土佐料理 旬の鰹がゆく!

自然豊かな高知の気候が育む産物を食材とした伝統郷土料理のご紹介です。 自然に触れ、それらを見守りながら地方の環境問題を考え、豊かな自然環境の中で収穫される食材を自身の主観でレポートしながら、旬とは何かを考えます。

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家族とともに
9月23日は秋分の日。私の家族は同居していますから、墓参りが家族行事となっています。
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家族構成は3代にわたり合計5人。東京生まれの長男以外、高知それも旧香美郡(現在香南市)生まれです。ですから先祖供養の地理的条件には恵まれており、父の代から全て我が家の責任として欠かしていません。ですからその日が休みのものは全員出勤が習わしです。

先祖と先代を含め、お世話になった親戚の5か所の墓所に必ず参ります。で、いつものことですが自然の移ろいを見て、家族それぞれが一日蘊蓄を傾けるのです。
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今日その先陣を切ったのは長男。題目は、「栗の虫はいつ栗の実に侵入するか」。でもそれが私も得意分野で、この勝負は私の完勝。長男は相手の得意分野を考えてないので勝率が悪くだいたい悔しい思いをするのです。真剣な勝負ですから、息子は親に花を持たせるなんて殊勝な考えは持っていませんし、私も百獣の王が如くどんな獲物でも全力で仕留めるのです。

そして家内はそんな私を、いつも「おとなげない」と窘めるのです。

私が選んだのは、
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「秋のトンボの種類と、止まっている場所と目的、何故逆立ちをするのか」を説きましたが、誰一人真面目に聞かずに次の墓所へ急いでいます。私の話を真面目に聞いていたら日が暮れても墓参りが終わらないそうです。だいたい題目からして長すぎ、既に聞きたくないそうです。
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そんな家内の題目は、「 トンボを手懐ける イリュージョン」。煽り文句が凄いです。でも、
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大がかりな舞台装置や演出を組み入れた手品がイリュージョン!
どっかへ止まりたそうに飛んでいるトンボに箒を近づけただけですから、トンボだって 渡りに船、そっと差し出せばそれなりの確率で止まるのです。でも家内が言うには、それなりにトンボを厳選しているそうですよ。

高知の夏至
6月21日は日本全土夏至。夏至は、一年中で一番昼が長い日なのに、一日中雨です。
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しかも、西日本ではかなりの雨量があったようで、香南市の香宗川もこんなになっています。
でもこの後さらに、九州の西の海上で台風4号が変った低気圧が夜にかけ高知を通過。
その低気圧や梅雨前線の影響で、九州から四国、近畿は大雨の続くおそれがあるそうです。
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ですから、住宅団地横の堰堤も溜めていた農業用水を全て放流。
数日前までの深刻な水不足が嘘のようです。
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この堰堤、いつもはこんな状態なんですよ。
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実はこの部分、普段は水深2mほどの止水域で、残された水たまりには、様々な水生生物が観察され、いつもは見れない生態系の一部が見れるんです。

飛来してきたアオサギだって、そのチャンスを逃すはずがありません。厳しい自然に生きる動物の優れた洞察力なんです。
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そして私も、アオサギのいる場所に行きたくてたまりません。
でも、上流部全ての堰堤が放水を終了しているとは限らず確認できない以上、河原に降りることはできないのです。
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河原に自生する抽水植物の状態をみれば、放水時水流の勢いは 一目瞭然。そこにいるであろうテナガエビ淡水ハゼ更に、どうしても生息の有無を確認したいカマツカとの再会は、今日は諦めます。
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代わりにご紹介するのが、香南市の旬スポット、香我美町の蓮池。水野鳥の記事でよくご紹介する場所です。
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この美しさに当てはまる言葉はありません。その風景が今見頃なんです。
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それを、独り占めしているのが、エクリプスを迎えるマガモの雄。
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多くのカモたちが北へ旅立ち、複数の水鳥たちが雛を育てあげた場所で、人とともに自然の移ろいを唯一羽堪能しているようです。

