晴れのち晴れ!岡山の高校野球日記 2 

記憶と記録を更新しています。 旧「岡山の高校野球日記by土佐丸」から移転しました。

2015年05月


夏の前哨戦、春季高校野球中国大会が開幕。

今年はAシード4校の地元・岡山勢が参加し、興味深い大会になった。

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旧チームの主力がチームを引っ張る鳥取商。

ブルペンを見ると雑賀投手が投球練習している。

対する創志学園は渋く県大会を勝ち上がった。

絶対的なエース・高田投手が先発だ。

鳥取商・先発の左腕・森投手は立ち上がり四球と野選を絡み、内野ゴロで先制。

その裏、鳥取商も1死2塁で3番・森選手が強烈なライナーで右越え二塁打を放つも、2走がタッチアップの体勢に入り、スタートが遅れ、本塁突けず2.3塁に。

パンフを読むと、「走塁に力を入れて来た」とあった鳥取商。

次の塁を狙う意識が強すぎたか、通常ならあの打球はハーフウェーだったが、走塁を磨く野球をすると割と走塁ミスが出る場合がある。

5回は逆方面の安打が光る北川選手を起点に犠飛で追加点。

球場表示で143-144Kを記録していた高田投手は課題の変化球も切れ6安打完封。

6つの犠打を決め、主導権を渡さなかった攻撃も見事だった。

鳥取商は6回から登板した右腕・雑賀投手が好投。

例年、「強打」のチームを仕上げてくる同校だが、今年は左右2枚の本格派を擁し、上位陣拮抗の鳥取大会・夏の「覇」を狙う。

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鳥取商先発・森投手

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2番手.雑賀投手

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創志学園・高田投手。

秋に続いての中国大会。

貫禄すら漂う。

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地元開催の春季中国大会が今週末から始まります。

郷土勢では予選から好投手との対戦が続いている創志学園が、左右2枚を擁す鳥取商と対戦。

県大会で140k中盤帯の速球を披露していた、創志・高田投手が「巧」で凌ぐか「豪」でねじ伏せるか、鳥取商の上位打線も力量あるだけに楽しみな対戦だ。

夏に強い倉敷商は打撃が看板。夏を睨んで、主戦・武並投手に次ぐ投手の台等が急務だ。

興譲館ー広陵は公式戦では初対戦か?。

140k超の2枚と例年以上に打撃強化をしてきた興譲館に対し、この冬実力を蓄積してきた広陵の対戦は興味深い。(広陵大応援団も楽しみです)

左腕・守屋投手が安定の玉島商は、この大会でも「古豪復活」を印象付けたい。

初戦で対戦する下関国際は激戦の山口を勝ち抜いたチームだけに、どんな戦いをするか。

夏を占う意味で地元4校参加の今年の中国大会は、観戦必須なカードが並んだ・・・。

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-今年秋の中国大会は浜山球場がメイン。同球場近くの某校の練習試合を観戦した時の一枚-




 岡山で開催される中国大会は入場料が500円。

(昨秋鳥取遠征した時は600円でびっくりしたのですが!)

売店は沢山あるし、ゴミは高野連が処分してくれるしで、本当他県から来た人はいつも驚くマスカット球場。

甲子園球場を見本に建設された同球場、グランド以外でもそんな一面が感じられますね!

5月30日一回戦

第一試合(9時開始)

創志学園ー鳥取商

第二試合(11時20分予定)

倉敷商ー松江商

第三試合(13時40分予定)

玉島商ー下関国際

第四試合(16時予定)

興譲館ー広陵
 
週末の天気が気になりますが、「晴れの国」に期待!

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中国5県の春季大会が終了し、中国大会出場校が出揃った。

【岡山】倉敷商・玉島商・ 興譲館・創志学園
【広島】 広陵
【鳥取】 鳥取商
【島根】 松江商
【山口】 下関国際

春季岡山大会を制した倉敷商は藤井選手、塩見選手ら下級生時代から活躍している選手が多く、打線は上位・下位切れ目がない。
逆に、2番手以降の投手陣に課題を残し、主戦・武並投手に次ぐ投手の台等に期待だ。

古豪・復活を印象付けた玉島商は好左腕・守屋投手が安定。同じ腕の振りから直球・スライダー・チェンジアップを制球良く決め大量点は難しい。
打線は先頭・河野選手が大当たりで、多彩な攻撃を仕掛ける。

140k超の2枚看板を擁す興譲館は例年以上に打線を強化。只、県大会では相手投手によって打線が機能しなかった面もあり、好投手との対戦時に真価を問われそう。

創志学園は県大会、140k中盤帯の速球と変化球を散りばめ好投した高田投手に右横・久留投手が台等。
好投手との対戦が続き、打率こそ低いが、勝負所を知る選手が多く、合わせて長澤監督の采配も今季のチームにフィットしそうだ。

他県勢では「商業」勢が2校、県勢2校と合わせ計4校が参加と珍しい大会になった。

特に鳥取商は昨秋観戦時に「完成度高い」と感じたチームで、予選敗退が惜しいと思っただけに、今季は実力通リ中国大会進出。→昨秋の鳥取大会  

広島は昨秋3位の広陵が今季は優勝。1年生部員が入り、圧倒的な統一感ある応援は県内各チームの模範だ。

個人的にはこの大会、玉島商の戦いに注目。

ここでも「古豪復活」を印象つけられると、「混戦・岡山」の夏も突っ走る可能性も現実味を帯びそうだ。

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-鳥取商の2枚看板・雑賀投手、森投手-(昨秋の大会より)


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古豪復活

春季岡山大会は準決勝2試合があり、第一試合は玉島商が昨秋の県大会準Vの創志学園を3-2で下し決勝へ。

玉島商はこれで、昨秋の優勝校・理大附、準優勝の創志学園を連破。

フロックではない勝ち方で、古豪復活の予感だ。

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玉島商が創志学園先発・高田投手を4回でKOし、先発・守屋投手の好投で逃げ切った。

3回、玉島商は四球に犠打を挟み、河野選手の適時打で先制。

4回は連続安打に辻川選手の右超え二塁打で2点追加、高田投手を4回3/1でマウンドから降ろした。

前試合から0を刻む玉島商・守屋投手は制球良くスライダー・直球・チェンジアップを散らし6回まで隙を与えない。

7回、失策と安打で2死2.3塁で草加選手が中前安打を放ち、創志が2点返すも終盤のチャンスを不運な併殺などで「あと1点」届かず、玉島商が逃げ切った。

創志2番手の右横・久留投手の好投は夏に向け収穫だろう。

勝った玉島商は一戦事に実力を付けての決勝。

公式戦で成長していくチームの典型だった。

決勝はここ数年、大事な所で星を落としている倉敷商。

苦手意識を払拭するためにも、「勝ち」を狙ってほしいものだ。

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4回途中から登板の創志学園・久留投手が無失点に抑える。

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勝った玉島商は中国大会でも、古豪復活を印象付けたい所だ。


第二試合は倉敷商が8-5で興譲館を下し決勝進出。


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                          倉敷商先発・武並投手。


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                    興譲館は第三の先発候補・石原投手



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蓋を開けてみれば、昨秋ベスト4のチームが1校しかベスト4に進出せず、例年以上に「混戦」となった今季の岡山。

「夏に強い」倉敷商が前哨戦を制すのか、一戦一戦実力を付けてきた「古豪」が最後の難敵を呑み込むのか・・

楽しみな決勝になった。


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