2009年10月14日
羽田空港”ハブ化”は大賛成
前原国交大臣の「羽田空港を日本の空港の玄関口。ハブ空港化する」発言には大賛成。
最近とんと海外旅行をしなくなったんで言っていることが正確なのかどうか今ひとつですが、とにかく高知から海外旅行にいくのは、関西空港も、成田空港も不便極まりない。関西には大阪伊丹まで飛んで陸路でいくしかない。成田へは羽田まで行き、そこから連絡バスかなんかで成田へいかないといけない。航空便の都合では、行きか帰りに1泊しないと海外旅行が地方在住者はできないのです。
その点韓国の仁川空港は日本各地の地方空港路線があります。高知からですと高松空港、松山空港へ車で行き韓国仁川空港乗換えでいけば簡単に海外へフライトできますし。もっとも高松、松山は週に2回程度の便。岡山空港まで足を伸ばせば毎日運行しておりますし。
ETC搭載の車で岡山へ行けば安くいけますし、確か岡山空港駐車場料金は無料なはず。誰でもこれでは関空や成田を利用しません。当たり前です。不便ですし。
「地元の意向を無視した」と森田健作千葉県知事は騒いでいるが、正しくは「地元の利害を無視した」と言うべきである。なにより日本の航空行政は利用者無視もいいところですし。次々と日本の航空会社が撤退している地方空港。その穴埋めしているのは韓国のKOREAN AIRであります。
日本の空港行政が「地元の利害関係者」に顔を向けてきた結果の惨状ではないでしょうか。日本航空もある意味その利害関係に巻き込まれた(あるいは一蓮托生なのかもしれないが)犠牲者ではないでしょうか。
航空行政がようやく「利用者本位」になったことは喜ばしいとは思います。
最近とんと海外旅行をしなくなったんで言っていることが正確なのかどうか今ひとつですが、とにかく高知から海外旅行にいくのは、関西空港も、成田空港も不便極まりない。関西には大阪伊丹まで飛んで陸路でいくしかない。成田へは羽田まで行き、そこから連絡バスかなんかで成田へいかないといけない。航空便の都合では、行きか帰りに1泊しないと海外旅行が地方在住者はできないのです。
その点韓国の仁川空港は日本各地の地方空港路線があります。高知からですと高松空港、松山空港へ車で行き韓国仁川空港乗換えでいけば簡単に海外へフライトできますし。もっとも高松、松山は週に2回程度の便。岡山空港まで足を伸ばせば毎日運行しておりますし。
ETC搭載の車で岡山へ行けば安くいけますし、確か岡山空港駐車場料金は無料なはず。誰でもこれでは関空や成田を利用しません。当たり前です。不便ですし。
「地元の意向を無視した」と森田健作千葉県知事は騒いでいるが、正しくは「地元の利害を無視した」と言うべきである。なにより日本の航空行政は利用者無視もいいところですし。次々と日本の航空会社が撤退している地方空港。その穴埋めしているのは韓国のKOREAN AIRであります。
日本の空港行政が「地元の利害関係者」に顔を向けてきた結果の惨状ではないでしょうか。日本航空もある意味その利害関係に巻き込まれた(あるいは一蓮托生なのかもしれないが)犠牲者ではないでしょうか。
航空行政がようやく「利用者本位」になったことは喜ばしいとは思います。
2009年09月23日
2009年総選挙の総括

この個人ブログに主にレポートし、時系列的には「[http://dokodemo.cocolog-nifty.com/blog/2008/index.html:title=2008年衆議院選挙]」「[http://dokodemo.cocolog-nifty.com/blog/2009/index.html:title=2009年衆議院議員選挙]」のカテゴリーをクリックすれば見れます。
ただ記事の量がやたら増えるとブログが重くなります。それで別のサイト「[http://www.nc-21.co.jp/dokodemo:title=けんちゃんのどこでもコミュニティ]」のほうに記事として作成してみました。
[http://www.nc-21.co.jp/dokodemo/bbs3/.09syuginsenkyo-matome.html:title=2009年衆議院選挙の総括をしてみました。]
写真も記事も当ブログの転用。索引代わりに使用いただければ幸い。ただし、前の記事に戻るためには、ブラウザ上の「戻る」を操作しないと戻れませんので。
2009年09月19日
エンジン01支援・高知JCオープン定例会

参加者は全員起立して国家斉唱しました。「JC関係者以外はお座りください。」といわれましたが、一応関係者(OB.JCではシニアと言います)なので起立したままJCソング合唱しました。ちゃんと今でも覚えています。
JC綱領「われわれJCは社会的m国家的・国際的な責任を自覚し、志を同じくする物相集い、力をあわせ青年としての英知と勇気と情熱を持って明るい豊かな社会を築き上げよう」と現役JCの皆さんと斉唱。覚えているもんです。高知市民憲章も一緒に読み上げしました。遠い昔の現役時代を思い出しましたね。
それで高知青年会議所の「エンジン01担当委員長」の開会宣言がありまして、今回のオープン定例会が始まりました。そして高野一郎高知青年会議所理事長の挨拶で始まりました。「エンジン01(ゼロワン)文化戦略会議は、各分野の表現者・思考者たちが日本文化のさらなる深まりと広がりを目的に参集したボランティア集団です。日本は既に誇るべき文化を持っていますが、新しい文化が生まれ育つ土壌がありません。それを築くための方法論を議論し、実際に仕組みとするために行動する場です。」との説明がありました。
エンジン01文化戦略会議メンバー(唯一の高知出身者)でもある作家・山本一力さんの熱いスピーチがありました。「
「四国の文化には「お接待」「おもいやりの心」があります。今回高知で開催することは大変意義があるのです。日本を代表する各界の第1人者が無報酬で高知へ集い2泊3日で参集するので高知県民は大いに交流をしていただきたい。」
「昨年は名古屋で開催しました。あの大都市でも100人を越える著名人が集うことはありえません。その意義はとても大きいのです。」
「高知をわたしは誇りに思うのは「人」です。先日東京新聞の記者が3日間高知を取材し、彼はこういいました。高知の人は他県と違いますね。物事にこだわらないおおらかさが凄いですね。と。
かれは「よさこい・ソーラン」踊りは本場は北海道で高知はその亜流であると思い込んでいたそうです。ところがよさこい踊りを高知で見て、こちらが本場であり、北海道へ伝播したのだと。高知の人は俺たちが1番だとは言わない。どんどん教えてあげるそこが凄いと。」
「園芸でもよさこいでも、教えをこえば、高知の人は惜しげもなく教える。それが凄い。高知の魅力は食べ物が美味しいとか、自然がいいとか言われます。それだけではないんです。人なのです。高知の魅力は・それを高知の中にいると案外気がつかない。
エンジン01という催しに参加されて第1人者と交流してそれを感じていただきたい。」
「わたしが印象に残っている言葉は、英国のサッチャー首相の「人材は家庭にあり」という言葉です。わたしは江陽小学校の卒業です。6年生の担任の横田真澄先生も同様の言葉を言われました。「今すぐ役に立たなくても勉強しろ。」と。気がついたのは人前で話をするようになった40年後のことでした。
そういう人がいるのが高知。高知が自慢できるは「人」なんです。」
「わたしが高知へ来て泊まる宿はホテル高砂です。お部屋の掃除や世話してくれる係りの人はずっと同じ。定年を過ぎています。もう何10年の付き合いなんです。
定年なんて人を数字を割り切るから駄目になるんです。体が動かなくなったから引退します。それはわかります。ちゃんと仕事をできるひとまで粗末にする社会がどうして繁栄するでしょうか?」
「日曜市へいくと昔からかわらないてんぷらもあるし、冷やし飴もある。すっぱい漬物屋もある。全然かわらないのが凄い。高知の凄さがそこです。皆さん気がついてください。」との熱いメッセージでした。
第2部は山本一力氏に岡崎誠也高知市長と、佐藤久栄誌2007年新潟01実行委員長が登壇。
ここでも山本一力氏は「世の中おしゃべりになりすぎている。しゃべればしゃべるほど薄っぺらになる。高知は大事なものを守っている。それでいいのです。みな路面電車に感動すると思います。失って初めて価値を見合いだすこともあるのです。」
岡崎高知市長「エンジン01にあわせて商店街も呼応し、盛大なお客を帯屋町アーケードでやろうと計画しています。もてなしの心が市民にはぐくまれています。
25日過ぎてから新聞・TVなどで宣伝・告知が始まりますから市民に周知徹底されるでしょう。」
佐藤氏「新潟の経験では開催した後が大事です。せっかくのつながりをどうはぐくむか。それが大事です。地域の財産として大事に育てていただきたい。」と
全然知らない行事でしたが面白い企画であると思いました。
エンジン01文化戦略会議サイト
2009年09月08日
Мake no little plans
「小さな計画など立ててはならない。それは人の血を騒がせるような魔力をもたず、それ自体も恐らく実現しないだろう。
壮大な計画をつくるのだ。気高く理にかなった図式は、ひとたび記録されれば決して絶えることはなく、我々が消え去った後も生き続けるものとなり、常に成長し続けていくのだということを忘れずに,希望を高く掲げ、働こう。
あなたの合言葉は秩序であり、道標となるものは美である。」(ダニエル・ハドソン・バーナム)都市再生のプログラム JW・ラウスの軌跡 パルコ出版
アメリカの都市プランナーであったJW・ラウスさんがよく引用されるバーナムさんの言葉を思い出しました。1893年にアメリカはシカゴで開催された記念博覧会会場を企画設計した、都市計画家ダニエル・ハドソン・バーナムのものです。バーナムの意図は、当時アメリカ人が抱いていたヨーロッパ・コンプレックスを克服し、文化的自立を促した意図がありました。
民主党党首鳩山由紀夫氏は「温室効果ガス削減目標を2020年までに日本は1990年水準より25%削減する!」と宣言しました。大変な大風呂敷です。早くも輸出型大企業や、多資源消費型の製造会社が「大反対!」の大合唱です。
ガス削減 25%目標の課題は(NHKニュース)
でも民主党のマニフェストにも書いているし、鳩山氏が発現するのは当然でしょう。早速欧米諸国からは賞賛の声が聞こえてきています。
問題は産業界と国民に負担を強いることですから、どのように説得し、理解を得て「工程表」を作成し、実際にやりとげるかどうかでしょう。
だから計画は「壮大なほど」良いのです。そうなれば子供たちも普段から協力し、環境に対する意識が飛躍的に高まるからです。民主党が本気なら日本も世界も大きく変わります。
第1軍事産業こそ「環境破壊」「資源浪費」の原因ですから。1番に削減すべきものです。
壮大な計画をつくるのだ。気高く理にかなった図式は、ひとたび記録されれば決して絶えることはなく、我々が消え去った後も生き続けるものとなり、常に成長し続けていくのだということを忘れずに,希望を高く掲げ、働こう。