2013梅雨入り
5月27日午前11時、九州南部、九州北部、四国、中国地方で、一斉に梅雨入りが発表されました。
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いずれも平年より4~11日早い梅雨入り、ちなみに四国では平年より9日早く昨年は6月8日が梅雨入りとされ発表。
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四国地方の梅雨入り。過去、最も早い記録 は5月19日頃(1976年・1991年) 、最も遅い記録 6月21日頃(1967年)だそうです。
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昨年の四国地方の梅雨明けは2012年7月17日。関東では梅雨入りごろ始まるお中元選びも、関西では1ケ月程遅く、賞与の支給と梅雨明けが中元開始を促すキーワードとなっています。
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物部川の鮎漁も梅雨中はままならず、川漁師さんたちは一ケ月後の成長した鮎たちの姿を想像しながら、じっとこの時期を耐えているのです。

物部川中流のアユ漁
2013年物部川の鮎漁(杉田ダム下流部)が解禁になりました。
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近年中下流部では、アユの資源保護を目的に、アユ産卵床の整備や河口部の砂利を排除して海洋との出入り口を確保する等の環境作りが身を結び、二年連続で近年まれにみる天然遡上の資源確保ができています。
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そんな解禁間もない土日、物部川の鮎漁の様子を見にいってきました。
物部川











〖国道55号線下付近〗
国道55号線から戸板島橋付近まで、河口から4キロ~6、5キロ位までの流域、好天に恵まれ遊魚の人々も沢山繰り出しています。
物部川鮎












アユの姿も沢山確認でき、河川の状態(水量・濁度)も良いみたいで、岩に付着した珪藻を鮎が食んだ跡(はみあと)がくっきり見えます。
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でも、流れの緩やかな深場では、巨大な魚影が見え隠れしています。体型はバスですね。国道の手前付近では、若干の海水の流入があるのかボラ等の汽水魚も多く見られ、シーバス(スズキ)もいますしブラックバス(オオクチバス)もいますが、はっきり見えず確認ができません。
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アユカケ
元来、鮎の天敵といえば野鳥の他、魚では、アユカケ(カサゴ目カジカ科に属する日本固有種の淡水魚)ナマズギギナマズ目ギギ科)といったもの達でしたが、本来物部川に生息しているこれらのアユ天敵淡水魚は急速に個体数を減少させ、本来物部川にはいない日本産淡水魚ニゴイや、外来種のオオクチバスがアユを食害しそれ以上に、アユカケやギギの生息域を奪っています。
物部川 戸板島橋付近










〖戸板島橋付近から上流を望む〗
このあたりは、私が鮎漁のいろはを覚えたところ。そのころの戸板島橋は木の吊り橋、車は一車線交互通行だったんですよ。
物部川 戸板島橋










物部川戸板島流域は、河川が変化に富んでおり種々の鮎漁ができます。
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こちらは鮎友釣り。アユの縄張り習性を利用したオトリ掛けです。この釣りは、10メートルはあろうかという長竿を自在に操り、生きたアユを縄張りを持った強い鮎がいる付近に泳がし掛け針でからめ獲る漁法。釣った様に見えている鮎はオトリ。その下に掛けられたアユがいるのです。
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言うのは簡単でも、非常に釣果が技量に左右される釣り。更にシンプルなようで、ハイテク技術を駆使した釣り具も釣果を分けます。友釣鮎竿は、数万から中には何十万円もするものまであるんですよ。

でも、このめまぐるしい技術開発が鮎釣りを一大レジャー産業に押し上げ、大手釣り具メーカーの資本が河川環境整備に役立てられているのも事実です。
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さあ、なかなかの大物が掛かったみたいですよ。
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戸板島橋の上から見ていると、どの釣り人が良い釣り座を確保しているのかよく判ります。透明度が良く、本流の流れ、石の状態が面白いように見えるんです。

