結構な雨が降った9/9(日)
終日、いの町紙の博物館(通称:紙博)にて水引ワークショップを行ってまいりました。
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当日の大雨で急遽キャンセルのご連絡があったりもしましたが、キャンセル待ちの方が駆けつけてくださいまして予定通り定員いっぱいでの開催となりました。
参加してくださった皆様におかれましてはお足元の悪い中お越し下さりありがとうございました
参加が叶わなかった方も次回(4/14)にご参加いただけると良いなぁと思います



9/7のブログ⇒『水引ワークショップはカスタマイズ可能。お一人様も可能♪でもお知らせしたように、今回は2時間で「結び」と「端材アート」の両方を仕上げるハードスケジュール。
時間いっぱいまで賑やかに製作活動が続きました

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この時「見本の製作用にお使いください」と事前に紙博から提供していただいた栞用の和紙がとっても美しく素敵だったので見て―

見本用の台紙
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楮100%の和紙の風合いや手触りは人の皮膚や体温にやさしく暖かく馴染み、美しさもさることながら情感のようなものを感じます。

よく見ると年輪のような模様があるでしょ。

これは板張りをしているからなのだそうです。
乾燥させるときに板に貼り付けるので板の模様が和紙に残るのだそう。
もちろん、一枚とて同じ模様の和紙はありません。

自然の素材と丁寧な仕事だからこその模様。


ほかにも数点見せてくださいました。
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何時間でも眺めていられる…

本物は良いと心の底からそう思います。

これらの和紙を見ていると土佐和紙の定義は原料・技術・道具・手順・工程・風合いなど細部に至るまでこだわるべきだと思いました。
〈土佐和紙〉の定義を明確にすることで〈土佐和紙〉も職人も守れる。
言い換えれば、高知で作られた和紙風のものを何でもかんでも土佐和紙と言ってしまう事の弊害に目を向けることも大切だと思うのです。

畳もそうです。
畳はイ草だからその役目を果たすことができるのです。
化学製品の紙やビニールで形だけ畳風に織られたものを畳だと言ってしまう事により、畳本来の役目を果たさないことで良さが伝わらないどころか、誤解を生み、畳とイ草の需要が減り産業が衰退する事態になるのです。

私がイ草産業を通して学んだのは、本物を真っ当に評価しない土壌こそが本物を失う原因であること。
その土壌を生み出しているのは誰なのか。何故なのか。

そこを深く見つめ着手しない限り、伝統技術や文化の形は残っても文化や技術が生まれた時の「心」や長年かけて培われた「思い」は残らないだろうと思うのです。

伝統文化・伝統産業を残したい理由は形? 心?

よく「お金にならないと続けられない」という声をききますが、これまで何百年と長きにわたって地域にお金をもたらしてくれた伝統産業を、いっときの時代の流れのため、あるいはいっときのお金儲けのために本物とそうでないもの同じテーブルに並べることで、むしろ本物は価値を失いお金を生まないものになっていく構造を認識しなくてはなりません。

その上で 何をすべきかを考える。

販路拡大や商品開発も必要な事かもしれません。
でも、もっと俯瞰的で長期的な視点で「伝統産業を残すということ」を考える。

伝統産業を残す道はただ一つ、手漉き職人に始まり原料調達までそこに携わる人達を守るということに他なりません。


伝統産業を残す。
そのためには《その人たちを守る》ために何をすれば良いのか、そんな観点から考えてみることも必要だと思います。


さて、紙博では次々と面白そうな展示やイベントが開催されています。
ちょこっとご紹介
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ランチは紙博入り口にある喫茶「七彩館」がおすすめ
七彩館

この日のランチ(副菜もいっぱーい)コーヒーもついて750円なり。お安くて美味しくて満足ナリ~
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