アメリカの都市プランナーであったJW・ラウスさんがよく引用されるバーナムさんの言葉を思い出しました。1893年にアメリカはシカゴで開催された記念博覧会会場を企画設計した、都市計画家ダニエル・ハドソン・バーナムのものです。バーナムの意図は、当時アメリカ人が抱いていたヨーロッパ・コンプレックスを克服し、文化的自立を促した意図がありました。
民主党党首鳩山由紀夫氏は「温室効果ガス削減目標を2020年までに日本は1990年水準より25%削減する!」と宣言しました。大変な大風呂敷です。早くも輸出型大企業や、多資源消費型の製造会社が「大反対!」の大合唱です。
ガス削減 25%目標の課題は(NHKニュース)
でも民主党のマニフェストにも書いているし、鳩山氏が発現するのは当然でしょう。早速欧米諸国からは賞賛の声が聞こえてきています。
問題は産業界と国民に負担を強いることですから、どのように説得し、理解を得て「工程表」を作成し、実際にやりとげるかどうかでしょう。
だから計画は「壮大なほど」良いのです。そうなれば子供たちも普段から協力し、環境に対する意識が飛躍的に高まるからです。民主党が本気なら日本も世界も大きく変わります。
第1軍事産業こそ「環境破壊」「資源浪費」の原因ですから。1番に削減すべきものです。
2009年08月25日
2005年自民党のマニフェストを点検しよう
4年前の「郵政選挙」。自民党は「郵政民営化が実現すれば、経済も良くなり、国民生活もよくなります。」と公言し、それを2005年の衆議院選挙のとき自民党マニフェストとして掲げ選挙し大勝しました。その後の「国民生活の破壊」は言うまでもない。
自民党政権公約2005
「郵政民営化なくして小さな政府なし」となんでもかんでも郵政民営化にくっつけていました。景気も良くなる。国民生活も豊かになる。地方も豊かになる。高齢者も安心できる。子供たちものびのびと育つ。若者たちは希望をもって仕事に励む。
そのなかで「120の約束」があります。
気になるところを見てみます。
子供たちのための確かな未来をのなかに
093. 幼児教育を国家戦略として展開
全ての子どもが力強く生きる力を幼児期から育成するために「幼児教育重視の国家戦略」を展開。保育園・幼稚園の幼児教育機能の充実を図るとともに、幼児教育の無償化を目指す。子どもの人間力向上のため児童福祉政策、教育政策、労働政策の間の連携を一層進める。
なんと「幼児教育の無償化」は4年前にもマニフェストで約束していたのです。
更に自民党の2009年のマニフェストを見てみますと民主党の「子供手当て」を批判しながら、ここでは「幼児教育の無償化」を提唱しているのです。4年前のマニフェストで国民に約束したことは履行されたのでしょうか?されなかったとすればその理由と、改善点を示すのが「政権公約・マニフェスト」ではないのでしょうか。
以下の自民党サイトに表記される事柄を読んでいておかしいなと思いました。
「看板倒れの民主党子供手当て」
当然今回の民主党のマニフェストも精査し、選挙が終われば「知らないよ」ではなく履行されているかどうかの点検が必要です。
自民党政権公約2005
「郵政民営化なくして小さな政府なし」となんでもかんでも郵政民営化にくっつけていました。景気も良くなる。国民生活も豊かになる。地方も豊かになる。高齢者も安心できる。子供たちものびのびと育つ。若者たちは希望をもって仕事に励む。
そのなかで「120の約束」があります。
気になるところを見てみます。
子供たちのための確かな未来をのなかに
093. 幼児教育を国家戦略として展開
全ての子どもが力強く生きる力を幼児期から育成するために「幼児教育重視の国家戦略」を展開。保育園・幼稚園の幼児教育機能の充実を図るとともに、幼児教育の無償化を目指す。子どもの人間力向上のため児童福祉政策、教育政策、労働政策の間の連携を一層進める。
なんと「幼児教育の無償化」は4年前にもマニフェストで約束していたのです。
更に自民党の2009年のマニフェストを見てみますと民主党の「子供手当て」を批判しながら、ここでは「幼児教育の無償化」を提唱しているのです。4年前のマニフェストで国民に約束したことは履行されたのでしょうか?されなかったとすればその理由と、改善点を示すのが「政権公約・マニフェスト」ではないのでしょうか。
以下の自民党サイトに表記される事柄を読んでいておかしいなと思いました。
「看板倒れの民主党子供手当て」
当然今回の民主党のマニフェストも精査し、選挙が終われば「知らないよ」ではなく履行されているかどうかの点検が必要です。
2009年08月19日
ネットの情報は大したことないのは確か

本当の情報はネットのなかにはないのではないかと思いますね。
ネットは「臭い」を再現することはできないし、画像や動画や音声も再現できますが、人間の五感、六感にはかないません。
「ベテラン事務員がいるので応対は適切。団体推薦やら大物議員の寄せ書きで壁は埋め尽くされている。
でも政党関係のポスターをあまり貼っていないようだ。」
「事務所に男が2人しかいない。ある県議に大丈夫かと聞いたら、ちゃんと別の場所で選挙はしているとのことだった。」
「寄せ書きは天井まで貼り尽くしている。気合は入っているが空回りである。」
「寄せ書きも推薦状もなく事務所は静か。活気がないようだ。」
80歳の高齢者ですがOさんという人がおられます。自転車で高知市の衆議院1区の4人の後援会事務所を巡回しては詳しく事務所の雰囲気を電話で報告いただいています。
訪問のたびに寄せられる情報は確か。事務所の応対や、接遇のしかたまで細かく観察されておられる。全部の事務所を自転車で巡回されているのでその馬力は凄い。しかもこの暑さの中での行動ですからね。
杉井流ー和泉町ー上町2丁目ー本宮町と東西北と距離のある各陣営の後援会事務所。車でも大変な道中をOさんは自転車で巡回されています。途中での政党関係のポスターの貼り具合で「勢い」をチェックされたりしています。
そういえばわたしも中学生のとき同じことをしていましたね。やはり事務所を巡回して話を聞くことが1番てっとりばやく「勢い」をチェックできることは確かです。
2009年08月08日
現職警官「裏金」内部告発 仙波敏郎を読んで

