平和の問題

2008年08月27日

アフガンに自衛隊派兵反対

 一時期政府はアフガンに自衛隊を派兵すると表明した。アメリカの意向で。そうなれば今現地の武装グループに拘留されているNGO活動をされていた伊藤和也さんはどうなるのか。
 現地の日本大使館は事態の把握さえ十分にしていない有様ですし。

 アフガン邦人拉致:外務省の情報、混乱 独自の確認ルートなく毎日新聞)

 政府関係者さえ情報のない地域へ、日本人として現地に溶け込み、農業技術の普及をしていた伊藤和也さん。こういう人達が世界各地にたくさんおられます。

 すぐに国際貢献だといって自衛隊を派兵したがる政治家はその前に自分が現地へ行って確認ぐらいすべきでしょう。

 NGOの真摯な人達の活動は現地でも評価されていると思います。アメリカへの必要以上の肩入れと追随は、こうしたNGOの人たちを危険にさらすことになります。そのあたりについては同様の発言は安田純平さん(フリージャーナリスト)も発言されておられました。

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2008年08月07日

映画ヒロシマ・ナガサキを鑑賞しよう

89f2a88e.jpg この映画を2回、テレビで1回、合計3回見ました。ドキュメンタリー映画「ヒロシマ・ナガサキ」(S・オカザキ監督)は見ごたえと説得力のある映画でした。

 オカザキ監督は500人の被爆者と面接され、うち14人が出演されています。忌まわしい原爆の惨状と、ご自身の傷や後遺症のことも冷静に語られています。
 被害者でありながら「伝染病のように感染するのではないか」と差別され、就職もできず、結婚も制約された大変な日常であることを話されていました。

「死ぬ勇気も必要。わたしは生きる勇気を選択した。」というある被爆者の話は強く印象に残りました。
 「わたしたちも70歳を超えている。あと10年もすれば被爆者は少なくなり。国は私たちが死に絶えるのを待っているようです。そうではなく早く対策をしていただきたい。」

 原爆投下した空軍兵士や、原爆開発に関わった科学者も淡々と話している。

 この映画の優れているのは、被爆者や米軍関係者の証言を丹念に撮影していることと、原爆投下当時の日米のニュースフィルムにより、両国民の意識、戦争指導者の意識を描いていることです。

 日本はアジア各国の侵略戦争を繰り返し、そのあげくにアメリカとの開戦となった。アメリカ側は「日本は近代兵器を屈指し戦うが、その精神は我々と異なり2000年前のようだ。」と駐日大使が話していました。

 現在の核保有国はアメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国の国連常任理事国とともに、インド、パキスタン、イスラエル、イラン、北朝鮮と言われ拡大しています。

 核戦争の現実味がある現在であること、世界各国の市民は「ヒロシマ・ナガサキ」を見ることは必要です。

 昨日高知市の城西中学と潮江中学の生徒たちが鑑賞しました。あまりの被爆の悲惨さに泣き出す生徒もいたようです。「事実から目をそむけないでほしい」と主催者は訴えていました。

 昨日数百人を超える市民が「ヒロシマ・ナガサキ」を鑑賞しました。この映画は全世界の市民が見るべき映画です。見た上で核をどうするのかを冷静に議論すべきです。

 主催者の原発さよならネットワーク高知のみなさんありがとうございました。

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2008年07月31日

8月6日は映画「ヒロシマ・ナガサキ」を鑑賞しよう

a6f56e33.jpg 昨年12月8日に高知市で上映された映画「ヒロシマ・ナガサキ」。今年は8月6日の広島への原爆投下の日に高知市県民文化ホールにて上映されます。

 主催は原発さよならネットワーク高知です。高校生以下は無料と言うことで、市内の2つの中学校が「総見」に指定していると聞きました。

 淡々とした映画でした。私も時間の調整がつけば鑑賞したいと思っています。


(場所)  高知県民文化ホールグリーン

(鑑賞費) 前売り1000円 当日1200円

(時間)  10:00 12:00 16:00 18:00 20:00

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2008年06月08日

宿毛市長と商工業者は大原孫三郎の気概を見習え!

