2009年のセンバツ。
10年越しの続きがあった。
2009年のセンバツの開幕試合。
「世紀の誤審」を跳ね除け、11-10で金光大阪にサヨナラ勝ちした倉敷工。
旧チームの夏、まさかの夏予選初戦敗退。
おかやま山陽との乱打戦に屈して、試合後なんとも云えない空気の中で見事秋に快進撃を見せた同校。
奇しくも同じようなスコアでセンバツ史に残る劇的な試合で初戦突破。
これだけでも「ドラマ」があるのですが、この試合は続きがあった。
対戦相手の金光大阪・横井監督。
この試合、息子さんが応援に来ていた。
もちろん金光大阪の応援だ。
しかし、この試合を観た息子さんは「倉工」の野球に強く魅かれる。
11年後、「倉工」に進学。
現在1年生。
同校は秋季大会4位で惜しくも中国大会を逃すが、1年生大会はファイナルまで進み(優秀校決定戦は西大寺の鈴木投手のフォークに打線が沈黙)久々の「甲子園」に機運が高まる世代だ。
夏は水田投手、多々野投手と2年生組が安定、新チームは独特な軌道で流れるスライダーが武器の高山投手ら投手層は厚そう。(高山投手は1年生大会自責点0だったはず)
古豪復活に向け時代は動く。
中日に指名された福島投手。
2年夏の学芸館戦はベストピッチだった。
知念選手に投じたあの「一球」だけ高めに浮いたが、それでも140キロ超で普通の打者なら空を切っていたはず。
あの場面、知念選手の3年生の「気迫」が凄かったです。
スタンドも「知念、頼むぞ!」と凄い声援でした。
この試合はエース格の石井投手の出番なく最後の夏を終える・・。
中央の同投手が後輩の福島投手に声かけているのが印象に残りました。
その写真を大切に持参してくれている福島投手。
きっと先輩の無念な思いをこの夏リベンジしたかったはず。
その思いをプロで活躍して、あの試合があったからこそと思える日が来れば嬉しいですね!
2017年朝日高校の本格派右腕として活躍した樋之津くんがメンズノンノのモデルオーディションを受けて見事グランプリに。
この時の朝日の雰囲気凄く好きでした!
コロナで暗い雰囲気の中、明るい話題を見つけ更新しました。
今春のセンバツは郷土から出場なしですが、その悔しさを夏にぶつけてほしいですね。
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