わたしは仙波敏郎さんの講演を聴くのは2度目でした。今年の3月に愛媛県警を定年退職され、のんびりできるかと思いきや、全国各地から講演依頼が殺到。現職じだいより一段と多忙になたとか言われていました。
本の内容ですが、「真実を貫かれた人の言葉は重い」と言うことでした。
仙波さんは地元の高校を卒業し,家庭の事情から大学進学を諦め、愛媛県警へ入庁されました。警察官として一生を生きることを決められてと言います。
24歳になって巡査部長の昇任試験に合格しました。ところがそこ待っていたのは警察の裏金づくりの「任務」でありました。
「裏金づくりの手口はいろいろあるが、警察に与えられた捜査協力費という公費を、ニセ領収書を作成して辻褄をあわせして裏金化するのが最も簡単な方法であり、典型的な手口である。
もちろんこれはれっきとした「犯罪」行為だ。摘発されれば、詐欺や横領になる可能性がきわめて高い。」(P3)
仙波敏郎さんは24歳のとき、上司からの「ニセ領収書作成」の依頼を断られました。以来定年までの36年間一切愛媛県警の裏金づくりの不正には関わりませんでした。何回も転勤され、巡査部長より出世することがありませんでした。
「わたしはいつも同僚たちに言ってきた。
「ニセ領収書を書いたら、私文書偽造で3月以上の5年以下の刑になる。それをもとに公文書を偽造すると、1年以上10年以下の罪や。詐欺や業務上横領は10年以下。それだけの罪をおかした人間が、1000円万引きした人間を捕まえて調書を取れるのか?」(P55.「誰も知らなかった裏金の実態」
警察組織全体でニセ領収書をどんどん書かす「業務」が歴然と存在していたと仙波さんは言われます。その集めた「裏金」はどうなるのか?たまには署で懇親会費になる場合もあるようですが、警察の上層部である署長やキャリアの上役に「上納金」として渡されます。
100%税金であるのに愛媛県警内部では、公然と不正行為が行われ、「操作費」の多くは裏金になり、幹部の「収入」になっていたようです。「署長になると家が建つ」と言われていた実態は愛媛県警ぐるみの「裏金づくり」にあったと仙波さんは断言されています。
とにかく仙波敏郎さんは、愛媛県警の「裏金づくり」への協力を24歳のときに拒否されました。そして55歳のときに「告発」しました。愛媛県警3000人。日本の全警察官30万人で現職警官としてただ1人「裏金づくり」への協力を拒否し、告発し、淡々と戦い続けられました。物凄い勇気と信念を感じますし,意思を貫かれたすがすがしさも感じます。
市民各位は「現職警察官「裏金」内部告発 仙波敏郎・著・講談社」を購入され一読すべきでしょう。
政権が交代すれば、警察の「裏金」づくりはやめるのでしょうか。新しい政権は情報公開と内部告発を促進される政治的裏づけをきちんとすべきです。
愛媛県警で昔から行われていた「裏金」を廃止するだけで税金の無駄遣いが激減することであると思いました。
仙波敏郎さん。じつにすがすがしい人でした。
2009年08月03日
誰が当選するのかわからないー高知1区
日本全国1区の選挙区は県庁所在地にあり、別名「魔の選挙区」とも言われています。今回の高知1区は5人候補者が出ています。うち4人には当選の可能性があるからです。
橋本大二郎{無所属・新・元高知県知事)
福井照 (自民党・現・3期目)
田村久美子 (民主党・新)
春名なおあき(共産党・元)
各種週刊誌の当落予想でもそうであるように、橋本大二郎氏優勢の○マーク{優勢)))がついていました。しかしそれはなんら根拠のある予想ではありません。
最近の週刊誌の予想でも△マーク(やや優勢)に変化しております。
最近ではこの△マークですが、田村久美子氏{民主・新)にもつくようにもなりました。また別の週刊誌では福井照氏(自民・現・3期)にもつくようになっています。
当落予想
橋本大二郎{無所属・新・元高知県知事) △
福井照 (自民党・現・3期目) △
田村久美子 (民主党・新) △
春名なおあき(共産党・元)
橋本大二郎氏以外は政党の候補者ですから、小選挙区で惜敗しても、政党の得票総数によっては、比例区で「復活当選」の可能性が出てきます。福井照氏と田村久美子氏にはその可能性があります。
共産党の春名なおあきさんは各種調査では無印ですが、全然無印というわけではありあせん。手堅い組織票が1区には1万5000票程度あるからです。最近の「格差社会」への怒りと「蟹工船」ブームを取り込み無党派層、とくに若者層を引き込めば、浮上の可能性はあります。
2006年の第1回目の小選挙区では共産党の山原健二郎さんが当選しましたし。共産党も高知市では自力があります。
接戦ですので、少しの風の触れや、陣営の落ち度などで当落は入れ替わることでしょう。わたしは特に誰を応援するとか、「意中の候補者」がいるのではありません。でも予想が建てにくい選挙区事情にはとても興味があります。予想屋泣かせでしょう。
ですので棄権をせず、必ず8月30日は投票へ行きましょう。小選挙区と比例代表の2票を国民として行使し、日本の政治を決めましょう。今回は体制選択選挙ですので。
2009年07月26日
田母神敏雄氏講演会ー高知
元自衛隊空漠長田母神敏雄講演会{参加費1000円)が、7月26日高知市の高知会館でありました。400人収容の会場は有料であるにもかかわらずほぼ満席でした。350人はいました。「話題」の人だけに関心が高いのでしょう。
講演の表題は「日本人よ誇りを持て」−日本は侵略国家ではない−」でした。
今日は本来なら夜須での全中ヨット大会の補助員をする予定でした。先週火曜日から左ひざが痛く「変形関節炎」ではないかと心配していましたが、幸い骨には異常はなく、静養してストレッチをしたり、歩いたりしているうちにだいぶ痛みは引いてきましたが、まだ完治ではありません。そんなわけで朝10時から「異質な」考えをされる田母神さんの講演会へ行きました。

(テレビ高知のクルーも取材に来ていました。) 田母神氏の著作「田母神塾 これが誇りある日本の教科書だ」(双葉社刊・2009年・1300円)も購入しました。購入したら田母神氏がサインをしてくれるとのことでしたので、本を購入。サインをしていただきました。サイン後握手をしていただきました。意外に小柄な人でした。

400人収容の会場は350人は来ておりました。主催は日本と郷土を愛する会高知県民の会でした。講演の始まる前に参加者全員起立して「君が代」を斉唱しました。青年会議所時代は会合の前にはよく歌いました。それ以来ではないでしょうか。
最初に会長である県議会議員の西森潮三氏が挨拶しました。

「私は県議会でも神道日本の会をしています。戦後日本は敗戦の廃墟の中から経済復興し立ち直りました。しかし歴史認識と日本人的精神がこれからの日本には必要であると強く思います。
安心・安心の社会と言いますと地震対策や防災をみな想定しています。北朝鮮のミサイルや核開発は何を目的としているのか。中国は軍拡をしています。日本は軍備を縮小しています。果たしてこれで日本は良いのか?今日は田母神敏雄さんのお話をじっくり聞きましょう。」と言われました。
続いて田母神敏雄氏の講演が始まりました。
「危険人物の田母神です。昨年自衛隊を退官して以来マスコミに叩かれまして背が縮んでしまいました。
わたしが1番申し上げたいのは自分の国を誉めて、誇りを持てと発言したことで公職追放の目に遭うことはおかしいでは言うことです。」
「昭和21年に日本を占領統治していたGHQが公職追放のためのガイドラインをこしらえていました。
1・アメリカの悪口を言う人物
2・日本を誉める発言をした人物 それに抵触したというのです。
もう1つ私の罷免で大きいのは「村山談話」です。村山富市は「日本は侵略戦争をしたから御免なさい。」と自虐史観の考えが政府を支配しているのです。
「それと大きな問題は、現職自衛官と首相官邸が直接話ができないような仕組みになっていることです。現職自衛官は背広組という官僚組織を通じないと首相官邸に情報が上がらない。
以前F2戦闘機が墜落したときも、現場から私には5分後報告が来ました。その報告が首相官邸に正式に伝達されたのは1週間後でした。これは自衛隊弱体システムとしか言いようがありません。」