解禁間もない頃は、河川のコンディションが良ければ、魚はスレてないので釣り易いんですが、友掛けのアユ今頃にしては、なかなかの良型揃いです。

天然遡上量は、間違いなく多いですね。
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こういった本流脇の小さな流れ込みには、小型の弱いアユは群れているはずです。見に行ってみましょう。
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本当はもっと沢山群れているんですが、カメラを向けると逃げ回って上手く撮れません。
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さて、こちらは同じ鮎釣りでもアユを毛バリで釣る鮎ドブ釣り。水深があり緩やかな流れの淵でアユを釣る、江戸時代の上流階級遊興として流行った伝統鮎釣法です。
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長さを調整できる長竿の先に、水深によって釣り糸の長さを調整できる簡単な道具をつけ、沈子の先20センチ位の糸先に伝統芸術品とも言える鮎毛バリ(アユ毛バリは色合いや巻き方、チモトの珠色によって全て昔ながらの共通した名がついています)をゆっくり上下させると、アユが釣れます。時に尺イダ(30センチを越える淡水ウグイ)が貴重な毛バリをむしり取っていきますが・・・
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このドブ釣り、アユは毛バリを川虫と間違うという説と、コケと間違うという2説あります。稚・幼魚の食性である動物食の名残かもしくは、毛バリチモトの金珠を苔(珪藻)が出す気泡と間違うという諸説。真実はアユのみが知っています。
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でも解禁当初、この釣りは一日に一度は必ず爆釣モードに突入します。竿を三回上下する間に釣れるといった・・・
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釣り座の前には、若鮎がどっさり。見えてる魚は釣れないって言いますが、とっさり釣れて来ます。
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ですから、ビクの中は一時間もしない間にアユでいっぱい。強いて難を上げれば、友釣りより魚体が小さく、今は平均10センチ強といったところ。
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鮎唐揚でしょうか・・・夕飯が楽しみでしょうね。人のご飯を心配しています

でも、ここにも嫌なヤツがいます。私自身の事じゃないですよ
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アユを遠慮なく食って丸々太ったオオクチバス。私を同類と思ってか寄って来て見ています。
40センチは軽く越えているんで一日アユ30匹は食ってるんでしょうね。

熱い頂上決戦
ご存じですかHAISAI 」。2013年3月24日(日) 沖縄で開催される日本最大級ストリートダンスコンテスト頂上決戦、今年で7年目(第7回)なんです。

現在、学校教育としても文部科学省の学習指導要綱には、2012年度より中学校保健体育の選択必修科目となるダンス(創作ダンス・ フォークダンス・現代的のリズムダンスの3項目のどれか一つを選択)。ストリートダンスは、その豊かで個性にあふれるPerformanceにより、益々注目されメジャーな競技になって行きます。
HAISAI 2013









ですから毎年多くのメディアも、将来の原石を探しに各ブロックの「HAISAI 」予選段階から密着取材し、多くの人々がストリートダンスの魅力に興味を持ち、その効果が毎年「HAISAI 」出演者のレベルアップにつながっているとの事です。
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HAISAI  2013密着取材の様子】


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【控室での準備風景】
ごめんなさいね、人ごとみたいにご報告して。この分野、私が最もわからない世界なんです。
では何故沖縄まで行って「HAISAI  2013」取材をするのかというと・・・あろうことか私と同じDNA(ほんの一部ですが)を持つ親族が全国7か所で開催された予選ブロックの内、中国(岡山)のキッズ部門で(部門はキッズ部門・ティーンズ部門・フリー部門)優勝し、応援団(に付き添って)来たんです

つまり、自分の事でないのに自慢話なんです

HAISAI  2013」出場者の中には、すでにTVで活躍しているグループもいるそうですから、すごい大会みたいです。個人的な意見ですが将来、光を浴びて輝く原石探しですから注目はキッズ部門(小学生6年生以下のチーム編成)なんですね。無知な私(無恥とも書きます)がいつの間にか評論家です

ではご紹介します。私と同じDNAを持つ「HAISAI  2013キッズ部門中国(岡山)代表StepWiseのお二人です。もう一度言いますが、なぜ私がこのチームに注目しているかと言うと、一族だからです。
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StepWise
といってもその一名がそうなんですけど、ここまで来ると便乗して皆家族なんですね、迷惑でしょうけど。
準備風景、この風景だけ見ていると、同じDNAを持つ私だって出来るジャンてその気になるんですネ(素人の思いこみは恐ろしいデス
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ところが実際大音響の迫力あるリズムに乗せて一定時間、大勢の注目するステージ上で激しいダンスステップを刻むと・・・凄い迫力です。後ろには大画面のスクリーン。


