土佐料理 旬の鰹がゆく!

自然豊かな高知の気候が育む産物を食材とした伝統郷土料理のご紹介です。 自然に触れ、それらを見守りながら地方の環境問題を考え、豊かな自然環境の中で収穫される食材を自身の主観でレポートしながら、旬とは何かを考えます。

タグ:混群の作法

春一番の南風が目覚めさせたもの(里山の野鳥編)
前頁に引き続き、今日は春一番の南風によってガラッと変化した里山の生物を取材しました。強風のなか早朝すでに17℃を記録する程、生暖かい香南市の里山。

田圃では多くのツチガエルが、土手の穴の中で鳴いています。里山の民家では、
DSC00044








モズのメス』。周年見られる留鳥モズは小型野鳥には珍しい完全な動物食。食物の少なくなる季節には特に人里近くにいて、人の活動によって土壌から掘り出される小動物を目敏く狙っています。

春本番になって餌が豊富に得られる季節には雌雄が番で見られることも多くなってくるんですよ。
DSC00021








とってもスリムになった冬鳥『ジョウビタキのメス』。非繁殖期ですから、こちらも雌雄別々に単独行動し、両性別々に縄張りを持っているんです。
DSC09988
冬季には、小さな木の実を食べるんですが今の季節には既にそれも無く、昆虫の活動する暖かい日は一段と活発に行動するんです。今季はこの時期、既に好物の蜘蛛(クモ)が数多く活動していますから、越冬地に選んだ香南市を飛び立つ前にはきっと体力も回復しているでしょう。

さて、それらの種とは全く異なる行動をとる野鳥たちの群れが、里山の林縁に渡って来ました。といってもそれらは全て、周年この地で見られる留鳥ばかりが、他種と群れになり混群を形成。多くの昆虫が活性化している今日は、大群で行動しています。

その混群の先頭を切って前進するのが、
DSC00018







エナガ』。これらの混群にはいつも作法があり、先鋒として先導するのがエナガなんです。

次鋒を買って出るのが、
DSC09998







メジロ』。ここまでは香南市の里山では、お決まりのパターンなんですよ。

全く同じ食性を持つ小型野鳥たちが、非繁殖期は種を越えて共に活動しているんです。

今日、その後に続いたのが・・・
DSC00027








シジュウカラ』。春早い今日の混群は大群ながら、この三種で構成されていました。

これらと混群を成す他種小型野鳥でよく見られるのがヤマガラ。そして混群のしんがりはコゲラなんですよ。ヤマガラは鳴き声が聞こえましたからいたんですが、コゲラは独特の樹を嘴で叩く音が聞こえませんでしたから、今日はいなかったみたいです。

混群がフルメンバーで渡ってきた場合、それを形成する最初(エナガ)と最後(コゲラ)は決まっているんです。混群の作法、面白いでしょう

混群の作法
山林に分布する野生の小鳥も、繁殖期以外の長い間、数種類の鳥が一緒になって集団で行動する習性があります。主にはスズメ目小鳥ですが混群のレギラーメンバーにはキツツキ目のコゲラも名を連ねるのです。
DSC02198










9月15日、香南市三宝山で混群を形成していたコゲラ初秋には既に混群が成立しているんです。
コゲラ











2月20日、三宝山で混群していたコゲラです。このように長期に渡り、混群を形成する野生の小鳥のなかでいつも殿しんがりはコゲラ

つまり、混群といっても完全に全種が入り乱れ群れる訳ではありません。通常は種別の小群に纏って順番に同じルートを、そよ風が吹き抜ける様に移動して行くんです。まさに徐(しず)かなる林を、疾(と)きこと風の如く移動して行くんですね。


混群に殿(しんがり)がいれば、先陣を切る種も決まっているんですね。
9991bb0c[1]










秋のエナガ
それがこのエナガ混群の先導を行うのはいつもエナガなんです。
DSC00687










季節が変わっても、その役割が変わることはありません。
DSC00254










エナガに代わって混群の次鋒を勤めるのがメジロ
DSC004175751d35a-s[1]






ヤマガラシジュウカラもこれらの野鳥と共に混群を形成します。
早春の里山、魅力がいっぱいです。

このページのトップヘ