「このしくみは共産国には政治機関が軍隊を監視するしくみがありますが、独裁国家でもない日本でこのしくみがまかり通っているのです。」
「平成7年に村山談話が公表されました。平成10年に来日した中国の江沢民主席は天皇陛下の前で日本を侵略国家呼ばわりました。実に無礼なことです。その発言を村山談話は誘発したのです。」
「日本人同士であれば、意見が対立してもお互い非を認めれば仲良くなり気持ちが通います。しかし外国との交渉はそうはなりません。こちらも非を認めて誠意をもって謝罪しているから許してくれて友好関係になるか。それは決してそうはなりません。
中国人は非を認めたらとことんお金を要求してきます。「友愛」で外交は出来ません。
外国人はは腹黒い。中国もアメリカもそうです。日本だけがお人よし。しかも自虐史観で縛られている。これでは安心・安全は国民に約束できませんよ。」
田母神氏は自衛官を解任された理由を敗戦後まもなく施行された「公職追放」になぞらえています。また日本政府中枢が「村山談話」を踏襲するあまりに、歴史認識と外交姿勢を弱体化させ、誤った道へ進んでいると警告しています。
「戦前の日本の素晴らしいのは教育勅語。修身もそうです。
日露戦争直後英国人がロシアに勝利した日本人の精神を研究したら教育勅語がそのバックボーンにあったことを発見しました。そして1908年に世界道徳会議で教育勅語が発表され大好評であったそうです。」
「敗戦後アメリカは日本人の精神と道徳を破壊する日本弱体化政策をいつつか実行しました。それが自虐史観の植え付け、道徳教育の廃止です。左翼教員集団による間違った歴史教育の刷り込みもその1つでした。」
「わたしに言わせれば自民党もだんだん左傾化して、間違った自虐史観で閣僚までが行動しています。私を解任した浜田防衛大臣も、私を批判した石破元防衛庁長官も事なかれ主義であり、日本人の誇りを失った指導者です。」
「自衛隊を動けなくする。弱体化することばかり政府もしています。これではわたしは部下の命を守れないと思いました。それで発言し続けたら公職追放になったのです。」
「日米安保も危うい。日本が他国から攻撃を受けたときに日本を助けるかどうかの判断は大統領にゆだねられる。しかし2ヵ月後にその権限は議会に移る。米国議会はどうですか?昨年も米国下院で日本は従軍慰安婦に謝罪しろという決議をしたぐらいですし。」
「中国や韓国など反日教育をしている日本の周辺国{北朝鮮)も含めてどんどん軍拡しています。日本は軍備を縮小しています。20年前なら中国が何をして来ようが怖くはありませんでした。しかし軍拡を進め来年は原子力空母までこしらえるといいます。
尖閣諸島の海底油田や実際に日本の領土が軍事占領しても手も足も出せませんよ。アメリカは同盟国だから口出しはしますが、中国が核弾頭を米国本土へ打ち込むぞと言えば、同盟国日本のために米国本土を危険にさらすことをするとは思えません。自国の領土は自国の軍隊が守らずして誰が守るのでしょうか?」
「結局国を守るには抑止力を持つしかありません。アメリカ軍は日本に居座るのは居心地がいいからです。基地で働く労働者の賃金は日本政府が支払っている。基地の借地料は無料に近い。修繕技術に優れた技能者が多いし。
米軍の基地を縮小し、その半分にでも自衛隊を置いたらはるかに日本の防衛力は向上します。アメリカは自国の軍事戦略で動いているだけですし。」
「また大東亜戦争はまぎれもなく白人帝国主義の植民地支配をやめさせる力になりました。日本がアメリカやイギリス、フランス、オランダを戦争初期に打ち破ったときにアジア各地の独立勢力は喜んだのです。敗戦後インドネシアのバンドン会議へ日本がおそるおそる出席したときに、参加国から日本は感謝されたのです。決して大東亜戦争は侵略戦争ではありませんでした。」
「日本人が自虐史観に陥る原因をこしらえたのは東京裁判です。戦勝国が判事も裁判官まで出している裁判が公正であるはずはありません。米軍による東京空襲や広島・長崎への原爆投下という非戦闘員虐殺行為は審議すらされませんでした。そのことを指摘した米軍士官までいたにもです。」
「また日本人被告の弁護をしたインド人のパール判事は「ハル・ノート」を分析して、これほどの屈辱的な外交文書は見たことはない。自国のプライドをかけてどんな小国でもアメリカに戦争を仕掛けるだろうと言っておられます。
米国は日本を挑発して先制攻撃させ、ドイツとの参戦する口実をこしらえたかっただけだったのです。」
また田母神氏は核問題でも発言しています。
「核兵器は使えない兵器であることは誰もわかっている。しかし持っている国と持っていない国が交渉すれば持っていない国の言うことを持っている国が聞くはずがない。核兵器は抑止力で効用があるのです。」
「自前の核兵器を持たないと外交交渉はまともにできません。日本は自国を守るために核兵器も含め真剣に検討すべきです。」
田母神氏の著作も読みました。そのなかでこう書いてありました。

「大きな軍隊、強い兵器を増強することによって、初めて国際社会で国は優位を持つことがというパワーポリテックスという現実があります。」(「田母神塾 これが誇りある日本の教科書だ」P193)
防衛大学を卒業された自衛隊上級将校の本音が聞けた講演でした。大変参考になりました。
この意見もそうですが、わたしたちとすれば、あまりに防衛問題や外交問題の知識がありません。感情的な議論はすべきではなく、いろんな立場の「異論」を傾聴して判断すべきではないかと思います。

8月6日には広島市で講演会をされるとか。田母神氏の発言はひとつの見識であるとは思いますが、リアクションはあると思いますね。
高知での講演会を聞いていましていくつか疑問がありました。
1つは 「文民統制」という問題。いわゆる「制服組」の存在が首相官邸と自衛隊現場の距離を遠くしている問題。同様の問題の指摘は元防衛長官の中谷元さんも指摘されていました。「アメリカでは軍の幹部が国会へ直接来て議員に報告する仕組みがある」と中谷氏は言われていました。再考の余地はあるでしょう。
制服組のトップであった守屋武昌事務次官が北朝鮮のミサイルが飛来した時間帯に業者とゴルフをしていた事実もありました。危機管理の仕組みと文民統制のありかたの再検討は必要でしょう。
2つ目は 占領軍政策と東京裁判の正当性。その後の日本の進路についてはどうだったのかの冷静な検証が必要でしょう。アメリカ政府にも、「コミンテルンのスパイが潜んでいた」というミステリーは果たして本当であったのか?アメリカにはNASAもそうですが、相手国のスパイが潜んでいることを前提にオープンに会議をしてそれ以上の成果をあげる仕組みもありましたし。真偽はわかりませんね。
3つ目は 軍事力や核兵器で国の自己主張しないと大国ではないし、「核クラブ」へ入会しないとなめられる。国連の常任理事国にもなれないとか。現実的に日本独自の核開発は技術的には可能ですが、アメリカが許すとは思えません。しかしその論理は結果的に北朝鮮の核開発を認めることになり、対抗して日本も核開発しなければならないことになりますね。
現実的解決策として田母神氏は著作の中で「NATO諸国のドイツやイタリヤはロシアの核ミサイルの脅威に対し、アメリカから核ミサイルをレンタルして訓練しています。もしロシアが脅かせば黙っていないぞと訓練しているのです。日本もそういうやりかたで敵性国の核の脅威に対抗すべきであると思います。」と言われています。
本当に「核には核」でしか対抗できないのでしょうか?
こういう議論になるとあまりにも「情報不足」です。田母神さんの立場の上級自衛官の見識の1つはt理解できましたが、他の自衛官の意見も聞いてみたいです。それと戦争になればテレビに登場する「軍事評論家」の意見も。
また国政選挙ですので各政党の安全保障・外交問題の姿勢をつき合わせて検討する必要がありますね。軍事論も核問題も「タブー」にせずに冷静に議論すべきであると思います。それには北朝鮮や中国、アメリカ、ロシア、日本政府の関連情報を集めないと出来ませんね。
講演の表題は「日本人よ誇りを持て」−日本は侵略国家ではない−」でした。
今日は本来なら夜須での全中ヨット大会の補助員をする予定でした。先週火曜日から左ひざが痛く「変形関節炎」ではないかと心配していましたが、幸い骨には異常はなく、静養してストレッチをしたり、歩いたりしているうちにだいぶ痛みは引いてきましたが、まだ完治ではありません。そんなわけで朝10時から「異質な」考えをされる田母神さんの講演会へ行きました。

(テレビ高知のクルーも取材に来ていました。) 田母神氏の著作「田母神塾 これが誇りある日本の教科書だ」(双葉社刊・2009年・1300円)も購入しました。購入したら田母神氏がサインをしてくれるとのことでしたので、本を購入。サインをしていただきました。サイン後握手をしていただきました。意外に小柄な人でした。

400人収容の会場は350人は来ておりました。主催は日本と郷土を愛する会高知県民の会でした。講演の始まる前に参加者全員起立して「君が代」を斉唱しました。青年会議所時代は会合の前にはよく歌いました。それ以来ではないでしょうか。
最初に会長である県議会議員の西森潮三氏が挨拶しました。

