ニジハギの稚魚
美しい海水魚を手に取るような距離で見られる地磯の潮溜まりから、今日は消波ブロックへ移動してきました。
波を遮ったり、波の勢いを削ぐ目的で様々な場所に活用されるこの様なブロック組み。
水面上に現れているものばかりでもなく、海面下に沈め人工漁礁としても活用されます。ですからこのような形状のブロックをは設置した場所は多種多様な海洋の生物が集まり易い場所でもあるのです。
勿論、潮通しに優れる場所に設置されたブロックの方が、より豊かな生態系が確立さてていて面白いのですが、激しく潮が動くと写真撮影が難しくなるので、今日は漁港奥の波静かな場所のブロックを取材しました。
秋の消波ブロックならではの魚種。亜熱帯海域から潮流によって毎年やって来るチョウチョウウオ科のカラフルな幼魚たち。左画像はトゲチョウチョウウオ、右はハタタテダイです。
この画像に写る二匹のチョウチョウウオは似ていても別種。オレンジ円はトゲチョウチョウウオでクリーム円はフウライチョウチョウウオ。
これらは片道キップの様な黒潮の流れに乗って各地へ漂着した南洋の魚種。冬季、海水温が下がると絶命してしまう魚種たち。といって自らの遊泳力だけでは生存可能な海域へ戻れない、いわゆる死滅回遊魚と呼ばれる夏から秋限定の魚たちです。
色彩の豊かさでは敵わないものの、可愛らしさで勝負のイソギンポ科魚種たち。カエルの様な顔立ちです。この魚種たちは周年見られる種です。
これら小魚が集う消波ブロックですから、それらを狙うハンターも近づいてきます。
昨日紹介したアオリイカもそのひとつなので、今日は違う種をクローズアップします。上画像では識別に難いのですがオキザヨリが3匹入ってきまいた。
これがダツ科テンジクダツ属オキザヨリなんですが、このオキザヨリ自体も大きさから成魚ではなく未成魚。
この様な場所で小さな魚を捕食し成長します。
オキザヨリは物陰に隠れている時は暗色で目立たないのですが、明るい場所へ出てくると青緑色に輝いて見えます。
同じ食性を示すこちらの魚種はカマス類。観察しているとダツが主に表層の小魚を捕食しようとするのに対し、カマスは中層の小魚を狙っています。
その他にもこの消波ブロックには40cmくらいのクエが棲みついています。
小型20cm弱のイシガキダイも姿を見せました。
外洋に面した消波ブロックにはイセエビも居着いているんですよ。
アイゴ稚魚の小群と行動を共にする美しい魚を発見‼
この日はアイゴやアミアイゴの群れの中に、実に美しいニザダイ科の魚種を見つけました。
ニジハギ
アミアイゴ
黄色地に青色の稲妻が幾筋も走る美種がいます。
【ミドリイシとニジハギ幼魚】
この魚はニザダイ科クロハギ属の超美魚でニジハギといいます。
ところがこのニジハギ、尾鰭のつけ根に最初は無かった大きな傷があります。
どうやらこの周囲にたくさんいるアオリイカの幼体に食いつかれたようです。
よく見ると、この辺りの幼魚たちは身体に傷を持つ個体が少なくありません。
この辺りに見られるニザダイ科の色彩豊かな魚種たち
トカジャーと南西諸島の地方名で呼ばれる事も少なくないクロハギ属のニセカンランハギやクロハギ等、美しい色彩のニザダイの仲間たち。
中でもニジハギは名前が示す通り、実に美しいクロハギ属の一種なのです。
ニジハギとアミアイゴ
食材というより鑑賞価値の高いニジハギ。確かに美しいのですが食べたい色ではありませんね。
美しい海水魚を手に取るような距離で見られる地磯の潮溜まりから、今日は消波ブロックへ移動してきました。
波を遮ったり、波の勢いを削ぐ目的で様々な場所に活用されるこの様なブロック組み。
水面上に現れているものばかりでもなく、海面下に沈め人工漁礁としても活用されます。ですからこのような形状のブロックをは設置した場所は多種多様な海洋の生物が集まり易い場所でもあるのです。
勿論、潮通しに優れる場所に設置されたブロックの方が、より豊かな生態系が確立さてていて面白いのですが、激しく潮が動くと写真撮影が難しくなるので、今日は漁港奥の波静かな場所のブロックを取材しました。
秋の消波ブロックならではの魚種。亜熱帯海域から潮流によって毎年やって来るチョウチョウウオ科のカラフルな幼魚たち。左画像はトゲチョウチョウウオ、右はハタタテダイです。
この画像に写る二匹のチョウチョウウオは似ていても別種。オレンジ円はトゲチョウチョウウオでクリーム円はフウライチョウチョウウオ。
これらは片道キップの様な黒潮の流れに乗って各地へ漂着した南洋の魚種。冬季、海水温が下がると絶命してしまう魚種たち。といって自らの遊泳力だけでは生存可能な海域へ戻れない、いわゆる死滅回遊魚と呼ばれる夏から秋限定の魚たちです。
色彩の豊かさでは敵わないものの、可愛らしさで勝負のイソギンポ科魚種たち。カエルの様な顔立ちです。この魚種たちは周年見られる種です。
これら小魚が集う消波ブロックですから、それらを狙うハンターも近づいてきます。
昨日紹介したアオリイカもそのひとつなので、今日は違う種をクローズアップします。上画像では識別に難いのですがオキザヨリが3匹入ってきまいた。
これがダツ科テンジクダツ属オキザヨリなんですが、このオキザヨリ自体も大きさから成魚ではなく未成魚。
この様な場所で小さな魚を捕食し成長します。
オキザヨリは物陰に隠れている時は暗色で目立たないのですが、明るい場所へ出てくると青緑色に輝いて見えます。
同じ食性を示すこちらの魚種はカマス類。観察しているとダツが主に表層の小魚を捕食しようとするのに対し、カマスは中層の小魚を狙っています。
その他にもこの消波ブロックには40cmくらいのクエが棲みついています。
小型20cm弱のイシガキダイも姿を見せました。
外洋に面した消波ブロックにはイセエビも居着いているんですよ。
アイゴ稚魚の小群と行動を共にする美しい魚を発見‼
この日はアイゴやアミアイゴの群れの中に、実に美しいニザダイ科の魚種を見つけました。
ニジハギ
アミアイゴ
黄色地に青色の稲妻が幾筋も走る美種がいます。
【ミドリイシとニジハギ幼魚】
この魚はニザダイ科クロハギ属の超美魚でニジハギといいます。
ところがこのニジハギ、尾鰭のつけ根に最初は無かった大きな傷があります。
どうやらこの周囲にたくさんいるアオリイカの幼体に食いつかれたようです。
よく見ると、この辺りの幼魚たちは身体に傷を持つ個体が少なくありません。
この辺りに見られるニザダイ科の色彩豊かな魚種たち
トカジャーと南西諸島の地方名で呼ばれる事も少なくないクロハギ属のニセカンランハギやクロハギ等、美しい色彩のニザダイの仲間たち。
中でもニジハギは名前が示す通り、実に美しいクロハギ属の一種なのです。
ニジハギとアミアイゴ
食材というより鑑賞価値の高いニジハギ。確かに美しいのですが食べたい色ではありませんね。