土佐料理 旬の鰹がゆく!

自然豊かな高知の気候が育む産物を食材とした伝統郷土料理のご紹介です。 自然に触れ、それらを見守りながら地方の環境問題を考え、豊かな自然環境の中で収穫される食材を自身の主観でレポートしながら、旬とは何かを考えます。

タグ:褐毛和種高知系

土佐褐毛和種
嶺北牛は褐毛和種高知系といわれるあかうし。和牛主要品種となる黒毛和種・褐毛(あかげ)和種・日本短角種・無角和種の4品種のひとつです。
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あかうしは脂肪含有量の高い、とけるような柔らかさとコク深い旨さを味わい尽くした、飽食世代にぴったりの肉の旨味の強い和牛です。

どうです、歩き方・踏み込み・毛づやと肌色・気合・・・どれをとっても一番人気。でも走りを競う訳ではないんです。この威風堂々とした嗜みは勿論、血統なんです。明治時代に使役目的で輸入された韓牛を複数種と交配し、その中から褐毛で皮膚・蹄・角と体端毛は黒色となる土佐独特の毛分けの牛を産出したんです。昭和19年に褐毛和種高知系として登録されています。
嶺北牛 (2)










その後、昭和40年代後半に嶺北畜産センターを設置し、嶺北和牛改良推進組合を結成して選抜強度を高め、優良母系牛群の造成を図り改良増殖に取り組み、現在格付A5ランクの高い品質に達した個体もいます。
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この嶺北牛、吉野川沿いを通って本山の町へはいると、放牧風景が見られます。とにかく気ままに伸び伸びと運動しているんですね。このように平坦地ではありませんから、私も今度一緒にリハビリさせていただきたいです。
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もとやま四季菜館の嶺北牛ステーキ
明日は本山町の珍しい飛蝗を紹介します。あかうしの次ですから飛蝗(あかばった)なんですよ。

何かに似ている編
4日間レポートした(実は取材は半日)高嶺の生き物たち 。高地だけに生息する種ではなく、低地でも見られる同種でありながら、成虫発生や成熟の時期が微妙に違ったり、体形が大きく異なったり、はたまた同じ生き物であってもロケーションによって全く印象が変わったり。それなりに遠方まで足を運ぶ価値があるんです。
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さらに美しい景色を見て、おいしい空気を吸い、地域の旨い物を食べる。家族サービスも一緒に出来ちゃうんですね。
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本山町の場合は、土佐あかうし(褐毛和種高知系)と高地の棚田米でしょうか。
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もとやま四季菜館
家内のリクエストで美味しい料理を堪能しました。

さて、午後からは行く先々の生き物を見て、本山町の大自然を更に満喫しながら互いのうんちくを競い合いましょう。植物では若干分が悪いので、彼女のお手付きを待って一気に私のペースに引き入れる作戦です。

すると道のバッタ(直翅目) を見つけるなり・・・
ヒメギスヤブキリ 雌 (2)








種名をキリギリスと言っちゃいましたね。「容姿は酷似していてもキリギリスは黒くないよ。」ていうと今度は右のバッタをキリギリスにしちゃいました。ちなみに両種の正式和名は、ヒメギスヤブキリ
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左:ヒメギス  右:キリギリス
3種は近似種で混生もし更に今の季節、活発に活動していますから間違うはずです。
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今度はこの蝉の種名、緑色の目立つ小型蝉の雌。私たちの住む団地ではなぜか3年に一度だけ少数が鳴いています。ですから幼虫期間が3年目の夏に羽化し鳴き、繁殖を繰り返すのだと勝手に想像しています。そして午後3時頃になって、多くの雄が誰もが知る声で一斉に鳴き出したんでバレバレ。ヒグラシの鳴き声は有名ですから。住宅地に多いツクツクボウシと言ってくれる事を期待していたんですけどね。

じゃあコレは、
オオオバボタル











ホタル・・・微妙な答え。何ボタルでしょう幼虫期も含め小川や沢にいる種ではないんです。大きさはほぼゲンジボタルと同じ(15㎜位)で、幼虫は寒さに強く比較的高地の広葉樹林に放置された柔らかくなった朽木の中、他種幼虫の通った穴を塒として、ミミズを主餌としています。種名はオオオバボタルです。

ホタルですから幼虫・蛹期は尾部が発光するも、成虫の発光は頗る弱く、よって昼間も活発に活動しているんですね。

雑木林の中には、
ヤマアカガエル
















アカガエルです。でも種名となると・・・アカガエル科の蛙日本には14の固有種の他、複数の外来種が分布しているそうですよ。トノサマガエルは日本固有種、ウシガエルは外来種のアカガエル科に含まれます。今では全体的に個体数が激減、普段見かける一般種でないため難しいです。このアカガエルもかなり大型の成蛙で、トノサマガエル成蛙くらいあります。

これらは総じて警戒心が強く敏捷で、よく観察したくてもすぐ跳びはねて見えなくなってしまいます。体色もこのあたりの土壌と同化しています。ですから写真はこの一枚のみ、ニホンアカガエルヤマアカガエルなんでしょうけど。

両種の比較はヤマアカガエルが若干大型で、背面筋状隆起の形状・咽頭部には明瞭な黒い斑点・腹面の斑紋の他、後肢は長く静止した状態でも指が鼓膜に届き、水掻きは発達していることで同定しますが・・・もういません。画像も不明瞭で、TVドラマの科捜研の画像解析ソフトが欲しいです。分布域からヤマアカガエルにさせてください。

前記のようにこの両種は、急激に個体数が激減しています。特にニホンアカガエルは私たちが子供の頃、昭和40年代はまだ平野部に普通に分布しており、繁殖期になると田圃に出てきて、アカガエルによって季節の移ろいを感じていた覚えがあります。

蛙といえば蛇も出てきましたよこちらは跳びはねて逃げないので、脅かさないようじっくり観てみましょう。
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色合いからして、高知の里山で時々見かけるタカチホヘビ?でも家内に背中に筋が走ってないし、模様からしてジムグリよって否定されました。

今日も夫婦で、蝶・蜻蛉・クワガタムシにその他諸々のうんちくを深め林道を歩き、地場のこだわり産品をいただきました。楽しかったと言ってもらって一安心です。

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