「私は県議会でも神道日本の会をしています。戦後日本は敗戦の廃墟の中から経済復興し立ち直りました。しかし歴史認識と日本人的精神がこれからの日本には必要であると強く思います。
安心・安心の社会と言いますと地震対策や防災をみな想定しています。北朝鮮のミサイルや核開発は何を目的としているのか。中国は軍拡をしています。日本は軍備を縮小しています。果たしてこれで日本は良いのか?今日は田母神敏雄さんのお話をじっくり聞きましょう。」と言われました。
続いて田母神敏雄氏の講演が始まりました。
「危険人物の田母神です。昨年自衛隊を退官して以来マスコミに叩かれまして背が縮んでしまいました。
わたしが1番申し上げたいのは自分の国を誉めて、誇りを持てと発言したことで公職追放の目に遭うことはおかしいでは言うことです。」
「昭和21年に日本を占領統治していたGHQが公職追放のためのガイドラインをこしらえていました。
1・アメリカの悪口を言う人物
2・日本を誉める発言をした人物 それに抵触したというのです。
もう1つ私の罷免で大きいのは「村山談話」です。村山富市は「日本は侵略戦争をしたから御免なさい。」と自虐史観の考えが政府を支配しているのです。
「それと大きな問題は、現職自衛官と首相官邸が直接話ができないような仕組みになっていることです。現職自衛官は背広組という官僚組織を通じないと首相官邸に情報が上がらない。
以前F2戦闘機が墜落したときも、現場から私には5分後報告が来ました。その報告が首相官邸に正式に伝達されたのは1週間後でした。これは自衛隊弱体システムとしか言いようがありません。」

「このしくみは共産国には政治機関が軍隊を監視するしくみがありますが、独裁国家でもない日本でこのしくみがまかり通っているのです。」
「平成7年に村山談話が公表されました。平成10年に来日した中国の江沢民主席は天皇陛下の前で日本を侵略国家呼ばわりました。実に無礼なことです。その発言を村山談話は誘発したのです。」
「日本人同士であれば、意見が対立してもお互い非を認めれば仲良くなり気持ちが通います。しかし外国との交渉はそうはなりません。こちらも非を認めて誠意をもって謝罪しているから許してくれて友好関係になるか。それは決してそうはなりません。
中国人は非を認めたらとことんお金を要求してきます。「友愛」で外交は出来ません。
外国人はは腹黒い。中国もアメリカもそうです。日本だけがお人よし。しかも自虐史観で縛られている。これでは安心・安全は国民に約束できませんよ。」
田母神氏は自衛官を解任された理由を敗戦後まもなく施行された「公職追放」になぞらえています。また日本政府中枢が「村山談話」を踏襲するあまりに、歴史認識と外交姿勢を弱体化させ、誤った道へ進んでいると警告しています。
「戦前の日本の素晴らしいのは教育勅語。修身もそうです。
日露戦争直後英国人がロシアに勝利した日本人の精神を研究したら教育勅語がそのバックボーンにあったことを発見しました。そして1908年に世界道徳会議で教育勅語が発表され大好評であったそうです。」
「敗戦後アメリカは日本人の精神と道徳を破壊する日本弱体化政策をいつつか実行しました。それが自虐史観の植え付け、道徳教育の廃止です。左翼教員集団による間違った歴史教育の刷り込みもその1つでした。」
「わたしに言わせれば自民党もだんだん左傾化して、間違った自虐史観で閣僚までが行動しています。私を解任した浜田防衛大臣も、私を批判した石破元防衛庁長官も事なかれ主義であり、日本人の誇りを失った指導者です。」
「自衛隊を動けなくする。弱体化することばかり政府もしています。これではわたしは部下の命を守れないと思いました。それで発言し続けたら公職追放になったのです。」
「日米安保も危うい。日本が他国から攻撃を受けたときに日本を助けるかどうかの判断は大統領にゆだねられる。しかし2ヵ月後にその権限は議会に移る。米国議会はどうですか?昨年も米国下院で日本は従軍慰安婦に謝罪しろという決議をしたぐらいですし。」
「中国や韓国など反日教育をしている日本の周辺国{北朝鮮)も含めてどんどん軍拡しています。日本は軍備を縮小しています。20年前なら中国が何をして来ようが怖くはありませんでした。しかし軍拡を進め来年は原子力空母までこしらえるといいます。
尖閣諸島の海底油田や実際に日本の領土が軍事占領しても手も足も出せませんよ。アメリカは同盟国だから口出しはしますが、中国が核弾頭を米国本土へ打ち込むぞと言えば、同盟国日本のために米国本土を危険にさらすことをするとは思えません。自国の領土は自国の軍隊が守らずして誰が守るのでしょうか?」
「結局国を守るには抑止力を持つしかありません。アメリカ軍は日本に居座るのは居心地がいいからです。基地で働く労働者の賃金は日本政府が支払っている。基地の借地料は無料に近い。修繕技術に優れた技能者が多いし。
米軍の基地を縮小し、その半分にでも自衛隊を置いたらはるかに日本の防衛力は向上します。アメリカは自国の軍事戦略で動いているだけですし。」
「また大東亜戦争はまぎれもなく白人帝国主義の植民地支配をやめさせる力になりました。日本がアメリカやイギリス、フランス、オランダを戦争初期に打ち破ったときにアジア各地の独立勢力は喜んだのです。敗戦後インドネシアのバンドン会議へ日本がおそるおそる出席したときに、参加国から日本は感謝されたのです。決して大東亜戦争は侵略戦争ではありませんでした。」
「日本人が自虐史観に陥る原因をこしらえたのは東京裁判です。戦勝国が判事も裁判官まで出している裁判が公正であるはずはありません。米軍による東京空襲や広島・長崎への原爆投下という非戦闘員虐殺行為は審議すらされませんでした。そのことを指摘した米軍士官までいたにもです。」
「また日本人被告の弁護をしたインド人のパール判事は「ハル・ノート」を分析して、これほどの屈辱的な外交文書は見たことはない。自国のプライドをかけてどんな小国でもアメリカに戦争を仕掛けるだろうと言っておられます。
米国は日本を挑発して先制攻撃させ、ドイツとの参戦する口実をこしらえたかっただけだったのです。」
また田母神氏は核問題でも発言しています。
「核兵器は使えない兵器であることは誰もわかっている。しかし持っている国と持っていない国が交渉すれば持っていない国の言うことを持っている国が聞くはずがない。核兵器は抑止力で効用があるのです。」
「自前の核兵器を持たないと外交交渉はまともにできません。日本は自国を守るために核兵器も含め真剣に検討すべきです。」
田母神氏の著作も読みました。そのなかでこう書いてありました。

「大きな軍隊、強い兵器を増強することによって、初めて国際社会で国は優位を持つことがというパワーポリテックスという現実があります。」(「田母神塾 これが誇りある日本の教科書だ」P193)
防衛大学を卒業された自衛隊上級将校の本音が聞けた講演でした。大変参考になりました。
この意見もそうですが、わたしたちとすれば、あまりに防衛問題や外交問題の知識がありません。感情的な議論はすべきではなく、いろんな立場の「異論」を傾聴して判断すべきではないかと思います。

8月6日には広島市で講演会をされるとか。田母神氏の発言はひとつの見識であるとは思いますが、リアクションはあると思いますね。
高知での講演会を聞いていましていくつか疑問がありました。
1つは 「文民統制」という問題。いわゆる「制服組」の存在が首相官邸と自衛隊現場の距離を遠くしている問題。同様の問題の指摘は元防衛長官の中谷元さんも指摘されていました。「アメリカでは軍の幹部が国会へ直接来て議員に報告する仕組みがある」と中谷氏は言われていました。再考の余地はあるでしょう。
制服組のトップであった守屋武昌事務次官が北朝鮮のミサイルが飛来した時間帯に業者とゴルフをしていた事実もありました。危機管理の仕組みと文民統制のありかたの再検討は必要でしょう。
2つ目は 占領軍政策と東京裁判の正当性。その後の日本の進路についてはどうだったのかの冷静な検証が必要でしょう。アメリカ政府にも、「コミンテルンのスパイが潜んでいた」というミステリーは果たして本当であったのか?アメリカにはNASAもそうですが、相手国のスパイが潜んでいることを前提にオープンに会議をしてそれ以上の成果をあげる仕組みもありましたし。真偽はわかりませんね。
3つ目は 軍事力や核兵器で国の自己主張しないと大国ではないし、「核クラブ」へ入会しないとなめられる。国連の常任理事国にもなれないとか。現実的に日本独自の核開発は技術的には可能ですが、アメリカが許すとは思えません。しかしその論理は結果的に北朝鮮の核開発を認めることになり、対抗して日本も核開発しなければならないことになりますね。
現実的解決策として田母神氏は著作の中で「NATO諸国のドイツやイタリヤはロシアの核ミサイルの脅威に対し、アメリカから核ミサイルをレンタルして訓練しています。もしロシアが脅かせば黙っていないぞと訓練しているのです。日本もそういうやりかたで敵性国の核の脅威に対抗すべきであると思います。」と言われています。
本当に「核には核」でしか対抗できないのでしょうか?
こういう議論になるとあまりにも「情報不足」です。田母神さんの立場の上級自衛官の見識の1つはt理解できましたが、他の自衛官の意見も聞いてみたいです。それと戦争になればテレビに登場する「軍事評論家」の意見も。
また国政選挙ですので各政党の安全保障・外交問題の姿勢をつき合わせて検討する必要がありますね。軍事論も核問題も「タブー」にせずに冷静に議論すべきであると思います。それには北朝鮮や中国、アメリカ、ロシア、日本政府の関連情報を集めないと出来ませんね。
2009年07月13日
仙波敏郎さん講演会

