たちにとっても豊かな環境を提供しています。
石土池











ですから、県内屈指のバードウォッチングスポットでもあるんですね。でも相当広いですから、野鳥たちとの距離を詰めるのには苦労し双眼鏡は必需品。その分、野鳥たちのリラックスした行動があらゆるレンジで観察できるんですね。
大空には・・・
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石土池の上空を多くのカモが飛び交っています。
そして今日は、大型の猛禽類を発見。
ノスリ















高くて定かでありませんがタカ科のノスリ(翼開長100–140cm)のようです。
池中央の杭に止まり、回りに目配りしているのは、
ミサゴミサゴ








タカ目ミサゴ科の、海岸など水辺が好きなミサゴ。翼開張150–180cmとノスリよりもかなり大きい猛禽類です。
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こちらはコウノトリ目サギ科のダイサギ翼開張160-175cm)。池岸には同科のアオサギ(翼開張150-170cm)。以前ご紹介しましたが、ミサゴよりもアオサギの方が獲物を前にすると気性が激しいんですよ。
更に
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今日は複数のがいます。でも距離が遠い上に角度が悪く種の同定はできません。
そして水面でも主役のカモたち。
オナガガモマガモ








オナガガモ(左)とマガモ(右)
大群で飛来しています。オナガガモは翼開長は80-95cm、マガモよりもわずかに大きいマガモ属。
ハシビロガモ
















今の季節まだ、個体数が多くないのがハシビロガモ。これらのマガモ属は日本での分布が広い一般的な種です。

その他、石土池には今までご紹介できていないホシハジロ(カモ科ハジロ属 )カイツブリ(カイツブリ科 カイツブリ属)なども分布しているんです。そのうち上手く画像に収めご紹介しますね。

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