鳥類のeclipse
エクリプス
とは、ギリシア語でεκλειπσισ「力を失う」ことを意味し、 ラテン語を経て英語となったことば。もともとは日食や月食などのを意味します。
7729758e[1]4cf08aff-s[1]







2012年5月21日の金環日食

鳥類のなかでも美しい発色をするものが多い、カモ類の雄が繁殖期を過ぎた後、一時的に雌のような地味な羽色になる状態を指すのです。
マガモ エクリプス











香南市の蓮池では、渡りをやめたマガモの雄が今まさにエクリプス
DSC08073DSC09978







のいち動物公園のマガモと蓮池のマガモ
エクリプス










マガモ エクリプス:石土池 
マガモ エクリプス











春までは、コガモがたくさんいた香南市の蓮池。今はカモ類は、このマガモ雄一羽だけ。飛べない訳ではなく渡らず留まっているのは、それなりの理由があるのです。

家内に聞いたところではこのマガモ、昨年の夏も蓮池に留まっていたそうです。のいち動物公園水鳥担当の学芸員さんに伺ったところ、マガモは夏でも餌が十分あれば渡らなくても全く健康上の問題はないっそうです。
コガモ エクリプス0f946143-s[1]







こちらはコガモのエクリプス。こんなに色落ちするんですよ。でもペアリング前には見事に復活するんです。

DSC09598DSC09303







タマシギの雌雄
DSC09302









バンの親子

これらは、もともと留鳥。

水草が茂り、鳥たちには良い環境の香南市蓮池です。