7月12日は高知女子大南校舎講堂で「仙波敏郎さん講演会」がありました。おびさんマルシェを見学した後に駆けつけました。市民50人が参加されていました。そして静かに講演会は始まりました。
皆さん「明日はわが身ですよ。」と言い放つ元愛媛県警警察官仙波敏郎さん。今年3月に退職されました。全国25万人の現職警察官のなかでただ一人、警察内部の裏金つくりに非協力の姿勢を貫き、2005年にその事実を告発した勇気ある人です。
「わたしのことを平成の坂本龍馬だとか持ち上げる人がます。龍馬のファンだからそれは嬉しい。しかしわたしは当たり前のことをしてきただけ。不正を告発しただけ。公務員なら当然のことをしただけです。」
仙波さんは原稿なしに講演をされます。しかし話はよどみなく真実があるだけに説得力があり引き込まれます。
「わたしは43年間勤務した警察を退職しました。普通なら毎日が日曜日で好きなことだけしたい。わたしは日本の市民が警察の実態を全然知らないことに驚きました。私の後に続く警察官もいません。ですのでこれほど忙しくなるとは思いませんでした。
警察官25万、退職者15万の40万人のなかで裏金づくりに一切協力しなかったのは私1人です。」
「片岡さんの白バイ事件。なぜ高知県の人たちは真相を追求するために声を上げないのですか。明日はわが身ですよ。みなさん真剣に考えてください。」
「2年前に自由民権記念館での講演会。片岡さん運転のバスに乗っていた当時の中学生たちがまっすぐな目で私を見ました。裁判所は目撃者の証言を全くとりあげません。」
「みなさん市民の力で警察を監視してください。警察は鉄のピラミッド。500人のキャリアが25万人を支配しています。捜査費という偽の領収書をノンキャリアの警察官全員が偽造し、集め副署長が毎月100万円キャリアの署長に渡す。転勤の時の餞別は800万円の場合もあります。」
「犯罪を日常的にしているのは暴力団と警察。上納金と言っても暴力団もこれほどえげつないことはない。そういうことばかりしているから捜査力も落ち、事件をすぐに解決しなければならないから冤罪事件も必然的に増える。」
「ちかん容疑で容疑者になり警察に拘留されたらどんな人でも10日で犯人になります。そこで調書を取られ、起訴されれば99・9%有罪になります。
わたしは残りの人生を片岡さんのように冤罪で苦しんでいるひとたちを救うために捧げたいと思います。」
「裁判官も警察が黒というのを認めたほうが楽ですし。みなさん一時共謀罪が浮上しましたね。今の警察が共謀罪で動いたら今日の講演会へ来ている人は全員逮捕され有罪になります。」
仙波さんに「現職警官裏金内部告発」{仙波敏郎・著・講談社)を購入しました。そしてサインをしていただきました。
続いて元裁判官で生田弁護士が話されました。現在片岡さんの弁護をされておられます。
「片岡さんは最高裁でも却下され現在1年4ヶ月拘留されておられます。
そもそも白バイ事件がおきたとき、いろんな社会的な動きとは無関係ではありません。
1)高知県警でも裏金問題があり、騒ぎになっていた。
2)白バイが違法な訓練を公道でしていたことがわかると県警本部長{キャリア)の責任になる。
3)白バイ隊員は自賠責保険しかいっておらず、任意の保険に入っていない。
4)白バイ事故の2週間前に警察官の事故が多いので、警察庁長官通達で事故防止に努めろとの通達を出していた。白バイ隊員側に過失がある事故であるとまずい事情が高知県警にあった。
本来なら裁判所が見抜かないといけないがそれは期待できない。」
「裁判官も人の子。判事補から判事になるのに10年かかる。判事から3号にならないと裁判官になれない。裁判官と判事では給与でも年間500万も違う。
そうなると国に逆らう判決など出しにくい。事なかれ主義になる。警察の証拠を採用すれば楽だし。安易な方向に裁判は流れる。
白バイ事件も民間の交通事故鑑定士が詳細な現場調査し、資料も提出したのに検討もせず門前払いにしていますし。」
「みなさん警察や裁判所に丸投げしていては駄目ですよ、彼らが不正をしていないか監視をしないといけないのです。」
「丸投げはいけない。自白調査はだけで判断しない。それいがいの証拠もないといけない。国民は積極的に裁判に関心を持ってください。」
質疑応答になりました。
「それほど警察も裁判所も酷いことであれば、裁判員に自分がなったときどうすればいいのでしょうか?裁判官がいい加減なら対抗できるのでしょうか?」
「ある社会心理学の実験で間違った事柄でも集団の中で3人が声高に執拗に主張すればそれがまかりとおるそうです。」まさに裁判官が3人で裁判員が6人。その構図です。
裁判官の言うことをうのみにしない。自白調書だけで裁判をしない。それを主張してください。」
またこうも言われました。
「本来なら行政事件などに裁判員をなるべきです。それをしなくて凶悪事件の刑事事件を国民に栽培員を強制的にさせるのは国側にたくらみがあると思います。
それは国家権力の怖さを裁判を通じてしみこませ、狙いは憲法の改正ではないのでしょうか。
警察が有罪と言えば有罪。真実でなくて誰かが有罪であればいいのです。冤罪事件の片棒をを国民が担がされる危険性もあるのですから。」
白バイ事件の目撃者の浜口さんも登壇されました。
「わたしは白バイ事件の当日現場付近を車で通りました。白バイが曲芸のように自分の車を追い越して行きました。市内で買い物して帰りに通りますとたくさんのひとが出て現場検証をしていました。おびただしいタイヤのスリップ跡がありました。
翌日現場を通過しましたがタイヤの跡はまったくありませんでした。これはおかしいと思いわたしは白バイ事件の目撃者であることを名乗りました。」
また別の事件で冤罪逮捕された澤田さんも登壇されました。公権力の乱用の怖さを訴えておられました。
2009年07月02日
橋本大二郎氏がなぜか欠席の公開討論会

(今日届いたチラシです。)
7月22日(水曜日)に高知青年会議所主催の「未来の高知を語る 公開討論会」が、午後7時からかるぽーと大ホールで開催される予定です。
高知1区の立候補予定者である、田村くみ子氏(民主)、春名なおあき氏(共産)、福井てる氏(自民)、桃田妙子氏(幸福)の4人です。今回の案内チラシには橋本大二郎氏(無所属)が見当たりません。
昨年10月の公開討論会は好評でした。それぞれの候補者に青年会議所側が質問し、候補者が回答するという形式でした。時間と運営の関係からか、候補者同士の討論はありませんでした。
(事前の質問を10程度青年会議所から提出。うち5つが当日質問するという設定。」ぶっつけの質問ではありませんでした。回答できる時間的余裕がありました。聞いていて各候補者の違いが良くわかりました。)
候補者同士の討論は2時間程度の会合では無理であると思います。また支持者を動員していた候補者陣営もあれば、そうでない陣営もありました。明らかに動員されている陣営は支持している候補者の発言に盛大な拍手を送ります。しかし自分たちが支持しない候補者に野次を飛ばしたり罵声を浴びせたりする非紳士的行為は全くありませんでした。それは爽やかな討論会でありました。
高知青年会議所側は今年当初から企画し、各候補者陣営をすべて巡回され、また選挙管理委員会などとも相談されながらベストの方法を探りながら準備されてこられたと思います。
衆議院の解散・総選挙がいつになるのかわからない時期が時期だけに討論会の準備も青年会議所の皆さん方は大変であったと思います。
今回橋本大二郎さんがいかなる理由で欠席されるのかわかりません。多くの関心のある市民からすれば直接全候補予定者の話が聞ける機会であるのにまことに残念です。国政で何をされたいのかを多くの市民の前で話していただきたいと思うのはわたしだけではないとは思います。
高知青年会議所の皆さんも橋本大二郎さんが出ないことを残念がっておられます。今からでも出席していただきたいと思いますね。

(写真は昨年開催された4人の1区立候補予定者の討論会の様子です。)
2009年06月30日
2009年05月26日
危ない北朝鮮は”1線を越えて”しまった!

