晩秋の石土池
高知県南国市の海岸近くに位置する巨大な人口淡水池「石土池」。
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石土池
は、面積が29.2ヘクタール(南国市発表)、住宅地のすぐそばにあり地元の人々にも愛され、池畔の整備された遊歩道では散歩にジョギング、外来生物のブラックバス釣りも盛んです。人々に多目的利用される環境であるがゆえに、水質も比較的清浄に保たれており、水生植物も豊か、池底も起伏に富み、水鳥たちにとっても豊かな環境を提供しています。
石土池












ですから、県内屈指のバードウォッチングスポットでもあるんですね。でも相当広いですから、野鳥たちとの距離を詰めるのには苦労し双眼鏡は必需品。その分、野鳥たちのリラックスした行動があらゆるレンジで観察できるんですね。
大空には・・・
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石土池の上空を多くのカモが飛び交っています。
そして今日は、大型の猛禽類を発見。
ノスリ
















高くて定かでありませんがタカ科のノスリ(翼開長100–140cm)のようです。
池中央の杭に止まり、回りに目配りしているのは、
ミサゴミサゴ









タカ目ミサゴ科の、海岸など水辺が好きなミサゴ。翼開張150–180cmとノスリよりもかなり大きい猛禽類です。
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こちらはコウノトリ目サギ科のダイサギ翼開張160-175cm)。池岸には同科のアオサギ(翼開張150-170cm)。以前ご紹介しましたが、ミサゴよりもアオサギの方が獲物を前にすると気性が激しいんですよ。
更に
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今日は複数のがいます。でも距離が遠い上に角度が悪く種の同定はできません。
そして水面でも主役のカモたち。
オナガガモマガモ









オナガガモ(左)とマガモ(右)
大群で飛来しています。オナガガモは翼開長は80-95cm、マガモよりもわずかに大きいマガモ属。
ハシビロガモ

















今の季節まだ、個体数が多くないのがハシビロガモ。これらのマガモ属は日本での分布が広い一般的な種です。

その他、石土池には今までご紹介できていないホシハジロ(カモ科ハジロ属 )カイツブリ(カイツブリ科 カイツブリ属)なども分布しているんです。そのうち上手く画像に収めご紹介しますね。