土佐料理 旬の鰹がゆく!

自然豊かな高知の気候が育む産物を食材とした伝統郷土料理のご紹介です。 自然に触れ、それらを見守りながら地方の環境問題を考え、豊かな自然環境の中で収穫される食材を自身の主観でレポートしながら、旬とは何かを考えます。

タグ:ヒメハルゼミ画像

モネの庭のヒメハルゼミ
先日、室戸岬でヒメハルゼミの大合唱を体験したんですが、肉眼ではその存在を確認できず、よって画像で素敵なセミの姿をご紹介できませんでした。今日は満を持してそのリベンジ編なんです。撮影条件の整ったヒメハルゼミの生息地を調べ、作戦も立てて臨んだんですよ。

さて、結果は如何に・・・
DSC06290







私がリベンジに選んだ場所は、光の庭の背後の山。モネの庭の池や湿地で羽化した数多くのトンボがこの場所で、性成熟するまで過ごす豊かな森林です。

実はここにヒメハルゼミが生息しているのは、前から知っていたんです。毎年何度も訪問していますから。でも、室戸であんなに素晴らしいヒメハルゼミの大合唱を体験するまで、このセミを実際に自分の目で見たいとは思わなかっただけなんです。
DSC06312







そんな北川村モネの庭の混生林は照葉樹林を形成し、北川村は高知県下では室戸岬とともにヒメハルゼミEuterpnosia chibensis の二大生息地なんです。ですから、手入れの行き届いたモネの庭の山林でもヒメハルゼミは、いくつかの場所で合唱しています。そして、この山林には遊歩道が整備されていますから、ヒメハルゼミの止まっている樹と、その斜面上を通る山に巡らされた遊歩道によって高低差無く、すごくまじかにヒメハルゼミを観察できる可能性があるんです。
ヒメハルゼミ








セミは、クワガタムシと違い、樹上で見つけるのは結構大変です。クワガタムシには大体光沢があるんで、結構簡単に見つけられるんですが、セミは留まっている樹皮と体色が同調傾向にあるんで、見分け難いんです。
ヒメハルゼミ オス








その分、鳴いて存在をアピールしてくれるんですが、ヒメハルゼミの場合、多数が一斉に、しかも音が籠る様に鳴くんで、共鳴してピンポイントの居場所絞り込みが出来ません、ですから辛抱強く鳴いている木の高枝を角度を変えながら凝視し、背景を選びながらわずか3cmあまりのセミのシルエットが突起物となって浮き出る枝を見つけるしかないのです。

大学時代、アルバイトでやった海草のワレカラからプランクトンを顕微鏡を覗きながら、引っ張りだし種を同定する作業と同じくらいの難易度です。

でも、これもそのうち慣れてきますから・・・
ヒメハルゼミ メス








こんな角度からも撮影できるようになります。
ヒメハルゼミのメスの産卵管はキリギリスのように異常に突出しているんで驚きました。ツクツクボウシより長いんですよ。
そしてより体型な紋様の解り易いヒメハルゼミの画像がこちら。

夜、北川村の奈半利川沿線の国道495号線に設置される街路灯には・・・
ヒメハルゼミ ♂










光を求めヒメハルゼミが飛んできます。これがオスのヒメハルゼミ。当日羽化した個体のようで複数の脚に幼虫の殻が付いていました。
ヒメハルゼミ ♀









こちらが、上から見ても産卵管の露出が特徴的なメス。

今回のリベンジは成功ということで如何でしょうか

昆虫なんです、私の場合
7月のモネの庭。今月もまた、とっても魅力的でした。
7月モネの庭









春の主役的存在、さまざまな薔薇の季節が終わると、世界に2つしかない北川村のモネの庭では、いよいよ本領を発揮する季節が来るんです。
DSC06229









モネが愛し夢見ても咲かすことの叶わなかった青い睡蓮熱帯睡蓮)が、北川村のモネの庭「水の庭」では咲きだすんです。
DSC06580










この東側の庭園は、海風や奈半利川の堰堤から聞こえてくる清流のせせらぎを聞きながら、樹木によって十分な木陰が出来る様に設計されているんで、暑い季節でも季節感あふれる気持ち良い自然が満喫できます。

そして、モネの庭は前回ご報告の通り、薬剤を使った栽培手法から脱却しているんで、昆虫をはじめ多種多様な生物が生息しているんですよ。
DSC06563DSC06562








7月、最も多く見られる季節のトンボは、左のチョウトンボRhyothemis fuliginosaと右のタイワンウチワヤンマ Ictinogomphus pertinax
DSC06252DSC06256







今日は、一頭だけエゾトンボ科のトンボが縄張り飛翔しているんですが、止まらないので私には種類が判りません。

さて西側の庭園、水の庭から光の庭へ進み、その背後の小高い山も、モネの庭が管理しているんですよ。
DSC06364







光の庭から、林縁の草むらを覗き込んでみると、蔓性の涼しげなトケイソウ・ピッコロッソの花。花期が終わればボリューム感のある、熟すと赤い実を結実します。病原菌や害虫にも強い園芸品種なんです。

林縁に並ぶパイナップルリリーユーコミス)の花に群がる甲虫たち。
緑色型シロテンハナムグリアオハナムグリ (2)






何れもハナムグリなんですが左がシロテンハナムグリProtaetia orientalis submarumoreaの緑色型、右はアオハナムグリEucetoma roelofsiです。
コウヤホソハナカミキリ 









コウヤホソカナキミキリStrangalia koyaensisもこの花に誘引されていました。

この先にあるのが、モネの庭の管理する小高い山。そこにはいくつもの遊歩道が張り巡らされ、自然豊かな北川村、里山の生態系が四季を通じ体感できる仕組みになっています。山頂展望台まで600m、歩くだけでも心地よい運動なんですが、色々調べていくと四季折々に多くの魅力が潜んでいるんですよ。
モネの庭 照葉樹林







これが光の庭の背後の山。モネの庭の池や湿地で羽化した数多くのトンボがこの場所で、性成熟するまで過ごす豊かな森林です。

でもそれは、また明日から順番に紹介させてください。
ヒメハルゼミ メスサツマニシキ (2)







第一のテーマは、先日室戸岬で姿を見る事のできなかったヒメハルゼミEuterpnosia chibensis
次は、日本で最も美しい蛾と言われるサツマニシキErasmia pulchella nipponica
いずれも、このモネの庭の昆虫たちなんですよ。

このページのトップヘ