確かに以前も指摘しましたが、朝鮮半島付近の地図を逆さまにすると、日本列島が覆いかぶさり太平洋の出口を押さえています。ここに在日米軍部隊が駐留しています。世界最強の米軍がいます。韓国にも駐留しています。
更に韓国軍と自衛隊もアメリカ式の最新鋭兵器を装備しているので、声高に日本や韓国を非難する北朝鮮政府にとっては怖い存在なのでしょう。
そうした「身勝手な」脅迫観念が、自国民が飢えに苦しみ、最低限の生活にも事欠いている反面、核開発とミサイル開発に国の資源の大半をつぎ込むいびつな国家に成り果てました。
特に今回は「暴挙」
韓国の前大統領ノ・ムヒョン氏が逝去された直後に哀悼に意を表するといいながら、核実験をするとは。「礼節」を欠いた振る舞いではないか。これでは韓国内の「統一」を夢見る人たちの夢も打ち砕くものでした。
また何かと北朝鮮を支援している「宗主国」である中国の面子を著しく傷つけました。兄貴分を侮蔑したことになります。兄貴の中国が主導している「6カ国協議」からの脱会を宣言するなど面子丸つぶれ。これも東洋的儒教道徳からしてもいけないこと。
アメリカ主導の対北朝鮮包囲網が狭まることでしょう。
北朝鮮はイランやシリアなどの中東の反イスラエル諸国との連携を深め、資金的な支援を受けようとしています。それはアルカイダなどのテロ組織に、核兵器やミサイルが供与されることになり、イスラエルやアメリカが1番恐れる事態になるからです。
そうなる兆候が現れればアメリカは北朝鮮を空爆するでしょう。そうなると核戦争になり日本も安全であるはずはありません。
1日も早く北朝鮮の独裁政権は民主化していただきたいと思います。
2009年05月01日
神津陽「焔への確執」を読んで

前回はしつこく元赤軍派議長の塩見卓也氏の発言をなぞりました。ぱとりhttp://homepage2.nifty.com/patri/というホームページも立ち上げていて、最近の発言も閲覧が可能です。
一方1971年当時赤軍派と対峙していた共産主義者同盟(ブント)叛旗派の指導者神津陽氏。こちらは入会した大学サークルの先輩たちが叛旗だったこともあり3回ぐらい集会で目撃したことがありました。本棚で38年間も放置されていた本を読み返しました。
「10・21中央権力闘争論、東大マッセンスト論も含めての、中権+マッセンスト論の4・28前段までの問題点は、軍事問題のつきつけと反帝純化主義による統一戦線解体(第一次三派〜王子)を経て、赤軍派を生み出し、党ー軍ーソビエト論が再吟味されるまで切開されずに残ったのである。
赤軍派が、中央権力闘争をより純化させ、前段階武装蜂起ー臨時革命政府樹立へ短絡させたのに対し、わたしたちは、党・軍の連関を明らかにしつつ、マッセンストをソビエト運動へ発展させていった。」(P102)
「69年10・21前段で定式化された「中央権力闘争ーマッセンストライキをソビエト運動へ」にいたる混乱は、中央権力闘争ーマッセンストライキをプロ独樹立ーソビエト形成に向けた運動戦略として,党ー軍ーソビエト(統一戦線)の視野から再構築しえなかったことによると考える。
中権ーマッセンストからの「ソビエト運動」とは明らかに、プロ独の実体=ソビエトとソビエト=蜂起の機関に二重性を付与して使われており武装との関係、時間的推移との関係では、いわゆる綱領域にあり、そのままでは反戦や全共闘政治ヘゲモニーの評価軸、獲得課題になりえないのだ。
武装ソビエト運動や、ソビエト的運動とソビエト運動の区別や、地区共闘=地区ソビエトの萌芽や、戦略的マッセンスト論等の混乱の止揚は、以上をふまえて中権ーマッセンストを綱領ー戦略の位置から運動戦略としての定めることにより可能なのである。
軍なき、党なきポツダム自治会解体ーソビエト論(構改派とか、ソビエトは放置すれば人民戦線左傾化ー党による政治ヘゲモニー形成論(情況派)とか、武装ソビエト運動等は、明らかに世界同時革命ー世界プロ独樹立へ向けての運動戦略(中権ーマッセンスト)に組み込まねばならない。
現在中央権力闘争は、主に党派の非合法政治軍事部隊と結合し、来るべき党ー軍に担われて闘われる。マッセンストは、プロ独の実体たるソビエト形成へ向けての階級の成熟を獲得目標にし,現在では,大衆自衛武装を防衛し、拡大し、攻撃性を付与することにある。」(P103)
わかったようなわからん文章です。時代背景が今ひとつわかりませんし。「ソビエト」というのは「評議会」であり、直接民主主義で地域のことをなんでも決定する民主的な決議機関のことであると思います。
党ー軍ー統一戦線
「世界党ー世界赤軍ー世界プロレタリア統一戦線は、世界同時革命ー世界プロ独への組織戦略である。ここでいう党は、国際的分派闘争を通じて成長し、世界プロ独へ至るや否や、死滅の過程へ一歩踏み出すのである・当面、国際的党建設が要である。
世界赤軍は、世界党の軍団とソビエト軍団(政府軍+赤衛隊)の総体として呼称される。世界プロ独の確立と、ソビエトの定着化の路線に見合って、現在要求される武装の質は、非合法政治的軍事と大衆武装の領導であることは明らかにしてきた。
ここで統一戦線とは、ソビエト政府を形づくっている党派間統一戦線と、ソビエトにおける諸階層間結合の総称である。世界プロ独は俎上にのぼるとき,ソビエト政府内統一戦線は、国際党派間統一戦線に規制され、ソビエト軍は国際潮流の選択と革命の輸出入に従い、国際党の軍隊と結合し、、又支援を受ける。世界同時革命ー世界プロ独樹立五、党ー軍0統一戦線が、(党)−(軍)ーソビエトへ展質することについては既に述べた。(P104)
赤軍派とは明らかに異なる論理構成であるとは思います。「プロ独」は「プロレタリア独裁」体制の略称でしょう。政党と軍隊と民主的評議会との関係性を神津氏なりに整理し書いたのでしょう。
文字をなぞりましたが、わかったようなわからんような感じです。古文書を読んでいくのは大変ですね。
神津氏が現在のグローバル資本主義をどう思っているのか?またどう克服するのか聞いてみたいものです。
2009年02月05日
自然エネルギー活用で高知はトップに!
エネルギー資源(石油・石炭・原子力)を海外に依存する限り、常時経済変動と戦争とテロの脅威もあります。第二次世界大戦も石油をめぐる争いであり、イラク戦争もそうでした。石油に依存せず太陽光、風力、水力、地熱、潮力、木質バイオマスなどの自然エネルギー利用を100%にすれば、為替の変動に悩まず、戦争やテロの脅威もなく、地域に雇用が生まれ、低炭素社会も実現できます。地球温暖化も阻止できます。良いことづくめです。
しかし現在の日本のエネルギー政策は「2015年の見通しは、原子力43%。石油火力が6%。石炭火力が19%。天然ガス火力が22%。水力が9%。新エネルギーが1%」(電気事業連合会資料)となっています。自然エネルギーの活用には全然熱心ではありません。
いまや世界の潮流は「エネルギー資源の自給自足」「地産地消」になっています。欧州やアメリカは自然エネルギー活用に本気で動き出しました。
今高知から低炭素社会を実現す千載一遇の時代の到来を感じます。高知は日照時間も長く、放置された森林資源もあります。水源も豊かです。高知県は太陽光、水力、風力、木質バイオマスの活用で「地域エネルギー100%自給は可能」です。他の地域へエネルギー供給も可能でしょう。新しい雇用も生まれます。高知は日本全国に先駆け低炭素社会が実現可能できます。
今こそ高知が幕末維新の頃のように低炭素社会実現のための先陣を走らないといけないと私は思います。高知県の「産業振興計画」の主要な施策に「自然エネルギー資源の活用により低炭素社会を高知から実現する」と知事は明記すべきです。達成目標年次を定め県政の舵取りをすることが、高知県浮上になると私は確信します。
しかし現在の日本のエネルギー政策は「2015年の見通しは、原子力43%。石油火力が6%。石炭火力が19%。天然ガス火力が22%。水力が9%。新エネルギーが1%」(電気事業連合会資料)となっています。自然エネルギーの活用には全然熱心ではありません。
いまや世界の潮流は「エネルギー資源の自給自足」「地産地消」になっています。欧州やアメリカは自然エネルギー活用に本気で動き出しました。
今高知から低炭素社会を実現す千載一遇の時代の到来を感じます。高知は日照時間も長く、放置された森林資源もあります。水源も豊かです。高知県は太陽光、水力、風力、木質バイオマスの活用で「地域エネルギー100%自給は可能」です。他の地域へエネルギー供給も可能でしょう。新しい雇用も生まれます。高知は日本全国に先駆け低炭素社会が実現可能できます。
今こそ高知が幕末維新の頃のように低炭素社会実現のための先陣を走らないといけないと私は思います。高知県の「産業振興計画」の主要な施策に「自然エネルギー資源の活用により低炭素社会を高知から実現する」と知事は明記すべきです。達成目標年次を定め県政の舵取りをすることが、高知県浮上になると私は確信します。
2008年12月31日
2008年の重大ニュースとは
自分にかかわりのあることで2008年の重大ニュースとはなんであったのか?振り返ってみたいと思います。わたしはあまり後を振り返るタイプではないし、どんどん先へ行くタイプなので「思い出」は得意ではない。それでも考えてみます。

