長かった催事出展を終え、帰高。通常業務に戻りましたー
催事は6/2~6日の5日間、いよてつ高島屋にて開催された「この道ひとすじ 日本の伝統展」
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それまでも商品製作や慣れないブースづくりにワラワラしながら過ごし、会期中ひたすら立ち続けた5日間。
催事初出展ならではの体力的・精神的な厳しさをヒシヒシと感じつつも、親しい方が訪ねて来てくださったり、土佐市観光Styleの想いや話に耳を傾けて下さったり、出展者の方々のお心遣いに触れたりと、そのつど心の栄養補給をしながら無事終えることができたのでした。

催事期間中は毎日どこかしらブースのレイアウトや来場者へのアプローチを変更したり試行錯誤の繰り返し。
出展しなければわからないことも多く、学びの濃い5日間でした。

「束ね」「こんまい」
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伊予水引
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着物リメイクバッグ
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土佐い草クラフト体験ブース
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愛媛の方はイ草・畳というとほぼ皆さんが「岡山なら知ってるけど、へぇ~高知でも作っていたのね」と仰っていました。
これは過去、土佐のイ草や畳表は「売れれば良し(お金になれば良し)」で備後にわたり、備後表の増量材として販売されていたことが(隣県でありながら高知でイ草が作られていることを知らない)大きな原因の一つだということを今回ものすごく痛感しました。

その中で「このままでは将来産地でなくなってしまう」と危惧し「産地を産地として残さなければならない」強い思いを当時から訴え、皆とは違う意識と方法で独自の道を歩んできた野村和喜さん和仁さん親子のイ草づくりに改めて「信念」というものを感じました。

おそらく来場した方にとって「土佐い草」が何なのか、それこそ初耳
しかもその土佐い草を畳やゴザではなく香りのオブジェで持ち込むなど、かなり理解しがたい存在だったのではないでしょうか。
うんうん、そんな感じでしたもん。

「斬新っ」というお言葉もチラホラいただきました

だからこそ「伝わるものを」と、会期まで時間がない中(急ピッチで)一冊一冊手作業で仕上げた「土佐い草の本当
コピー用紙に印刷。更に折り、切り、貼りしたものすごい手づくり感お恥ずかしいーっ
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手のひらに載るほどの大きさです。
人様に胸を張ってお渡しできるビジュアルではありませんが、中身だけは自信を持っています。

小さな中に土佐い草のこと、生産者のこと、畳と日本人の関係、畳の流通や販売の現実、イ草と畳が持つチカラ、そして土佐市観光Styleの願いを綴りました。

自分たちが会場では伝えきれないことが、この小さな冊子を通してご来場くださった誰かの心に少しでも届けば嬉しいと思い心を込めて製作したものです。

この小さな冊子をどなたも「ありがとう」と受け取って下さり、翌日にまたいらして「あなた方のやっていることの大変さも真っ直ぐな思いも、ものすごく伝わってきた」と仰ってくれた方も

「教えてくれてありがとう」と声をかけてくださった方もいました。

20年くらい前に中国産と土佐表の両方を使って畳替えをしたけれど、今となっては畳の色が全く違う。本当に土佐表は今でも美しいのよ、と貴重なお話も伺うことができました。

それから、周りの出展者の方々が初出展の土佐市観光Styleを気にかけて下さったり、貴重なアドバイスを下さったりと本当に温かく見守っていただいてことにも深く深く感謝の気持ちでいっぱいです。
見るに見かねたと言えばそれまでかもしれませんが、伝統産業に携わっている人たちの何かこう独特の懐の深さと面白味に触れられたこともすごく豊かな経験でした。

職人さんとのエピソードはまた、ゆっくりと記事にしますね

もしお近くで「日本の伝統展」が開催される際には、ぜひゆっくりと訪ね、作り手や工房の方とじっくりお話しなさってみてください
きっと心の中に何か、新しい種が芽生えるはず