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鬱蒼と枝葉を茂らした巨木的妻の樹下で、日々月見草的存在価値の私も、一度ぐらいこんな光を浴びてみたいです。

そして北海道(札幌)/関東(東京)/中部(愛知)/関西(大阪)/中国(岡山)/九州(福岡)/ 沖縄(南城)7ブロック、キッズ部門を勝ち上がった実力者の中で「HAISAI  2013」日本一に輝いたのは・・・


すいません、順番間違いました。
決勝戦のナビゲーターさんは、はんにゃさん。有名ですが念のため、左)川島章良(かわしまあきよし)さんで、右)金田哲(かなださとし)さんです。
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ゲストパフォーマー・アーティストは、DJ OLDE-E さん。


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MCは、Q-TARO (電撃チョモランマ隊)さんと茉那美(Marmy)さんです。
くわしくは、こちらで確認してくださいね



では、改めて「HAISAI  2013」キッズ部門の優勝チーム、つまり第7回のHAISAI  2013キッズ部門日本一は、
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HAISAI  2013キッズ部門:結果発表の様子】
緊張の一瞬
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【キッズ部門:優勝チーム発表の瞬間】
結果発表の瞬間を人気TVのゴチバトルばりに、しつこく引っ張っていますネ。
各チーム悲喜交交の表情が凄いです。この一年の思い出が、全てこの瞬間に甦るのですから。
そして第七回「HAISAI  2013キッズ部門の優勝チームは私のStepWise
いつのまにかStepWiseが私の・・・になっていますからある意味、私も凄いのです。
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HAISAI  2013」キッズ部門優勝チームStepWiseの評価には、二人のストリートダンスの技術と能力と日々の努力のほか、リズムを作成・収録したのが彼女達の父、ダンス構成を監修したのが母と高レベルの大会で唯一といえる全てが家族の手づくり。

ストリートダンスを介して、チームとその家族(ちょっぴり親戚も?)の強い絆も併せて評価されたんです

ですから、表彰後の記念撮影にはチームのスタッフ一同も画像に納まったんですね。
(私は一番前で)
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StepWiseと私】
勿論ご存じですよね。前列左前が私です。そして今大会に際し、チームに私が果たした重要な役割は・・・何もありません。皆無

最後に、何故「HAISAI 」を沖縄で実施するのかですが、
はいさいとは
、沖縄の方言でもあり日々交わされる身近で心のこもった「こんにちわ」と言う挨拶なんです。

主催者の「HAISAI 」沖縄に対する思いをコピーしてみました。

復帰40周年を迎えた「沖縄」には。独特の文化や風習が多々あります。勿論日本全国各地域にも根付く様々な伝統ある祭、催事はありますが、沖縄のように米国の文化が占領的に入り、独自の琉球文化と日本文化を合わせ持つ地域で発展した文化を持つのはここ沖縄だけといえるでしょう。

その沖縄には戦後の「復興」という大きなテーマから生まれた多くの文化があります。
その一つに「音楽」があります。生まれた時から三線の音で育ち、カチャ-シーで励まし合い、エイサーで友情を育んできた沖縄の人々にとって、「音楽」はDNAによって次の世代へと受け継がれているといっても決して過言ではなく、沖縄の人々を元気にしてきた音楽はやがて多くの沖縄県出身アーティストを輩出し、そのリズム感は、世界レベルのダンスの日本代表を輩出していることからも分かります。その独特なリズム感や人を楽しませるエンターティナー性などはまさに天性と言えます。

このような土壌があるが故に多くのエンターティナーが世に輩出され、その実力も認知され、高レベルにある沖縄だからこそ、この大会は沖縄で開催する意義があると言えます。
また、この大会には全国からプロダクションのスカウトが、次世代のエンターティナーを探しに来ています。その素質を持ち、努力を重ね勝ち抜いてきた子供達がさらに全国から集まり、そのエンターティナー性は注目され、高レベルなダンス大会に発展しつつあるのです。

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HAISAI 」会場となっている沖縄県南城市 知念字安座真

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