1)高知シティFMの番組が、8年8ヶ月目でついに終了。(11月)

2)1年半ぶりに番組出演者・関係者交流会を実施(12月18日)

3)ヨットで肋骨にひびが入る。(12月23日)

4)猛暑の7月にエアコンなし生活をTBSテレビが東京から取材に。(7月17日)

5)お墓を建立(8月31日)

6)知事・市長と同席して高知青年会議所のフォーラム出席(9月7日)

7)地元自主防災会で神戸市長田区鷹取町内会を訪問(8月・10月)

8)パソコンが相次いで3台クラッシュ。(6月)

9)地元自主防災会が防災倉庫を設置(2月)防災マップ作成(2月)炊き出し訓練実施(3月)
10)国政を担う福井照衆議院議員、橋本大二郎前高知県知事とラジオ番組で対談。対談内容をサイトに作成(6月から9月)
福井照さん
橋本大二郎さん
まだまだありますが、とりあえずはこのへんで。来年もまたよろしくお願いします。

1)高知シティFMの番組が、8年8ヶ月目でついに終了。(11月)

2)1年半ぶりに番組出演者・関係者交流会を実施(12月18日)

3)ヨットで肋骨にひびが入る。(12月23日)

4)猛暑の7月にエアコンなし生活をTBSテレビが東京から取材に。(7月17日)

5)お墓を建立(8月31日)

6)知事・市長と同席して高知青年会議所のフォーラム出席(9月7日)

7)地元自主防災会で神戸市長田区鷹取町内会を訪問(8月・10月)

8)パソコンが相次いで3台クラッシュ。(6月)

9)地元自主防災会が防災倉庫を設置(2月)防災マップ作成(2月)炊き出し訓練実施(3月)
10)国政を担う福井照衆議院議員、橋本大二郎前高知県知事とラジオ番組で対談。対談内容をサイトに作成(6月から9月)
福井照さん
橋本大二郎さん
まだまだありますが、とりあえずはこのへんで。来年もまたよろしくお願いします。
2008年11月15日
地方新聞を買収するNUMO

詳しくは、それがたまるかブログの「高知でエネキャラバン」記事を参考に。
今年の2月に高松市で開催したイベントも四国新聞社に広告を出し、高レベル放射性廃棄物最終処分場の地層処分は安全であるという一方的な宣伝のためのものでした。
参考ブログ記事「高レベル放射性廃棄物ー国は真剣だし必死」
確かに最近の高知新聞を見ましても広告欄は身内の高新企業や、出版部、旅行部などの広告の穴埋めが目立ちます。この不況の時期に全面広告をしてくれる資源エネルギー庁なり、NUMO(原子力発電整備機構)などの存在が有難いことはわかります。
しかし高知県にとっては、とんでもない「迷惑施設」であり、昨年東洋町の町民の皆様方の良識があったので高知の海と自然が守られたのです。「土佐のお客だ」「龍馬の観光だ」と浮かれているだけでなく、きちんとした社会問題意識を関係者は持たないと駄目です。
地方新聞社では「骨のある」高知新聞社であると思っていましたが、なんだ「お前もか!」とがっかりしました。
2008年11月09日
自衛官に憲法教育を

日の丸と君が代の励行は教育現場でも実行されています。日本国憲法はないがしろにされてはいるのでしょうか?特に自衛官は憲法を勉強しているのでしょうか?
「日本国憲法を遵守し、日本国を守る」という憲法教育を自衛隊で徹底して行うべきです。。憲法を遵守しておれば、誤った歴史観の蔓延などありえない筈です。
国旗、国歌の励行以上に日本国憲法の遵守を自衛隊で今こそ徹底すべきです。憲法を遵守しない幹部職員は解雇すべきであると思います。
2008年11月03日
63年も日本の平和を守ってきた憲法を大切にしよう

しかも敗戦後63年。日本は軽軍備で経済大国になりました。一方で米軍基地の存在があり、沖縄に過重な基地負担を押し付けている「もい1つの現実」があります。

(米軍基地はどこへ移設されようが「迷惑施設」であることは沖縄の人たちが知っています。)
よく問題になっている「憲法9条」の発案者は幣原喜重郎氏と言われており、「戦争放棄」の概念の鮮烈さはGHQ(占領軍司令部)まで驚かし、「本当にそれでいいのか?」と言わしめたとこのこです。
その証拠は後に1950年に朝鮮戦争が勃発したときに、アメリカは日本の占領政策を転換。日本に再軍備を要請し、自衛隊をこしらえさせました。更に兵器や輸送は全部アメリカが提供するから発足したばかりの自衛隊を10万人規模で国連軍として朝鮮半島に派兵してほしいとの要請をアメリカは日本政府にしていました。

その要請を「憲法9条」まで活用して頑として拒絶したのが当時の吉田茂首相であったとのことです。吉田氏はGHQも警戒する保守反動思想の持ち主でしたが、今後のアジア諸国との日本との交易通商による経済発展を考慮した場合には、いくらアメリカの要請でも朝鮮に日本軍を派兵することはできない。再びアジア諸国に軍事大国日本の印象を与えてはならない。との現実意的配慮が働いたのでしょう。
安部晋三元首相は国民生活を省みず、ひたすらこの憲法改正の策動を繰り返し、戦後日本の礎をこしらえた保守政治家の「戦後レジーム」の厚い壁の前に砕け散りました。当然でしょう。考えが浅はかだったのですから。
解散・総選挙の時、政治家が日本国憲法をどう見ているのか。
「時代に合わない日本国憲法だから改正しないと国際化できない。」などと、軽挙妄動を言っている政治家には投票しないことです。政党は関係ありません。
自衛隊を海外へ派兵しなくても日本の技術やノウハウでいくらでも国際貢献は出来るからです。軍事力の押し付けはアメリカのイラク戦争の破綻で「軍事力で平和は築き上げられない」ことは明白になりました。

2008年10月23日
社民党には頑張ってもらいたい
いろんな政党のWEBを「見学」しました。そのなかで1番政策が「まともな」政党は意外や意外。社民党ではないかと思います。
社民党WEB
何故かといいますと「エネルギー政策」の転換を言っています。
脱原発” エネルギー政策の大転換を
海洋上の太陽光、風力発電システムはユニークで現実味があると思います。日本のエネルギー政策は2050年には原子力発電とそれをバックアップする火力発電をそれぞれ47%ずつにしようということを国策に掲げているのでおかしいと思いますね。
参考ブログ記事「やはりおかしい日本のエネルギー政策

それほどエネルギー資源を海外に依存してどうするというのでしょうか?国の安全は保てるのでしょうか?大地震への備えは大丈夫でしょうか?その点社民党の政策はええのではないでしょうか?
また有機農業で、「石油漬け農業から脱却を」ということも主張している。これなども環境問題と食の「安全・安心」と言った観点から必要な大事な政策です。
有機栽培農業は、井上いごっそう農園ブログを見るだけでも、大変な労力でされています。
ただ社民党の残念なのは「市民との連携をまじめに真剣に考えない人たちが未だに多いようです。」結局労働組合の枠から出ることができない関係者が多いのです。
「市民活動に冷たい社民党」の印象はぬぐえません。ホームぺージをみると素晴らしいとは思いますが、知りうる限りの社民党の地方組織は労組依存型で全然駄目ですね。とても残念です。
社民党WEB
何故かといいますと「エネルギー政策」の転換を言っています。
脱原発” エネルギー政策の大転換を
海洋上の太陽光、風力発電システムはユニークで現実味があると思います。日本のエネルギー政策は2050年には原子力発電とそれをバックアップする火力発電をそれぞれ47%ずつにしようということを国策に掲げているのでおかしいと思いますね。
参考ブログ記事「やはりおかしい日本のエネルギー政策

それほどエネルギー資源を海外に依存してどうするというのでしょうか?国の安全は保てるのでしょうか?大地震への備えは大丈夫でしょうか?その点社民党の政策はええのではないでしょうか?
また有機農業で、「石油漬け農業から脱却を」ということも主張している。これなども環境問題と食の「安全・安心」と言った観点から必要な大事な政策です。
有機栽培農業は、井上いごっそう農園ブログを見るだけでも、大変な労力でされています。
ただ社民党の残念なのは「市民との連携をまじめに真剣に考えない人たちが未だに多いようです。」結局労働組合の枠から出ることができない関係者が多いのです。
「市民活動に冷たい社民党」の印象はぬぐえません。ホームぺージをみると素晴らしいとは思いますが、知りうる限りの社民党の地方組織は労組依存型で全然駄目ですね。とても残念です。