8486718b.jpg 5月の米海軍ミサイル駆逐艦の宿毛市への寄港。軍艦なのに岸壁では赤絨毯を引き「宿毛市あげての歓迎式典」を演出。反対運動を近寄らせないように県警機動隊まで配備したとか。宿毛市長も商工関係者も「経済は大変で背に腹は変えられんという」発言ばかりですね・

 寄港の関連記事は 土佐高知の雑記帳ブログ参考

 しかし待ってほしい。大昔倉敷市に陸軍基地の構想が明治40年にありましたが、大原孫三郎氏は断固反対し阻止しました。戦前の話ですから凄いことです。

 城山三郎・著「わしの眼は十年先が見えるー大原孫三郎の生涯」(新潮文庫)を読みました。昨年逝去された城山三郎氏。印象に残る経済人のストーリーが物語になっています。

 倉敷の大原美術館をこしらえたことで有名なクラボウのオーナーである大原孫三郎。倉敷にも岡山同様に軍隊に駐屯してもらえば、「お金が落ちる」と商工業者が誘致の動きを宿毛市同様にしたそうです。

 大原孫三郎氏は当時倉敷紡績を経営、若い女性たちを多数雇用していました。多数の女性を預かる身として「町の風紀を乱すおそれがある」と猛反対して阻止しました。非国民呼ばわりされてもひるまなかったそうです。

 かれのお陰で倉敷市は戦災を免れました。まず軍隊が駐屯しなかったことも大きい。また昭和5年に大原美術館を落成させています。昭和7年に満州事変調査に来日した国際連盟のリットン調査団の一部団員が倉敷の大原美術館を訪れ、エル・グレコを始めとする西洋絵画の名品のコレクションに仰天したそうです。

 このことから日本の地方都市倉敷の名が世界に知られ、太平洋戦争下でも、世界的な美術品を焼いてはならぬと倉敷は京都同様に爆撃目標からはずされたそうです。

 赤レンガの街並みや景観保存された大原美術館付近は今でも大勢の人たちをひきつけています。その気概を宿毛市は見習わないといけないですね。


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2008年02月09日

国の横暴を岩国市民は跳ね返してほしい!

 岩国市長選挙が激戦であると聞いています。わたしは土佐人として国の横暴に抵抗していただきたいと岩国市民の皆様へは申し上げたい。

 昨年の4月高知県東洋町の皆さん方は町長選挙にて、有効投票数の7割を超える投票行動で、核廃棄物反対の意志を表明した候補者を当選させました。東洋町の皆様の賢明な判断で高知県の海と自然が守られました。
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(東洋町長選挙の様子)
 参考 東洋町長選挙レポート

 かつて長州は、幕府に攻められ弾圧され大変な時期がありました。でも高杉晋作などが行動し、吉田松陰が気概を示しました。後に多くの日本国の首相を輩出したのは、「正しいことを頑として命がけで主張」したからでしょう。

 国に逆らえば交付金をやらない。そんな地元の意向を無視した「安全保障」があるのでしょうか?ありえないと思います。

 財政規模が20億円足らずの小さな自治体の東洋町。10億円の交付金は巨額で魅力的であったでしょう。しかし「いつまでも深呼吸を出来る東洋町。海も山も、川も子々孫々に渡す義務がある。放射能ではした金を貰ってら、その自然を子々孫々に残せない。」と断固として拒否した東洋町の皆様。

 岩国の市民の皆様もご先祖の長州人の気概を見せていただきたい。国の横暴に断固として立ち向かう長州人であったからこそ、土佐とも連携したのですから。




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2007年06月02日

平和の指数は日本が上位

2390d7df.jpg yahooニュースで見ました。平和度数世界ランキングでは日本は堂々の5位です。やはり日本国憲法の平和条項ー9条第2項の存在が大きいです。


平和度指数」世界ランキング、日本はG8最高の5位

 世界125カ国のランクで1位はノルウェー、2位はニュージーランドとか。英国が49位、アメリカは96位、ロシアは118位。イスラエルが119位で。イラクが最下位でした。北朝鮮はデータがないのでランク外だそうです。

 安倍内閣が米軍追随の為に憲法9条を改憲すれば、一気に平和度数ランクは下がると思いますね。

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2006年11月17日

沖縄から反戦平和の意志表明を!

8e85cbc8.jpg 沖縄現地の詳しい様子や、現地ならではの様子はわかりません。野党候補も与党候補も直接知りません。でもこの沖縄知事選挙はとても大事です。
 沖縄県民が代表して「国民投票」をされているからです。その課題とはずばり「米軍基地問題」です。

 米軍基地が沖縄経済で1500億規模であると聞いています。雇用面でも貢献しているやに聞いています。しかし宜野湾市や嘉手納町でのまちづくり面では障害ですし、何より「危険な存在」であることには変わりはありません。

 沖縄の知人は常に「沖縄は基地があるから攻撃される可能性があるので危険」言われていました。65年前に旧日本軍もハワイ真珠湾の米海軍基地を奇襲攻撃したではありませんか。軍事基地は常に攻撃対象なのです。先日沖縄の嘉手納基地に配備された迎撃ミサイルは、攻撃型の戦力を保有する米軍基地を守るためのものであり、沖縄県民を守るべきものではありません。

 沖縄の米軍基地は日本本土を守る防衛部隊として駐屯しているのではなく、殆ど攻撃部隊です。相手国に攻め入り、攻撃する装備と兵員で構成されています。朝鮮戦争、ベトナム戦争、イラク戦争すべてそうでした。すべて沖縄を兵站基地にして前線へ米軍が出撃していきました。

 市街地の普天間基地の海兵隊を名護市に移転させることは、攻撃力の増加にもなります。軍事力の増強につながりかねません。

 本来アメリカ海兵隊基地は「国外移設」が議論の対象です。名護市辺野古への県内移設は「論外」だったはずです。それだけに与党候補が知事になれば、政府の「傀儡」になることは、8年間の稲峰県政で証明されています。

 ですので沖縄県の皆さんは「米軍基地をNO!」という意思表明を19日にしてください。そうすれば安倍内閣の「国民生活を無視して日本を軍事大国にする政策」に歯止めがかるからです。

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2006年11月14日

市商の立派な国際貢献を誇りに思う

da7b2630.jpg 11日と12日の両日 高知商業高校の生徒が中心になり、はりまや橋商店街にて「はりまや橋ストリート・フェスティバル」が開催されていました。この行事は高知商業高校の生徒達の発案で始められ、フェスティバルの売上金でラオスに学校を建設する運動として始まり、今も継続しています。

 建設したラオスの学校を生徒達の代表が訪問し、実際に国際交流も実践されているようです。またラオスの産品も販売されています。もちろん食品や食べ物も商店街の協力もあり販売されています。

 最近 デタラメな高校の必修科目の未履修問題がありました。浅ましくも受験重視の歪んだ実態ですね。同じ高校でも高知商業高校は立派な目的で事業を運営していると思いますね。文部科学省は高く高知商業高校を評価すべきでしょうね。日本の国際的なイメージの向上に役立っているからです。しかも教育課程の中に「学校建設運動」が組み込まれ、継続されていることが素晴らしいことだと思います。

 ふだんと異なりはりまや橋商店街の木造アーケードに若い高校生達の声が響いていました。こうした活動をしておれば自然に郷土愛や愛国心が、強制されなくても醸成されると思います。文部科学省も自民党の文教族議員も「はりまや橋ストリート・フェスティバル」を視察すべきであると思いました。

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2006年10月31日

天木直人さん講演会がネットラジオに

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 2006年10月21日高知市の高新文化ホールににて、元レバノン大使天木直人さん講演会「軍事力で平和は実現できない」が開催されました。市民310人が参加しました。
 いろんな立場の市民が多数参加しました。講演会終了後は天木さんとの質疑応答も行われました。

 アンケートも多数の市民が回答いただきました。高い関心を示しています。
 このたび講演内容をインターネットラジオにしました。以下のリンクを参照下さい。


<松尾美絵さん挨拶>

<天木直人さん講演[前]>

<天木直人さん講演[後]>

<質疑応答>

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2006年08月18日

イスラエルのレバノン侵攻の意義は?

 ようやく国連の停戦決議が発効しました。しばしの休戦のようですね。イスラエルはヒズボラの拠点とミサイル発射地点を軍事的に押さえ込むつもりでした。ある程度は成功したようですが、その地域でヒズボラの支持者が増えたようです。

 ヒズボラはイスラエル軍の攻撃で破壊された市民の建物の復興資金を供出するようです。このあたりも根強い市民の支持があるようですね。

 結局お互いたいした成果もなく休戦になりました。このまま停戦が継続していただきたい。お互い力攻めで相手を倒すことは出来ないからですね。

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